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ケント流 お金を増やす鉄則 100円を惜しんだ私が資産20億円に!!

「ケント・ギルバートのお金を増やす鉄則」
久しぶりに株の勉強をと思って本屋で目に留まった1冊の本。
「ケント・ギルバート??誰だっけ?」
なんとなく聞き覚えはあるが、顔まではっきりと思い出せない。
3日前の晩御飯を思い出そうとするのと似たような感覚。
誰が書いたか分からない本よりもいいかと思い、とりあえず、購入してみることに。

「お金を増やす鉄則」と書いてあるが、どちらかというと「日本人のお金に対する偏見を凝りほぐすマッサージチェアのような本」という本が私自身はしっくり来る。以下、共感した内容を中心にみなさんと共有していきたい。

改めてケント・ギルバートとは?


ケント・ギルバート

米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米国アイダホ州生まれ、ユタ州育ち。71年、米ブリガムヤング大学在学中に19歳で初来日。75年、沖縄国際海洋博覧会の際にアメリカ館のガイドとして再来日。80年、大学院を卒業し法学博士号と経営学修士号、カリフォルニア州弁護士資格を取得。東京の国際法律事務所に就職。83年、テレビ番組『世界まるごとHOWマッチ』にレギュラー出演し、一躍人気タレントとなる。近年は企業経営や講演、執筆活動も行う。

本書によると、たまたま友人の誘いで出た舞台をテレビ関係者が見て、『世界まるごとHOWマッチ』に出演し、芸能界に入ったらしい。
アメリカ時代は、父親が「地元の名士」と呼ばれるぐらい、不動産や投資で成功を収めていた環境下で育つ。お金の知識や資産運用親に関しては、親の影響は大きいとつくづく感じる。

株式投資の鉄則

「毎月収入の、10-15%を投資に回す」
「銀行に置いておくお金は毎月の生活費✖️6ヶ月分」
といったタイトル通りの「鉄則」の教えもあったが、
冒頭でも述べたように、「投資のHOWTO本」よりは、「株式投資への安心感を生んでくれるやさしい本」といった感じ。
中でも、「投資のリスクとリターン」と「国別の家計の金融資産形成」を表した図は非常に分かりやすかった。

著書は「ミドルリスクを狙いにいこう」と主張する。日本人は、投資リスクの一番低い「貯金」や「定期預金」に財を集中させることを「是」とするが、どうやらアメリカはそういった感覚が日本とは大きく異なるようだ。以下の図を見ると納得する。

株式・投資信託・債務証券までを一括りにしてみると、
日本は全体の「15.7%」
アメリカは全体の「55.2%」
ユーロは「29.6%」
投資を受けた企業は、事業に再投資し、更に事業を大きくすると考えた場合、この金融資産形成の割合をみれば、アメリカの経済成長が圧倒的なのがよく分かる。国民の「マネーリテラシー」の差が自国の経済に大きな影響を及ぼしている。
日本の「現金・預金」は54,3%、金額にすると1000兆円に当たる。「貯めるのは上手いが、増やすのが下手な日本人」と世界では揶揄されている。しかし、悲観しすぎることはないと私は思っている。
若年層では、投資をする人が増えてきている。iDeCoやNISAといった取り組みが、浸透してきている結果である。1000兆円ある「現金・預金」に回している世代の資産を投資が身近にある若年層が相続するタイミングは必ず訪れる。その時、日本の経済は一歩前進するのではないかと秘かに期待してる。

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