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「リラックスできる闇の作り方」蝋燭とハーブと書道で五感を開く

闇と密接に関係する「夜」、夜になるとよくないことばかり頭に巡るなど、マイナスな印象をもつ方もいらっしゃると思います。しかし、リラックスできる闇の特徴【予測できる闇】【自分と外界の境界線を見る】をいかして、不安に駆られる夜をリラックスできる空間にしてみましょう。

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前回の記事では、リラックスできる闇は、予測できる状況のもと、自分と他の物との境界線が闇の中でもぼんやり見ることができるため、安心感につながるとお話ししました。

今回は、この【予測できる闇】と【自分と外界の境界線を見る】を応用し、

・予測できる闇を自ら作り出す

・自然光を取り入れる

この二つを意識して、不安な夜が少しでも心穏やかな夜になりますように。


【予測できる闇を自ら作り出す】

予測できない闇に恐怖心をもつのなら、自ら作りだし、溶け込んでいけば良いのです。近年では24時間営業のお店が増え、深夜に町へでても煌々と蛍光灯の青白い光が照らしています。この明かりは、商品をはっきりと照らし分かりやすいほど自分と他のものとの境界線を認識できますが、一説にはこの青白い光が子供に悪影響を与えると言われているそうです。

部屋を少しだけ暗くしてみてください。調節ができない電気の場合は、どこかの部屋の明かりをつけたまま、自分の部屋を暗くしたり、何か小さな明かりをつけて部屋の電気を消してみてください。

ここで重要なのはいきなり全部の光を遮断しないこと。ぼんやりと自分と他の物が区別できるくらいの暗さを保つことです。


【自然光を取り入れる】

よく朝起きた時に自然光を浴びなさいと言われることが多く、日の光を見ている人は多いのではないのかなと感じます。しかし、月の光や星の光はどうですか?日の光ほど光量はないかもしれませんが、ぼんやりと、でも確かに輝いています。都会なら尚更部屋に届くほどではないかもしれませんが、目で見て自然光を自分の内に取り入れることができます。内に取り入れることで、消えてしまうかもしれない電灯ではなく、確かにそこにある消えない光がそばにいてくれるのです。


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闇を作り出し、自然光を内に取り入れること。それに、「音」「香り」「味」「触れる」をプラスすることでさらなるリラックスできる闇を作りだすことができます。先ほどの視覚からだけでなく、音を拾う「聴覚」、香りを味わう「嗅覚」、味を愉しむ「味覚」、触れて感じる「触覚」を使って、五感で開いていくことをオススメします。


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【書道家ちーがおすすめする闇の作り方】

①蝋燭 
蝋燭はお誕生日の時に吹き消すものだと思っていませんか?私は二年ほど前から蝋燭のとりこで、部屋中に蝋燭を置いているほどです。まず「音」、火をともし始めた時の控えめなぱちぱちという音から一転、少しずつ火が大きくなり、音は風の量や風向き、灯す時間、蝋燭の種類によって異なり、様々な条件で育っていく蝋燭に耳を傾けると、ゆったりと時間が過ぎていくのを感じることできます。アロマキャンドルでなくても、蝋燭には香りがあり、灯す前と灯している間、火が消えた後で香りが違います。蝋燭は私たちとともに闇に溶け込み、自然の光を放つ最高の闇のお供です。

②ハーブ(お好きな花)
アロマディフューザーやアロマストーン、ルームフレグランスで手軽に香りを楽しむのもよいですが、本物に触れることをおすすめします。摘みたてのラベンダーやお好きな花を買ってそばに置くことで、香りを通して本物の自然に触れることができます。男性でも挑戦しやすいお香もおすすめです。「味覚」という点でもハーブは有効で、例えば摘みたてのミントを数枚浮かべてお湯を注ぐだけで、甘味料なしでも味がしっかりと感じられる爽やかな飲み物ができます。

③書道
私がおすすめするのは「Japanese aroma」とも呼ばれている「墨の香り」です。アロマでは感じることのできないすっきりと冴えわたるような独特な墨の香り。筆を持たなくとも、墨に触れ、擦るだけで心も落ち着いていきます。「音」という点でも、すりすりすりと固い硯に墨が擦れる音は、日常で感じることのない心地よさです。


《本記事のまとめ》

明かりを薄暗くすることで予測できる闇を作り出し、自然光を取り入れることで安心感を得て、(+α 五感を使うものを取り入れて)リラックスできる闇を作ることができる。



闇は怖いだけじゃない。闇を効果的に使い穏やかな夜を過ごせますように…

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