ちー

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https://t.co/rUInafglfO?amp=1 文章を書くことが好きだった、と思い出しました。 好きな小説家は梨木香歩さん・原田マハさんです。

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【小説】シソと人間と。

-- シソの葉が生い茂っている。 まるで、私達に食べられまいと体を大きくみせ、青々と大きく成長している。 庭を埋め尽くす程のシソは、他の植物のことなどお構い無し。土の栄養分を根こそぎとっているかのような図々しい生命力に満ちていた。 シソと呼ぶべきではないかもしれない。 シソは、紫蘇と書くように赤シソのことを指し、青シソを私達は大葉と呼ぶ。 私の小さな庭に植えられたシソは、つまり大葉である。 大葉は、その名の通り大きな葉で他の植物たちを魅力していた。魅力していたのか、腫れ

    • 【小説】熱が溶けゆく甘い朝

      彼は寝ている。 夜に暑くて魘されていた私にかかる冬用の重たい布団を、軽やかなチェックの布団に変えてくれた彼は、まだ寝ている。 私のカラダの中で持て余していた「熱」は、布団の中と外の空気で丁度よく中和されていた。 するりするりと身を捩って布団から出て、ぺたぺたと洗面台に直行する。水を細々と出して、歯を磨くと、いつも通りにお化粧をした。 鏡に映る浮腫んだ顔が色付いた。 珍しい。ちらりと寝室を覗くと、水音で起きる彼が今日はぐっすりと眠りにおちている。 朝ごはんを作ってしまおう

      • 自分の字が「下手」だと思う人に読んでほしい。

        あなたは、自分の字を「下手」「汚い」と思いますか? 自分の字や書くことそのものに嫌悪感を抱いている人ですか? そのように思いこんでいる人に読んでほしい記事です。 自分の字を否定しないで 最初に言います。 私個人的な考えではありますが、一人ひとりに違った性格、声、容姿があるように字も一人ひとり違って良いと思います。 「習字 見本」と検索しても、色々な字があるように、書道家の字も一人ひとり違う。 美文字と一口に言っても、何が美しいのかを決めるのは自分。 下手、汚いという言葉

        • 書道家の頭の中を覗きませんか?【没頭】と喜怒哀楽

          書道をしている時に考えること。 頭の中の断片をまとめます。 没頭とは 喜怒哀楽、私たちに取り巻く感情に振り回されるこの現実世界で、心の平穏を少しでも取り戻すことは「没頭」だと思います。 「何か悲しいことがあったとき、悲しみを倍増させるのは時間。悲しみを和らげるのは没頭」 忙しいという字は、心(偏)+亡(旁) 誰かが亡くなった時、家族は葬儀の準備でばたばたと忙しくなります。心を亡くします。それは、心を亡くすための日本の古からの知恵がある。人を亡くす悲しみは計り知れないほど

        【小説】シソと人間と。

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          【雨】を表す美しい日本語 ~書道家の7選~

          あなたに降り注ぐ雨は、どんな雨ですか? 雨には、時雨、にわか雨、梅雨など色々な表現がされていますが…… 実は、雨は400語以上の日本語の美しさで表現されます。それら言葉1つひとつは人々の心が創り、受け継がれた美。またそれだけ、雨が人々の感性を揺さぶり豊かにする存在なのかもしれませんね。 今回は400語以上ある中で、書道家の私が選ぶ7つを書作品に添えてご紹介します。 季節や情景をつれて ①紅雨(こうう) 春の花が咲く時期に降る雨。赤い花に降り注ぎ、花が散る雨。 ② 月

          【雨】を表す美しい日本語 ~書道家の7選~

          「無理して、"毒"を食べなさんな」毒から学ぶ強かな人間の生き方。

          自然発生して蔓延する毒あなたは、誰かの毒になってはいませんか? 毒とは、見方によっては薬にもなる。 生物Aにとって毒だとしても、生物Bにとって毒ではない場合がある。反対に生物Aにとって生命活動を活発にする薬のようなものだとしても生物Bにとっては猛毒かもしれない。この見方は、私たちの日常生活に蔓延る様々な毒を認識させる。 例えば、自分にとってストレスになっている人が、自分にとって毒であっても、その人が他の人にとって有益であるかもしれない。一方で、自分が誰かにとって毒のよう

          「無理して、"毒"を食べなさんな」毒から学ぶ強かな人間の生き方。

          「リラックスできる闇の作り方」蝋燭とハーブと書道で五感を開く

          闇と密接に関係する「夜」、夜になるとよくないことばかり頭に巡るなど、マイナスな印象をもつ方もいらっしゃると思います。しかし、リラックスできる闇の特徴【予測できる闇】【自分と外界の境界線を見る】をいかして、不安に駆られる夜をリラックスできる空間にしてみましょう。 ************** 前回の記事では、リラックスできる闇は、予測できる状況のもと、自分と他の物との境界線が闇の中でもぼんやり見ることができるため、安心感につながるとお話ししました。 今回は、この【予測でき

          「リラックスできる闇の作り方」蝋燭とハーブと書道で五感を開く

          闇はなぜ怖いのか?怖いだけじゃない。リラックスできる闇がある。

          癒しの寝落ち書道家ちーです。 「闇」と聞くと、何をイメージしますか? 闇という漢字は、「左右両開きになる扉」「取っ手のある刃物」「口に一点加えた文字」からできた文字です。 多くの人は、マイナスなイメージをもち、「恐怖」という感情と結びつきやすいのではないでしょうか? ”なぜ、私たちは闇を怖がるのか” それは、【予測できない闇】【自分と外界との境界線の曖昧さ】が関係していると考えられます。 ①物理的な闇 (停電) 地震や電気の使い過ぎでブレーカーが落ち、停電が起きた

          闇はなぜ怖いのか?怖いだけじゃない。リラックスできる闇がある。