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勝手に読書感想

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勝手気ままに本を読んだ感想、感じたことを綴ります
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2020年5月の記事一覧

王様が教えてくれること

一番最初の本として何を選ぼうかと考えた時、やっぱりずっと変わらず好きな本にしようと選んだのが、『ちいさなちいさな王様』です。

ドイツの作家、アクセル・ハッケ作 那須田淳/木本栄共訳のこの本に出会ったのは、小学生の頃。当時の私は図書館で手当たり次第に綺麗な本を借りることに躍起になっていました。そんな中で出会ったのが『ちいさなちいさな王様』でした。コーヒーカップの横で威厳たっぷりのちいさな王様が新聞

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最後まで手放せない本。 『流浪の月』

当たり前ってなんだろう?
普通ってなに?言葉では言い表せない関係。
世の中で事実とされているものが真実とは限らない。
更紗と文の物語が自分の中にぐんぐん浸透してきて、一気に読み終えないと溢れてしまう気がして一気に読み終えました。

2020年本屋大賞を受賞した、凪良ゆうさんの『流浪の月』。もうすでに多くの方が読んでいるのではないでしょうか。

『流浪の月』を読もうと思ったきっかけは、たまたま聞いて

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はてしない物語の先に

本との出会い、本がその人の性格までも変えてしまう。主人公バスチアンは冴えない男の子。そんなバスチアンが一冊の本との出会いによって、めまぐるしく変化していきます。これは本の中のはてしない、はてしない冒険物語です。

この本に出会ったきっかけは、元々読もうと思っていた、ミヒャエル・エンデの作品『モモ』を探していて、気になって一緒に購入しました。本をネットで買う時には、できるだけ内容を知りすぎないように

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