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長男の奇妙な話2【夢版】

以前にも書かせていただきましたが、とっくに成人して今年26歳になる長男は、時々不思議な体験をします。


それは時には身も凍るような怖い出来事だったりするのですが、今回は「夢」の内容についてです。
どうも何かメッセージ性のあるような内容だったので、ここに記しておきます。

以下、長男の目線で書かせていただきました。


瞬間移動の夢


【シーン1】ー兵庫県西宮市の祖父母宅(私の実家。今は宝塚市に引っ越している。)
【シーン2】ー大阪府松原市の祖母宅(主人の実家。義母は他界。)
【シーン3】ー大阪府内の自宅マンション(芝生や桜の木が植えられた庭がある)
やっちゃんー私の妹で、幼い頃より長男はなついていて、もしかしたら母親の私より好きだったかも。しかし残念ながら15年前に他界している。(享年40歳。病没。詳細は割愛する。)

グレーS


【シーン1】
朝、目覚めるとなぜが西宮の祖父母の家で、遊びに来た時にはいつも寝泊まりする玄関を入って左の部屋だった。
しかも家の中があまりにも静かなので、あれ?と不思議に思って、廊下を通って洗面所を見ても、そのまま玄関を素通りしてリビングを見ても誰もいない。
戻ってまた洗面所の横にある階段で2階に上がると、正面のやっちゃんの部屋のドアが跡形もなく無くなっていて、完全に壁となり確認できなかった。
やっちゃんに会えないのをとても残念に思いながら、階下に降りて玄関へ向かった。

【シーン2】
外に出てみようと玄関の引き戸を開けると、そこは外ではなく、いきなり松原市のおばあちゃんの家の玄関だった。
1階を隅々まで確認したが誰もいない。
2階に上がると玄関側の窓が開いていて、白いカーテンが風にひるがえっていたので、カーテンを開けて顔を出して外を見てみたらいつもの変わらない景色だった。

【シーン1】
そのまま振り返って、また室内に目を向けると、驚くことに先ほどは完全に消滅していたやっちゃんの部屋の中だった。
「やっちゃんの部屋に来れたわ」と嬉しく思って、その姿を探したが当然ながらいない。
がっかりした気持ちはあったが、それを特別不思議とも思わず、また玄関から外に出てみた。

外に出て左手を見ると、本来は川沿いの道が続く自然豊かな景観があるはずなのだが、ずーっと先まで見渡す限りお墓が並ぶ広大な墓地になっていた。

本来の道がその墓地の中央通路になっていて、ひたすら延々とかなりの距離を歩いてゆくと、やがて大きな岩壁にぶち当たり、行き止まりになった。
その岩肌に沿って視線を巡らし上を見上げみたら、その壁は空まで続き、先が見えないぐらい高い。

たくさん歩いたので、ちょっと休憩しようと、壁と壁沿いにある細い通路の角の地べたに座った。
そのとたん、「家の鍵がない!」と急に思って、もしかして持っているのかもと、座った状態でズボンのポケットを探した。

鍵がない事に焦ってきたその時、前方から腕がにゅっと現れて、
「鍵はこれですよ」と聞こえ、その手のひらには鍵があった。
咄嗟に「すみません。ありがとうございます。」とお礼を言いながら受け取り、顔を上げると誰もいない。

【シーン3】
その瞬間、周りは自宅マンションの庭に変わっていて、
「ああ、家に帰れた」と思って安心したところで、スマホの目覚ましに起こされると、自分の部屋のベッドだった。


墓参りに行かないと!

その後2カ月後のある朝、長男からまた夢の報告がありました。

実家の仏壇の前にお坊さんが座ってお経を唱えているというワンシーンのみで、瞬時に「墓参りに行かなあかん!」と思ったそうなのです。

そういえば、3年ほど前に見た夢も不思議でした。

自転車で近所を走っていると雨が降り出し、ハンドルを持つ自分の手に落ちる雨粒を見ると、急に画面が白黒に変わって、びっくりして顔を上げると、目の前に古風な木造の家があった。
その門のあたりに、おじいちゃん(私の父)とおっちゃん(私の叔父)が立っていて、バーンという爆発音とともに二人の姿が幼い男の子に変わり、楽しそうに遊んでいた。

実家や親戚の叔母に話してみると、その木造家屋は本当に過去に住んでいた家かも知れないし、先祖からの何かしらのメッセージかな?
というのです。

あくまでも夢で、現実離れしたしたものなのですが、そうかといって自分が知る由もない祖父の実家まで登場したり、リアルな展開のようでもあります。
また、長男はその内容をいつも克明に憶えていて、すぐに話してくれるのですが面倒なのか興奮の冷めないうちの一度きりしか言いません。

お墓、祖父母の家、慕っていた故人などなど、これらの夢の共通キーワードはやはりご先祖です。

幼少の頃から、夢にうなされたり、急に寝とぼけて声をあげて何かから逃げたりと、今から思えば訳が分からない体験は頻繁にしていて、上手く伝える事が出来なかっただけだったのかもしれません。

この一連の夢はたまたま霊感アンテナの立つ長男がそのメッセージ電波を受信したと思えてならないのです。
その元は妹のやっちゃんなのか、もっと遡ったご先祖なのかは不明ですが、あの世からのメッセージのようなのです。



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いつもありがとうございます

ゆうさんへ、またまたご紹介いただきありがとうございます!

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ゆうさんはいつもみんなに寄り添った姿勢で、noteに取り組まれていて、いつも勉強させていただいています。
チャレンジ精神も旺盛で、その行動力は私も見習いと思っています。



皆さんのおかげです!いつもありがとうございます。

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