ハナダチサト

短い文で自分を表現しています

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【幕間】今から読む人とスキしてくれた人へ

私のnoteの書き方 私は詩を大体一年前、 去年の6月くらいから書き始めた そして12日前、 noteというものを始めてみようと思って 大体4時間に一回、過去の詩を4つ上げてきた 早いのか遅いのか 12日間でやっとタイムリーな詩に追いついた そして詩ではおさまらないこともあるので 詩を8つに一回くらい幕間話を書いた 私のバックグラウンドも知って より詩を理解してほしいから 幕間を全部読むのが面倒な人へ ・チサトは新卒からうつである ・Xジェンダーである ・介護をしてい

    • 【現代詩】まどろみ

      うかんでうかんで ふわふわと どこにいるのか わからない しあわせで ふかいなくらい ぼやけるせかい 私をしばりつけて 飛んでってしまわぬよう

      • 小さな死のススメ

        歩くことにつかれたら 小さく死のう今日の日は 縁石のぼり覚悟決め 歩道の上に飛びおりよう 息することすらつかれたら 小さく死のう今日の日は 湯船につかりひと呼吸 3秒間だけもぐってしまえ いつでも終われると言うのなら いつでも始められると言わせてよ 小さく死んだ今日からは 小さく生きようもう一度

        • 死にゆくを待つ

          カーテンを閉め切った部屋 薄くなった布団の上 死にゆくを待つ ひだまりの公園のベンチ 子どものあそぶ音の中 死にゆくを待つ 横幅1mもない自分の席 よどむ空気の下 死にゆくを待つ だれもが何かを残しながら 何かを諦めながら 死にゆくを待つだけだ

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        【幕間】今から読む人とスキしてくれた人へ

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        • ハナダチサトー生きる
          100本
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        • 約五七五七七
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        • うつ病と信仰
          33本

        記事

          【現代詩】界面コスモ

          あまりに雨つぶ多すぎて 野ざらしバケツ溢れてく ひっくり返し置いとけば きっとみんな思うだろう 僕は変わっていますので そのまま水を張ってたい ふちのギリギリ膨らんで 丸みを通して見える世界 余りに馬鹿げた綺麗さは 変わり者しか知らなくて 歪んで見えるリアリティ ひねくれ者しか解らない 理解を超えたその向こう 僕はそっちを生きてます

          【現代詩】界面コスモ

          【現代詩】去るうさぎ

          うさぎはかけて 孤独な季節はおわってく いない いない だれもいない からっぽの部屋に エアコンの温もりだけ 寂しいとしぬなんて そんなにか弱いわけもなく 甘くて苦いソレ 口にくわえて生きていく

          【現代詩】去るうさぎ

          明け方、緋色に染まれ

          朝焼けなんて映りはしない 彩度の低いこの部屋で 代わりに染まれ お前が染まれ 血管切り裂き ◯んでまえ 血液激らせ 生きてみろ 新しい日に過ぎ去る日に 悲劇を嘆くくらいなら 緋色に染まれ お前が染まれ 朝日は昇った お前はどうする

          明け方、緋色に染まれ

          【現代詩】遥かに去れ

          放物線を描く白球如く 青く澄んだ空に向かい 弾ける炭酸の泡沫如く 在りし痕跡すら残さず 清々しいだけの表情で この世の真理を湛えて 遥かに去れ 遠くに歌え 正しく散れ

          【現代詩】遥かに去れ

          【現代詩】ポッピンの夢

          いま君の手滑らせて 固い処へ落としてよ 薄く脆い命は失われ 輝きだけ地上に残す バラバラになりたい 散り散りになりたい 落ちた刹那の衝撃音 最後の音は遠く響け ポッピン、ポッピン ポッピン、ポッピン 一つ覚え鳴いていた 硝子細工の唯一の夢

          【現代詩】ポッピンの夢

          絹に溺れる

          死にたいぼく一人 白昼に素肌を曝しては 滑らかな絹に身を潜める 目を閉じれば 自分の形すら見失うぼく 絹の中に溶け込んで 病む時愛し合う時 包み込んでた温もりを 思い巡らせ一人生きる 肌を。 肌を。 絹で。 絹で。 息ができぬくらい さざ波のなか

          九月。心ここに無し

          時速六十キロにすら 心は置いてけぼりで アクセルを緩めては かげろうを見つめる 残暑にあらがっては つけたカーエアコン 手の甲心地よくても 孤独な心は凍てつく 君との暦を作っても 夏の頁が抜け落ちて 変わってしまった君 あの秋と戻ってきた 真意の読めない君に 心は置いてけぼりで ブレーキ踏みしめて 誰かの背中見つめる

          九月。心ここに無し

          【現代詩】ミント

          やっすいミントの味がする 午後10時の洗面台 チョコミントもモヒートも 僕はミントを受け付けない パフェの上にお高くとまって 君も僕が嫌いだろう? 唯一僕が口にする ペースト状のヤツの味 自分で選ぶことない味は 少しスリリングでスパイシー 僕らの時間を味にするなら ちょうどおんなじミント味

          【現代詩】ミント

          【現代詩】はじめのおと

          ドクドクと音がする 音は次第に早く大きく 音に溺れた私は そのまま君へと溺れていく どちらが溺れたのか どちらも溺れたのか チャプチャプと音がする 君はそれを怖がりもせず 雑音の多い世界は 今だけ二人にかき消され どちらが溺れたのか どちらも溺れたのか

          【現代詩】はじめのおと

          【現代詩】足りない夜

          まどろみ たゆたう ぼく一人 きみの手 足りずに 寂しいね くらやみ さまよう ぼく一人 きみの手 足りずに 寂しいね

          【現代詩】足りない夜

          【現代詩】ぽろり

          今日もいい天気 だけどどこからか 雨粒ぽろり 聞こえてくる 遠くで愛しの君が 濡れてはいないか タオルを片手に 旅に出よう 君は遠くて 遠くて会えない 雨粒ぽろり 聞こえてくる わかってるよ でも強がるしかない 雨粒ぽろり 私の頬に

          【現代詩】ぽろり

          【現代詩】ほどける夏の果実

          波音も潮風もない夏 恋人も友人もない夏 僕は熱冷却装置のついたこの部屋 ネットの海に溺れることにする あっという間の夏だった 高校球児の夏も終わった 夏の果実がほどけていく 死ぬことも生きることもできぬまま 果実はいずれ種となり また次の夏に実を結ぶ 次はかじることができるだろうか 酸味と苦味と甘味のひとときを

          【現代詩】ほどける夏の果実