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絹に溺れる

死にたいぼく一人
白昼に素肌を曝しては
滑らかな絹に身を潜める

目を閉じれば
自分の形すら見失うぼく
絹の中に溶け込んで

病む時愛し合う時
包み込んでた温もりを
思い巡らせ一人生きる

肌を。
肌を。
絹で。
絹で。

息ができぬくらい
さざ波のなか

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