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オンライン授業が向いているかもしれない

この前5月になったばかりだと思ったら、もう5月も半ば。

どんどん時間が過ぎていく中で、感じたことが一つ。

私、オンライン授業の方が好きかも。

これには色々な意見があると思いますが、

オンライン形式での講義が始まってから約3週間が経ち、少しずつ"オンライン"に慣れてきた私が思ったことを言葉足らずですが、書いていきたいと思います。

1. 周りを気にしなくて良い

私にとって、一番の利点は間違いなくこれ。

私にとって大学のお友達はとても大切ですし、良い子ばかりなんですが、仲が良いからこそ、お友達と受ける講義を合わせがち なんです。

私が周りに流されやすい、ということもありますが、友達が「この講義取ろうかな」となると、「じゃあ私も取ろうかな」ってなったり、学部の皆でわいわい集まって「皆でこれ受けよう」って講義を決めたり。

自分の受ける講義を決める ということにあたって、友達と一緒に受ける という条件は今まで必要不可欠なものだった気がします。

友達と一緒に受けた方が課題や普段の講義のプリントなどの情報の共有ができる、ということもありますが、

私自身一番抵抗があるのが、周りが全員知らない人 であることです。

知っている人が誰もいなくて、一人で受ける講義ってなんだか心細い。息苦しい。そんな風に感じてしまうんです。

小中高は"クラス"があったので、当たり前ですが周りの学生はみんな友達ですし、

通っていた塾でも、座る場所はいつも決まっていて、周りにいるのは"いつものメンバー"だし、なんなら学校のお友達も一緒に授業を受けていたりしました。

そういう学生時代を過ごしてきたのに、座席も全て自由で、周りは知らない人ばかり、授業に出る・出ないも個人の自由なので毎回いる人が違う、こんな環境にいきなりポイッと放り出されてしまう。

大学の講義って、私にとっては、思っていたより ハードルが高かった んです。

一人で受ける講義、というのは孤独です。

周りの目が気になってしまう性格である私は、周りからの目線や他の人の態度が過度に気になってしまい、一人で講義を受けていたら、講義の内容が頭に入ってこないような気がします。

しかし、オンライン授業はどうでしょうか。

パソコンと一対一。周りに誰もいない、かつ、友達と一緒に受ける必要もないんです。

なので、自分の好きな講義を周りを気にせず受けることができます。

今期の講義では、友達と合わせずに一人で受けている講義もありますし、興味のある分野の講義なので一人で受けていても孤立感を全く感じることがありません。

周りの目を気にせず、友達に合わせる必要もなく、自分の好きな講義を自由に選んで受けることができる。

これが、私の感じるオンライン講義の一番の利点だと思っています。

2. "大勢" 対 "イチ" から "イチ" 対 "イチ" へ

講義の形式によると思いますが、私の受けている講義の中では教授が講義を "webex" などを使ってリアルタイムで配信してくれる講義があります。

このような形式をとっている講義には、"チャット" という機能があって、

講義中でも教授個人にメッセージを送ることができるんです。

他の生徒たちが見ることができる範囲でも意見を述べることができるのですが、教授個人だけに送れるような機能も備わっているので、

講義中に一対一で会話できる。一対一で質問ができる。

という利点があります。

私の大学は、かなり大人数が在籍している学校なので、ゼミ以外の講義で教授と講義中に一対一で意見を交換する、というのは今までほぼ不可能でした。

しかし、"オンライン" という形式をとることで、それが可能になったのです。

また、学生や教授が使っている学内のサイトにある "掲示板" というページを通して、mp4などを用いた動画配信の後でも、自分たちが疑問に思ったことを教授に質問することができるようになりました。

教授は学生たちの書き込みや質問に対し、一対一で返信をしてくれます。

"オンライン"という形式をとることによって、前回の対面式の講義に比べて、教授と "一対一"意見交換をすることがしやすくなったのです。

今までは、学生 "大勢" 対 教授 "イチ" だった関係が、オンライン講義のおかげで、学生 "イチ" 対 教授 "イチ" という関係になり、一方通行だけの講義ではなく、双方向でのやり取りが形式上可能になりました。

また、双方向のやり取りが増えることは、講義の質を上げることができるという点や、学生の理解がより深まるという点にも反映されると考えます。

3. 自分で内容を噛み砕く時間が増える

小中高の講義に比べ、大学の講義はスピードがとても速いです。

文献や映像資料がどんどんスライドで写されていき、スライド通りのレジュメが配られていない講義は特にですが、

いつもの対面式の講義だと、講義を理解する < 板書を写す・スライドを読み取る といったように、まず試験に出るような、レポートに使えそうな用語をメモする、手元に残しておく、ということに必死になってしまっている自分がいます。

つまり、聞き逃し、書き逃しがないように、ということに集中しているせいか、

手段が目的化 してしまっている時が多々あるんです。

そんな今までの状態と比べ、オンラインという形式が始まってから、内容を理解すること に、より時間をかけられるようになりました。

例えば、

mp4といった動画や、mp3といった音声のリンクを貼られていて、それを見ながら、聞きながら講義を進めていく場合。

自分の手元にあるレジュメを見て、メモをとりながら、講義を受けていきますが、

もしちょっと聞き逃したな、今のよく分からなかったな、という場面があれば、動画や音声は 巻き戻すことが可能 です。

"巻き戻し" という機能を使うことで、要点を "書き写すこと" だけに気を取られず、"内容を理解する" ことに集中できます。

ちょっとこの単語分からないな、という時があれば、いったん動画や音声を止めてネットを使って調べてみたり、どういう意味だろうな、と自分で考える時間を確保することができます。

時間に少し余裕ができることによって、自分で物事を考える時間が増えるんです。

自分自身で内容を噛み砕く時間を、講義中に確保することができるので、私は以前より講義の内容をより深く理解することができていると思います。

こんな感じで、"オンライン" という形式のおかげで、以前に比べて今の方が私は何倍も真面目に講義を受けることができているし、今まではあんまり興味ないなあ、と思っていた分野も"面白いな"と思えるくらい理解度が深まっています。

ニュースでもよく報道されていますが、上記の記事でも述べられているように、日本はICT教育が遅れており、他国に比べてオンライン授業にも "慣れない" "やりにくい" というような マイナス意見が目立つような気がします。

でも、オンラインにはオンラインならではの良さがある!

実際オンライン講義を受けてみて、少なくとも私はそう感じました。

ということで、私個人としてはオンライン講義はとても気に入っている、というか、オンラインの方が向いているな、と感じています。

もちろん!対面式にも対面式の良さがあるとも思いますが、、、

"オンライン" という慣れないものだから、と言うようにマイナスな考えばかりしないで、前向きに、良いところを見つけて、今の状況を自分に活かしていけば、今よりきっと講義を楽しく受けれるはずです!

どれくらい今の状況が続くかはわかりませんが、慣れない中でも自分なりに、オンラインを利用して、活用していってほしいな、と思います。

状況はすぐ変わるわけではありませんが、できるだけ前向きに頑張りたいな、と思うそんな今日この頃でした。

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