「治療」編集部(南山堂)

プライマリ・ケア医向けの月刊誌「治療」の編集部が雑誌と連動した情報をお送りしていきます…

「治療」編集部(南山堂)

プライマリ・ケア医向けの月刊誌「治療」の編集部が雑誌と連動した情報をお送りしていきます! Facebook:https://www.facebook.com/chiryo1920  Twitter:https://twitter.com/chiryo1920

マガジン

  • 「治療」最新号紹介

    毎月1日に刊行される「治療」の最新号を編集部目線で紹介します!

  • 南山堂のおすすめ書籍

    編集部イチ押しの書籍を紹介します。制作担当者のウラ話が読めるかも!?

  • 臨床と宗教 死に臨む患者に私ができること

    プライマリ・ケア医は継続的に患者と付き合っていくなかで,患者・家族が感じる死への不安と対峙しなくてはならない場面も起こり得ます.本連載では「医療と宗教」という観点から,臨床宗教師やチャプレンとして活躍する方々と総合診療医との対話を通してスピリチュアルケアや看取りの心構えを探っていきます.

  • 「治療」ってなに?

    月刊誌「治療」がどんな雑誌なのか、歴史や特徴、キャラクターを紹介します

  • プライマリ・ケア研究 何を学びどう実践するか

    2022年6月に南山堂から発売予定の「プライマリ・ケア研究 何を学びどう実践するか」の内容や見どころを連載形式で少しずつ紹介していきます!この書籍はWONCA(世界家庭医機構)推薦のプライマリ・ケア研究の教科書であるHow to Do Primary Care Researchを翻訳したものです。この連載では各章から翻訳の時に印象に残った名言を紹介しつつ、内容について触れていきます。

最近の記事

  • 固定された記事

【最新号紹介】治療(CHIRYO)5月号 プライマリ・ケアにおける腰痛診療

こんにちは.『治療』編集部のRです. 『治療』5月号の特集は「プライマリ・ケアにおける腰痛診療」です. 腰痛はコモンな症状であり,あらゆる診療科で腰痛を訴える患者さんを診る機会があります. しかし腰痛の原因は多岐にわたるため,的確な診断と治療を行うのは容易ではなく,対応に悩むこともあるのではないでしょうか. 本特集では,プライマリ・ケアにおける腰痛診療に必要な知識と技術をエキスパートの執筆陣にご解説いただきました. 特集の目次あなたの腰痛はどこから?腰痛・殿部痛の原

    • 【書籍紹介】高齢者の元気をサポートする漢方処方プロセス

      こんにちは。編集Sです。 早速ですが今回は、もう間もなく発売予定の新刊をご紹介します。 「治療」読者の皆様にはお馴染みのあの連載の書籍化、第2弾! 「高齢者の元気をサポートする漢方処方プロセス」です。 あの大好評書籍の第2弾! 「漢方処方プロセス」シリーズは、谷川醫院の谷川聖明先生に漢方処方の考え方をレーダーチャートを用いて解説していただく大人気企画。 2021年6月号より『治療』にて連載中ですので、誌面で読んだことがあるという方も多いかと思います。 連載第1弾である「がん

      • 【書籍紹介】とびだせ‼ 飯塚漢方カンファレンス 漢方処方のプロセスがわかる

        みなさまは漢方薬を普段の診療で使うことはありますか? 頭痛に五苓散 ホットフラッシュに加味逍遥散 ヒステリー球には半夏厚朴湯 などなど,ある程度の知識があって取り入れている方も増えてきているのではないでしょうか. しかし,です. その処方,漢方薬を選んだ根拠は説明できますか? 「ぐぬぬぬ...!」と思ったあなた, そして「もっと漢方を使いこなしたい!」と思っているあなたにおすすめの書籍ができました. あれ、この文章、どこかで読んだ覚えがあるぞ!と思ったあなたには特におす

        • 【最新号紹介】治療(CHIRYO)4月号 プライマリ・ケアでみる 睡眠の悩み

          こんにちは.『治療』編集部のRです. 『治療』4月号の特集は「プライマリ・ケアでみる 睡眠の悩み」です. 「4月」と「睡眠」……. 花粉症の方なら,くしゃみや鼻閉で睡眠不足になりがちな時期ではないでしょうか.私がそうです. どの治療薬もいまひとつ合わず(効果が弱いか副作用が強烈),つらい症状に長年悩まされていましたが,数年前にビラスチン(ビラノア®)を使いはじめてからはずいぶんと快適に春を過ごせるようになりました. 眠気や口渇を感じないのにしっかりと効く.ついでにOD錠

        • 固定された記事

        【最新号紹介】治療(CHIRYO)5月号 プライマリ・ケアにおける腰痛診療

        マガジン

        • 「治療」最新号紹介
          43本
        • 南山堂のおすすめ書籍
          21本
        • 臨床と宗教 死に臨む患者に私ができること
          17本
        • 「治療」ってなに?
          6本
        • プライマリ・ケア研究 何を学びどう実践するか
          5本
        • 総合診療POEMs
          3本

        記事

          【書籍紹介】徹底深掘り! 蜂窩織炎 ―ジェネラリストのための皮膚軟部組織感染症診療ガイドー

          皮膚軟部組織感染症、と聞くと、 日々の診療の「モヤモヤ」や「あちゃ~」という感情がよみがえってくる方もいるのではないかと思います。 皮膚軟部組織感染症(SSTI)という括りでいうと、誤嚥性肺炎や尿路感染症に匹敵するくらい頻度の高い疾患となっています。 外来でも、入院管理でも、在宅医療でも出会うこの疾患、‟いつもの対応”だけ覚えて満足していてはもったいないと思いませんか? SSTI診療を深掘りし、得意になれば、一味違った臨床医になれるはず…! そんな思いからSSTI診療の深

          【書籍紹介】徹底深掘り! 蜂窩織炎 ―ジェネラリストのための皮膚軟部組織感染症診療ガイドー

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)3月号 実際どうなの? SGLT2阻害薬

          関東地方では先日、春一番の発表がありました。 去年より2週間早いということですが、気温が上がる日も増えてきていて季節の境界を感じますね。 気温も気圧も乱高下、体にやさしくない時期ですが、出掛ける時の恰好も難しくて、外と電車と職場で温度が違うのでいろいろ考えないといけません。 今月の「治療」の特集はSGLT2阻害薬、ということで糖尿病にも心臓にも腎臓にも効果がある、領域横断的な薬となっております。 この季節の過ごし方のように、いろんなところに気をまわしつつマネジメントする力

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)3月号 実際どうなの? SGLT2阻害薬

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)2月号 ロスジェネを診よう

          あっという間に年末年始休暇が終わり、もう1月半ば?! 歳を重ねるにつれて時間の流れが早く感じる編集部の🐤です。 私と同じことを感じている方もきっと多いはず。 そう、働き盛りの世代はとっても忙しいのです! 家事に育児など日々のタスクをこなすのに精一杯で、自分の体調は二の次!なんて人も多いのでは。私の周囲にも「健診でひっかかったけれど、忙しくて有休も取れないし、結局病院に行けてないんだよね~」と言っている人がいますよ。 そこで、今回の特集ではロストジェネレーションにフォーカス

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)2月号 ロスジェネを診よう

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)1月号 血液培養&グラム染色に恋せよ

          こんにちは.『治療』編集部のRです. 『治療』1月号の特集は「血液培養&グラム染色に恋せよ」です. 唐突ですが,特集の紹介の前にソフトテニス🎾の話をさせてください(!?) かつてヨネックスから「ボロン300」というソフトテニス用のラケットが発売されていました. このボロンは1本シャフトの後衛用ラケットで,面が小さいためスイートスポットが狭く,かなり重い.打感は硬く,とても扱いづらいラケットでした. 面が大きく軽量で振り抜きやすいラケットが次々と登場するなか,ボロンは時代

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)1月号 血液培養&グラム染色に恋せよ

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)12月号 看取りについて考える

          年の瀬となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 今年を振り返ると、世界的には戦争の話題が多かったように思いますが、国内では新型コロナウイルス感染症が5類になったというのが、暮らすなかでインパクトがあったように感じます。 先日、観光感覚で東京競馬場にいってG1レースのジャパンカップを見てきたのですが、途中のアナウンスで入場者74,000人といわれ、会場はすし詰め状態でした。しかし馬群が見えて、ゴールに近づいていくにつれて膨らむ興奮の渦というか、そのマンパワーでしか作れ

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)12月号 看取りについて考える

          【書籍紹介】症例から学ぶ栄養素欠乏

          皆さま食欲の秋、いかがお過ごしでしょうか? 野菜は高騰気味ですが気温も下がって鍋もおいしくなってくる頃ですね。 自分は残暑を理由にランニングを控えていたら体重が増えてきたので、冬にそなえて(おいしいものを食べるために)運動の秋も取り入れたいなと思います。 今回、ご紹介するのは雑誌「治療」で大好評&ロングヒットとなった 『症例から学ぶ栄養素欠乏』の書籍版です🌟 栄養素欠乏なんて昔の病気で、現代じゃ起こらないでしょ┐(´д`)┌ と思われる方もいるかもしれませんが、 じつは高

          【書籍紹介】症例から学ぶ栄養素欠乏

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)11月号 総合診療×脳梗塞

          つい先日気になったニュースがありまして、札幌で雪虫が大量発生したそうです。 私、出身が宮城県なのですが、雪虫というと今くらいの時期にふわっと1粒だけ舞い降りてきて、見つけると幸運になる!という謂れはないのですが、ポケモンでいうとサファリゾーンでラッキーに出くわすくらいのレア度で、季節外れの雪に見えるその情緒もあって割と好きな虫でした。 大量発生ということで、子どもたちは狂喜乱舞だろうなあと思って札幌の画像を見たら、想像の1000倍くらい、大気が雪虫に覆われていて「おお…」と言

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)11月号 総合診療×脳梗塞

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)10月号 明日から始める! ジェネラリストのための転倒予防アプローチ

          こんにちは.『治療』編集部のRです. 『治療』10月号の特集テーマは,転倒予防です. とくに高齢者の転倒は,頭部を強く打ち付けたり手や尻をついた際に骨折したりすると,死亡や寝たきりにも繋がることがあるためとても危険です. 実際に,65歳以上の要介護者等で介護が必要となった主な原因のうち,最も多いのは認知症(17.6%),ついで脳血管疾患(16.1%),老衰(12.8%),骨折・転倒(12.5%)で,不慮の事故のなかでは転倒・骨折が一番多い原因です. [国民生活基礎調査よ

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)10月号 明日から始める! ジェネラリストのための転倒予防アプローチ

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)9月号 とことん深めるライフストーリー 職業編

          いきなりですが、問題です。 あなたは病院のカンファレンスで症例報告をすることになりました。 患者は、犬の散歩の後に胸痛をきたして入院しています。 さて、プレゼンにあたってあなたは何を確認する必要があるでしょうか? これまでの病歴、検査の結果、今飲んでいる薬はなにか、いろいろ考えられるかと思います。 さて、一通りプレゼンした後に指導医から次の質問がきます。 「犬の名前はなんですか?」 これにあなたは答えられそうでしょうか? 今月の特集は患者のコンテキストを想像してみよう、と

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)9月号 とことん深めるライフストーリー 職業編

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)8月号   発達障害×慢性疾患

          連日の猛暑にぐったりしています。少しでも暑さから逃れようと、日が高い時間帯を避けて通勤するようにしていたら、地元の納涼花火大会の大混雑に巻き込まれてしまい…もうゲンナリ😖 花火も風情があってよいですが、暑い日は涼しい屋内(おうち、本屋さん、図書館など)で本を読んで過ごすのがオススメです! さて、8月号の治療は発達障害を特集します。 特集の目次 「なんかうまくいかないな」その理由って… プライマリ・ケアの現場で慢性疾患の診療にあたる際、「この患者さんは、もしかしたら発達

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)8月号   発達障害×慢性疾患

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)7月号 関節痛 リウマチ・膠原病診療に強くなる

          いよいよ夏らしくムシムシとした気候になってきましたね。 夜も気温が下がらなくて寝付きにくくなってきています。電気代の値上げもあるので粘ってエアコンを我慢していましたが、そろそろ使い時ですかね… 体調は崩さないようにしたいものです。 今月の特集は関節痛。 自分も学生時代は運動部だったので膝や手首はよく痛めていましたが、思い通りに動けないということが、痛みと同じくらいにつらいものです。 今回はプライマリ・ケア医で苦手に思っている方も多いであろう、リウマチ・膠原病の診かたについ

          【最新号紹介】治療(CHIRYO)7月号 関節痛 リウマチ・膠原病診療に強くなる

          【書籍紹介】臨床と宗教 死に臨む患者へのスピリチュアルケア

          医療に従事される方は患者さんがより長く、よりよく生きられるように日々苦心されていることと思います。 しかし、患者さんの余命がわずかになってしまったとき、医療としてできることは限られてきます。 「死」という圧倒的なものの前では医療は無力かもしれません。 しかし、患者さんのそばにいるものとしてできることはないのか。 本書は、それを探るためにプライマリ・ケア医の先生と宗教・死生学の専門家の方々との対談をまとめたものとなります。 死に触れる機会のある医療者だからこそ宗教と聞くと皆

          【書籍紹介】臨床と宗教 死に臨む患者へのスピリチュアルケア