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【最新号紹介】治療(CHIRYO)8月号 疾患治療で薬剤性便秘を作るな!

毎日暑いですね…家から一歩も外に出たくない編集部の🐤です。

さて、治療8月号では「薬剤性便秘」を特集します。暑さや人混みから逃れ涼しい部屋でのんびり読書…なんていかがですか。

特集の目次

■疾患別に考える! 新たな視点でのアプローチ
高血圧と便秘(杉原伸明)
腹部症状の治療と便秘(山脇博士)
神経痛治療と便秘 ─Ca2+チャネルα2δリガンドを中心に─(川口善治)
向精神薬服用患者の便秘診療(丸木 拓,他)
貧血治療における便秘(杉森尚美)
パーキンソン病治療と便秘(道具伸浩)
てんかん治療と便秘(榊原隆次)
便秘治療と便秘の増悪(飯田 洋,他)
抗がん化学療法と便秘(中山優吏佳,他)
抗ヒスタミン薬と便秘(佐藤健太)
過活動膀胱治療と薬剤性便秘(京田有樹,他)
オピオイド治療中の薬剤性便秘(梶浦新也)

■場面別で解説! 予防と対策の最前線
病院総合医の便秘診療(秋山由樹)
救急外来での薬剤性便秘予防(狩野謙一)
小児の便秘を悪化させないために(高村昭輝)
下剤依存の回避(津田桃子)
在宅・介護施設・療養病床での薬剤性便秘(清水洋介)

高齢だから便秘になるのは仕方ない?本当に?

外来や病棟に限らず、また、医療機関を受診していなくとも便秘の症状を訴える患者さんは多いのではないでしょうか。
とくに高齢者では、さまざまな疾患にかかり、それに伴って処方された薬剤によって二次的に便秘になっているケースも考えられます。

そこで、本特集では、さまざまな疾患治療において意外と見落とされがちな薬剤性便秘にフォーカスします。
内服している薬剤によって便秘を引き起こしたり、便秘を悪化させる可能性がある症例を取り上げて、それぞれの診療アプローチについて疾患別・場面別にご解説いただきました!

薬と便秘,新たな視点でのアプローチ

大切なのは、薬剤による便秘を単に刺激性下剤で解消しようとするのではなく、原因となる薬剤そのものを見直すことです。適切な薬剤への変更や、薬剤数の増加を抑えることが、下剤から解放するための鍵となるのです。

患者さん一人ひとりの生活の質を高め、より快適な日々を送るためのエッセンスが盛り込まれた特集となっておりますので、ぜひ御覧ください。
そして、便秘を訴える患者さんと出会った際にお役立ていただければ幸いです。

文責:南山堂「治療」編集部 🐤

『治療(CHIRYO)』2024年8月号
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