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ごあいさつ ってどんないみ?


“おはよう”
 ー 生きています ー

“いただきます”
 ー 健康です ー

“ごちそうさま”
 ー パワーチャージできました ー

“いってきます”
 ー 頑張ってくるね ー

“いってらっしゃい”
 ー 元気に帰ってきてね ー

“こんにちは”
 ー 元気です ー

“ごめんなさい”
 ー 不安です ー

“さようなら”
 ー リセットします ー

“ただいま”
 ー 無事です ー

“おかえり”
 ー 待っていたよ ー

“おやすみ”
 ー ゆっくり休もう ー

“おめでとう”
 ー わたしも嬉しい ー

“ありがとう”
 ー 幸せです ー


あいさつはシンプルなメッセージ

小さいけれど、大切なこと
小さいからこそ大切なこと

あいさつを交わすということは
自分を伝えるということ
自分と人とをつなぐこと

心を込めて伝えたい
何度も、何度でも




ごあいさつってやさしいことば
なかよくなるためのまほうのことば
とってもちいさなことばだけれど
まるでまほうをかけるみたいに
とってもおおきくなるんだよ
すごいちからになるんだよ

とてもだいじな いみのある
とてもだいじな ことばなの

ごあいさつからはじめてみよう



職場の小さなこどもたちにも あいさつの大切さを伝えています。
みんな大きくなっても、気持ちよくあいさつのできる人でいてほしいなぁと思います。

私の仕事は、リモートではできません。
職場でも家庭でも 顔を合わせ触れ合って言葉をかけて成り立ちます。

どちらにも相手があって、気持ちを通わせることが必要になります。
その気持ちは明るく健康的であることが理想です。

そこでまず大切にしたいのがあいさつ。

いろんなあいさつについて、本質をひとつずつ自分なりに解釈をして書き出してみたとき、そのどれもが謙虚さをまとう言葉だなということと、前を向いている言葉だということを感じました。


***


以前、日常のあいさつで、度々返事が返ってこない方に戸惑ったことがありました。

「おはようございます」
「ありがとう」
「お疲れ様でした」

至近距離で顔も合わせているのに。
本来はきちんとあいさつできる人なのに。
もう一度言っても返ってこないと諦めました。

それは私にだけではなく、みんな気になっていたようでした。

何か考え事をしてたとか、忙しく仕事のことに頭がいっぱいで余裕がなかったのかもしれません。
あるいは、性格の違いや感覚や価値観のズレみたいな 些細な仕方のないことなのかもしれないけれど…

度重なればやはりどうしても気になります。
そのままにしておけば、その人を含めたみんなの居心地が悪くなってくるはずです。
不満やわだかまりがあれば関係は揺らぎます。
仕事にも支障が出てきます。
そのまま諦めて放っておくのではよくないなと思いました。

友達なら違和感があれば距離を置くこともできるけれど、仕事仲間や家族はなかなかそう簡単にはいきません。

繊細な糸どうしは、ひどく絡まってしまうと ほどくことができずに 最後は切るしかなくなるのです。
小さなヒビは大きなキレツになり、ふとしたことで一度崩れてしまっては、もういくら元に戻そうとしても完全に戻すことは難しく 傷跡になって残ってしまうのです。

それではもったいないし 残念だなぁと思います。
人間関係の基礎は 繊細で脆いもの。
もし失いたくないと思うなら丁寧に信頼を重ね 絆を強くする必要があるのです。

言葉の選択、伝え方、伝わり方、タイミング、バランス…
みんなそれぞれ違うから、正解のない気持ちの微調整はとても難しいですね。


あいさつは反射的に交わせるほどにしみついた 日常的な行為であり言葉です。
けれどそこには、本来メッセージや気持ちが込められているはず。

その人のその時には その気持ちがなかったとか…? それはある意味正直とか?
そんなふうに捉えたら 少しは納得できたような、諦めがついたような気にもなるけれど、それでは解決になりません。

プライドを傷つけないようにして、こちらの気持ちを理解してもらうには、思った以上に長い時間が必要でした。



家族でもケンカしたり落ち込んでいたりすると あいさつがおろそかになったりしますね。
私にも経験があります。
その時は、気持ちを伝えるそんな余裕がないんですね。

けれどもそれでは心は健康的ではありません。
塞がれて縮こまり暗くなってさみしいです。

仲直りもあいさつから。
素直なあいさつひとつで仲良くなれたりします。
きもちが通じると 心が晴れてうれしいですね。

いつもみんなが気持ちよくいられたら…

その場をやわらげたり、雰囲気をつくり出したり、空気をクリアに保つことは、実は密かにわたしに与えられている役割でありミッションなのかなと感じています。

ひどくからまって ほどけなくなる前に、
ヒビが大きくなって崩れてしまう前に、
空気が悪く不味くなる前に。

なんとかしたい、なんとかしなくちゃ。
気づけばいつもそんなふうに立ち回っています。

人それぞれの癖や個性を理解して、その人に合った対応がうまくできれば、糸が絡まる前にほぐせるし、ヒビが入るまえに補強できます。

安心して過ごせる場所をつくること
それがわたしの仕事です。

あたたかい笑顔と言葉を心がけて、風を通す。
そんな役割を果たせるように、
小さなことからコツコツと取り組みたいと思います。

人がいて、自分がいる。
ひとりじゃないから みんなでいっしょに
いつも笑っていられるように。


“ お疲れ様でした ”
 ー あなたに助けていただきました ー



#30. 『 人間関係 』

⭐︎傷つけず君から皮を剥くように はずした薔薇の棘はもう過去

⭐︎  人の波 ひとりじゃないから絡まってめんどくさくてあたたかいのよ

       ー ちる ー



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