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探鳥会レポート<T峡編>1/3話 2023年4月 カモ、ここでもいいカモ

    先日、ニコ支部K分会主催の探鳥会に参加しました。
 場所はT峡です。

 集合場所の駐車場に停めて、車を降りると、鳥のきれいな歌声が聞こえてきました。

 耳を傾けていると
 「キビタキが来ているね」

 参加者のひとりがキビタキを探しに行くというので、後に付いていきました。

 その人が向かったのは隣の神社でした。
 「いつもならこの辺にいるのだけど……」
 という場所を探したのですが、見つかりませんでした。

 キビタキの歌声はまだ続いています。

 駐車場に戻ると、集まった参加者がキビタキの鳴き声に耳を澄ませていました。

 受付が始まっていたので、受付で記名し、参加費として保険料を支払いました。

 定刻になって
 「集まってください」
 と声がかかりました。

 今日のコースの説明がありました。
 水分を取るように、車の施錠を確認するように連絡があって、先頭がスタートしました。

 神社の境内を歩いて、その先にある吊り橋に向かいました。

 吊り橋が見えるところで探鳥会ご一行は足を止めました。
 「なにかいましたか?」
 「キビタキ」

 キビタキを見つけられた人は
 「きれいな黄色」
 なんて言っていましたが、私には見つけられませんでした。

 スコープ隊が
 「入っているから、早く……全身じゃないけど」
 そうに声をかけてくれました。

 キビタキが見られるなら全身じゃなくてもOKと思って覗かせてもらいました。

 見えたのは……キビタキの胴体だけ……木の枝がかぶって頭が見えなかったのでした。

 思わずボソリと「頭がない……」と言ってしまいました。
 ぜいたくを言うつもりはなかったんですけどね。

 探鳥会ご一行は吊り橋に出ました。

橋からW川を見下ろしたところ

 木が茂っている中でちょろちょろしているのはメジロでした。

 上空を飛んでいるのはツバメやカワウ、遠くで鳴いているのはオオルリということでした。

 あまり鳥らしい鳥を見られなかったので、吊り橋をさっさと渡って、その奥のダムに行きました。

 探鳥会ご一行はダムの堤体の上からダム湖を観察しました。

 湖の奥の方を見て
 「オシドリ」
 まだきれいな羽根のままのオシドリが湖を泳いでいました。

オシドリのつがい

 「マガモがいる」
 そういう声が聞こえたので聞き返してしまいました。
 「えっ、マガモ?」

 見てみると湖の奥の暗いところにマガモのつがいがいました。
 渡り鳥であるマガモがまだ残っているのは意外です。

マガモのつがい

 理由があって渡るのを見送っているのかもしれませんが、つがいでいるならさみしくないね、と思いました。

2につづく。


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