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鳥、不在 探鳥会レポート<S社編>2/3話 2023年11月

 先日、ニコ支部の探鳥会に参加してきました。
 探鳥場所はS社の敷地内です。

 通常は立入禁止なので、ちょっと楽しみにしていました。

 探鳥会ご一行の目の前にビオトープが現れました。

東のビオトープ

 残念だと思ったのは、そのビオトープの四方はコンクリートで固められていたことでした。
 工業用水のため池を使わなくなって、ビオトープと呼んでいるだけみたいな感じ。

 池の周囲の木にシメが3羽止まっていました。
 スコープ隊がシメを入れてくれたので見させてもらいました。

 シメが1羽飛び去ると、またスコープ隊の人が別のシメを入れてくれるのでした。
 ありがたいです。

 私がシメを撮ろうとしたら、警戒されて、飛び去ってしまいました。

 松の木の所にシジュウカラが来ていました。

 葉がたくさん残っていて、小鳥が飛び交う様子は分かるのですが、肝心の鳥が見えません。

 「あ、いるよ、キクイタ」
 「キクイタダキ?」
 「そう」

 キクイタダキのいる木を教えてもらって、5~6人で、その松をじーっと眺めていました。

 そのとき、しんがりを務める役員が無言でスコープを持って近くに立っていました。
 決して、何も言わなかったのですが、早く進んでくれないかなというのがヒシヒシ伝わってきたので、キクイタ探しをあきらめました。

 それにしても残念でした。

 「猛禽類がカケスを襲った跡!」

 そんな声が聞こえました。

 その少し先に、羽根が数枚散らばっていました。

 カケスの羽根にはきれいな青いワンポイントが入っていますが、そういうきれいなのは先に進んだ人が拾ったようでした。

 探鳥会ご一行は工場の敷地との境までやってきました。

 立ち入り禁止になっているゲートの脇には人がひとり通れるくらいの細い道があって、そこから外に出ました。

 その先は農業用水を貯めておくダムになっていました。
 残念ながらここにも鳥はいませんでした。

南の貯水池

 探鳥会ご一行はガッカリしながら工場に戻っていきました。

 工場内のトイレを使えるように手回ししてありました。
 休日で真っ暗な工場内を迷いつつトイレに行くのはなかなかスリリングでした。

 散策道が工場の敷地を経由して先に続いていたので、最初から工場のトイレを解放しているのかもしれません。

3につづく。


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