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探鳥会レポート<K里山編>1/2話 2023年10月 里山にいる鳥を探して

 先日、ニコ支部O分会の探鳥会に参加してきました。
 場所はK山のふもとにある里山です。

 着いたときには人がいなかったのですが、トイレから戻ってきたら受付が始まっていました。

 受付を済ませると、集まった人たちが双眼鏡であちこちを見ています。
 電線にキジバトがいて、違う方向の木の上でもキジバトがデーデポッポーと鳴いていました。

キジバト

 まもなく時間になりました。

 ちなみにO分会の探鳥会は8:00開始です。
 いつも地元の人ばかり参加していると思っていたけど、朝が早いから、結果的に近場の人が多くなるのかもしれないと思うこの頃です。

 分会長のKさんを中心に円陣になりました。

 Kさんから今日はノビタキを探して田んぼの中を歩きますとコースの説明がありました。

 「今日は初参加の方がいます」
 Kさんが指した方向にいた若い女性が頭を下げました。

 参加者から
 「いろいろ教えてあげてください、でしょ?」
 という声が上がって、Kさんは苦笑しながら「そうです」と答えました。

 「出発します」

 でも、歩き出さない探鳥会ご一行。

 実は近くにあった木に小鳥がちょろちょろと移動しているのが見えたのでした。

 双眼鏡を覗きながら
 「メジロ」
 「コゲラ」

コゲラっぽい

 小鳥たちはあっという間に姿を消してしまいました。
 見送ってから探鳥会ご一行は歩き始めました。

 最初にD寺へ向かいます。
 墓地の脇の階段を上がると、そこは彼岸花畑になっていました。

 彼岸花を育てているので足を踏み入れないでくださいと注意書きがありました。

 役員のSさんと
 「今年は彼岸花が遅いですね」
 「もう10月なのに、まだつぼみがあるなんて、確かに遅いですね」
 と、言い合いました。

 彼岸花の脇を進むと、O分会の長老とすれ違いました。
 先に単独で探鳥会をしていたみたいです。

 「ノビタキ、いなかった」
 長老はそう言って帰りかけたのですが、役員が引き留めました。
 「あれ、一緒に歩くんじゃないんですか」

 参加する気はあったみたいで、長老は一緒に歩き始めました。

 長老は私を見て
 「シギチを見たいと言っていたのはあんただろう」
 と、言いました。

 私は分会長のKさんに「シギやチドリを見たい」と言ったことがあったのです。

 そういうわけで、道中、長老からシギチ情報や、シギチを見るときの心得などを伝授していただきました。

 探鳥会ご一行は広場に出ました。

 ジュッ ジュッ

 聞こえてくる鳴き声はカオジロガビチョウのものでしたが、目の前の生け垣を出たり入ったりしているのはガビチョウでした。
 声だけ吹き替えみたいな感じ。

 探鳥会ご一行は鳥合わせ用の紙を取り出し、ガビチョウとカオジロガビチョウに丸を付けたのでした。

真ん中にガビチョウ

 D寺でトイレ休憩がありました。
 ご本尊に手を合わせてあいさつをしてきました。

 D寺の反対側にある出入り口からK里山に出ました。

2につづく。


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