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心に近づく心理占星術

こんばんは𓂃☽*𓈒
今回は、私が今学んでいる心理占星術について。

心理占星術は
占星術を心理学の理論と結びつけたもので
従来の占星術の当たる当たらないを超えて
運命が宿命的に記されたものではなく、
性格の潜在的発展性を象徴するものとして捉え
個人の心の発達、個人が自己実現していくための
サポートをしていくものです。

心理占星術といっても
結びつけた心理学の理論やアプローチが異なると
読み方がだいぶ異なります。
私が最初に学んだのは
ユング心理学と結びつけた心理占星術で
今学んでいる心理占星術は
欲求理論やアドラー心理学と結びつけたもので
大きく異なり苦労しているところです。

どの心理占星術が正しいとか、
間違いとかはなく、
その人に合っている、納得できる
というのが大切だと思います。

私は、
今学んでいる心理占星術に
感動させられることが何度もあり
この心理占星術に可能性の光を感じています。

ネイタルチャートを読むことは、
自己理解、他者理解にとても役立ちます。

息子のネイタルチャートを
今の心理占星術の講座で
深く読んでいただいたとき、
私は、この子の本質を
何も理解していなかったんだと
衝撃を受けました。
心理占星術を子育てに生かせないかと
研究もされている先生なので
的確に息子の本質を読み、
鳥肌が立つような衝撃でした。
この経験のおかげで、
不安定な時期を親子で乗り越えられたと
思っています。

息子は内向的な性格で、
いつもどこか自信がなさげで、
初めての体験を怖がり、
友達を作るのにも時間がかかるタイプ
親としてはとても心配な存在でした。

高校生活になかなか馴染むことができず、
休みがちになったこともありました。
一週間、学校に通える週がなく、
部屋に引きこもることが多く、
外の世界へ向かっていかない息子を
心配ばかりしていました。
思春期の男の子特有の、
自分のことを言わない、話さない、
何を考えているのかわからない状態。
だけど、これくらいの年齢の子は
放っておいて欲しいよねと
勝手に理解した気になっていました。

そんな息子のネイタルチャートを先生が読むと

ここが自分の居場所だと感じるには長く時間がかかるであろう。

自分自身の世界の中に引きこもりやすい傾向が
あるが、社交的なものに触れていくよりも
自分の世界感に触れることで
自分の世界が充実していく子なので
自分の世界に籠る時間、
自分の世界に籠る作業があったほうが、
この子らしくなっていく。

物語に触れたり、大きな世界に触れることが
自分の居場所を感じられ安心感を得られる。

自分の内的な物語に触れながら、
自分自身を充実させ安心感を得ながら
外の世界へ向かっていく。

最終的に自分の見ている物語を、
自分の知識や技術を使い
表現していこうとしている。
子どもは、
能力や個性を探されるよりも、
自分の抱えている思いに
寄り添ってほしいのではないか。

これを聞いた時、ハッとさせられました。
私は、息子の心配ばかりをしていましたが
一度でも息子の見ている世界を
理解しようとしたことがあっただろうか。

大人になって苦労しないように
集団でやるスポーツをさせてみたり
成績の良い理系を伸ばそうと塾に入れてみたり・・・
息子の本質を理解しないまま、
心配ばかりしていました。

私自身がもっと社交的に生きれたらと
思っている部分が大きかったので
不器用な息子が少しでも
生きやすくなるようにと
思ってのことだったのですが
息子にとっては
見当違いの負担でしかなかったでしょう。

息子は本屋と図書館に通う
物語の世界がとても大好きな子です。
物語の世界で居場所を見つけると
高校生活も安定し友人もでき
見たい画家の絵があると遠くても美術館に
一人で出かけていくようにもなりました。

私も見たい作品があれば
県外でも一人で見に行くので
彼にとって、
物語や歴史に残る有名な作品に触れるときが、
どれだけ重要なことか感覚的に理解できました。

そして、彼の世界を理解したい
少しでも
彼の見ている心の世界に近づきたいと思い
息子の読んでいる本を借りて
読むようになりました。
純文学が好きな子で、
恥ずかしながら難しい印象が強くて
純文学を読まなかった私にとっては
この息子の存在があったから、
純文学の作品に触れ、
その世界の美しさを知ることができました。

ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」は、
100年以上の時を超えて
今も思春期の子ども達の胸に届くように
物語は時間を超えて
自分と同じように感じ
自分と同じように考え
自分と同じように苦悩していた
人がいたという安心感や居場所を
もたらすことができます。

私は心理占星術を学び、
息子の心に近づくことができたような
気がします。
息子から本を借りて読むようになり
会話も増えました。
理系にいる息子が文系を受験したいと
言ったときの衝撃も少なかったです。
子どものころから理系の成績が良く、
文理選択で本人は迷っていましたが
先生も親である私たちも成績の良い理系を
勧めてしまったことを後悔しています。

成績が良いというのは
一般的にわかりやすい光の当たる部分です。
しかし、
すぐにできるというのは
本人もなぜできているのか、
本当に理解していないことが多いです。
成績が悪い部分というのは、
どこかにつまずいていて
理解に時間がかかっているだけ
なのかもしれません。
それでも好きという情熱で
諦めず取り組むことで
そのつまづきの部分が解消されたとき、
本当の光の原石はこれだったのか
ということがあります。
理解しようと努力しているぶんだけ、
すぐにできたものよりも理解度が深いです。

このタイミングで
今の心理占星術を学ぶことができていることに
感謝を感じずにはいられません。
この心理占星術でなければ
息子の本質の核には触れなかったでしょう。

人の心を感動させる
この心理占星術は一流の技術で芸術の域です。

実際の鑑定の現場では、
ネイタルチャートだけでなく
様々なチャートを用いて、
ネイタルチャートだけではわからない
その人の「今」を読み、
さらに、その人の心に近づきます。
今はそれを学んでいる最中ですが
それぞれのチャートがリンクしていて
本当に驚かされます。
古くから占星術が廃れることなく
受け継がれてきたのは
こういったところにあるんだと感じます。

占星術をさらに発展させた心理占星術
講座が進むたびにその奥深さに
感動するのです。

時期読みの感動も、
また別の記事でお伝えできたらと思います。
読んでいただきありがとうございました♥︎︎∗︎*゚


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