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【古典はかわいい】すらすら読める枕草子

「犬は「びよ」と鳴いていた」の山口仲美センセイの「枕草子」です。
枕草子なんて受験以来読んでないや…でも学生時代は古典は得意だったな。それよりも好きだったのは漢文でしたが。
源氏物語もよくテスト問題に出ていましたが、枕草子のほうが好きでした。明るい感じがして。

さて、「すらすら読める「枕草子」」です。
まず初めに、テーマごとに原文が紹介され、次に現代語訳。そして山口センセイの解説と進んでいきます。正直こんなに古典を面白く読んだのは初めてでした。学生時代に古文を諦めていたひとでも読んで欲しいです。面白くて古典を学び直そうかと思ったくらいです。


古典はリズムが素敵

じゃあお前は原文が分って読んでるのか、って聞かれそうですが、全くわかりませんし古典の文法のルールも単語の意味も覚えていません。
でも、現代語と比べて軽くて(随筆ということもあるのかもしれないですが)リズムが心地いいんです。歌を歌っているみたいな感じがします。

清少納言の感性に惚れ惚れ


解説にもありますが、清少納言の感性の豊かさに惚れ惚れです。この事はたくさん出ている解説本にも多く語られているのですが、現在の私達にとって共感できることが多く、この話が長く語り継がれてきた理由がわかります。

山口センセイの解説が素敵

何といってもこの本を最後まで読ませてくれるのは山口センセイの解説なのではないでしょうか。
古典を久しく読んでいない素人の私でもワクワクさせてくれます。「清少納言が好き」「枕草子」が好き!という山口センセイの気持ちがひしひしと伝わってきます。

大河ドラマで紫式部のライバルとして登場するらしいのですが、清少納言目線でドラマを見るというのも面白いかも。
(第一回だけ観て、録画が溜まっているのでできるがわからないですが…)


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