ちりえん-縁あれば千里- wako

中山間地域のとある村でひとり農業やっています。主に、水稲・大豆・雑穀など。 栽培期間中…

ちりえん-縁あれば千里- wako

中山間地域のとある村でひとり農業やっています。主に、水稲・大豆・雑穀など。 栽培期間中、農薬化学肥料不使用。 水稲栽培品種▷ササシグレ、ヒトメボレ、いのちの壱、こがねもち、紫米。 冬季は、自家栽培した米と大豆を使用した味噌づくりWS開催。note備忘録

最近の記事

作業日誌とりまとめ。側溝に落ちて、柿

====================== 作業日誌とりまとめ。 覚えてることをツラツラと ====================== 稲刈り、脱穀が終わると、落ち着いたでしょと言われるのですが、 まだやらなきゃいけないことがあります。 雑穀の収穫と脱穀作業です。 寒暖差が出てくると、えごまも急激に黄色に変わっていきました。 脱粒機がくるまで今年も時間がかかりそうでしたが、 天気が良さそうだったので、ブルーシートにそのまま刈って 天日干しさせました。本当は刈払機でジ

    • 稲刈り、はぜかけ、脱穀

      無事に今年も稲刈り、はぜかけ、脱穀が終了。 ニュースにもなっていた雨不足・高温障害の影響が収量に反映するかどうか ヒヤヒヤしていたけど、なんとか大幅な収量減にならず、ひと安心した。 ここまで雨が降らないのも、大きな問題だけど 稲刈り時、軽トラが田んぼに入るにはとても好都合である。 今年も稲刈りに、親友と親友の妹が手伝いに来てくれた。 9月なのに、30度超えの真夏のような暑さが続き、過酷な中、一緒にはぜかけしてくれました。 雨が全く降らなかったため、どの田んぼもひび割れる

      • 米の花

        米づくりをしていて、この瞬間がいちばん好きかもしれない。 出穂と花が咲く瞬間。 今年も昨年と同様、暑さが続き、開花も速かった。 雨が降らないため、圃場もよく乾く。 自然界も水不足のためか、みつばちがオアシス代わりに羽を休めにきていた。 調べたところみつばち達は、幼虫にはちみつを食べさせる際、水で薄めてあげるらしい。 この田んぼには、ホウネンエビも来るし、今年初みつばちも来てくれた。 些細なことかもしれないけど、とてもうれしい出来事だった。 昔は家の前に巣箱を置いておくと、

        • 農作物、成長過程

          6月〜7月にかけての農作物の成長といったら、本当に速い。 【大豆】 青大豆あやみどりと大豆ナカセンナリ。 青大豆の方が、少々成長が遅い。ナカセンナリってやっぱり強いな… 雑草も伸びてきたので、管理機で草退治&大豆の土寄せ。 【えごま】 今年は昨年の反省を活かして、涼しくなってくる夕方からえごまの苗を植付ました。作業効率はかどるし、身体的にも無理せず約3,600株植付完了できました。 それでも今年は、昨年と違い、ウリハムシの被害がえごまに出ている。 これはこれで、なにか対

          田んぼの除草作業

          合鴨農法をやっていないけど、ここ最近写真のカモがよくいるというか、ほぼ毎日いる。いつもいる圃場は、今年2年目。雑草が出てもいい圃場なのだが、このカモがスイスイと縦へ横へと横断してくれてるおかげなのか、水面が濁って、あまり草が生えてこない。セルフ合鴨農法。今度は家族連れで来てほしいもんだ。 梅雨に入ると、雨降って、天気よくなって、雨降って…が繰り返される。稲も雑草も一気に成長する。 かわいらしかった稲も尖ってきます。そして、写真にも映らなかったコナギがテロ集団と化しました。

          田んぼと並行して、畑の準備も着々と。

          畑の準備も着々と。と書いてしまいましたが、やらなきゃいけないことが山積みになってきています。テトリスでいうところの、あともう少しでゲームオーバーになりそうな一歩手前をギリギリ、一列一列消してる感じです。 この圃場は山際の畑なので、鹿の餌場にならないように電柵を張ります。 そして、いちばん作付面積が多いえごまの播種。今年のえごまは収量アップに力を入れていきます。 培土なのか、種なんだかわからないくらい、色が同じで、いつも2〜3粒でいいところを5〜7粒くらい入ってしまう。結

          田んぼと並行して、畑の準備も着々と。

          田んぼの補植作業とチェーン除草のタイミング

          昨年の反省をふまえて、今年は代かき〜田植え間を3日に設定し、田植えから4日おきにチェーン除草に入っている。すでに4回目終了。 チェーン除草で表面をすべらせるので、いくらかコナギの芽は浮いてはいるものの、取り切れない芽がすでに目視できるくらいの大きさに育っている。圃場によって、稲がもっと分けつしてきたら機械除草に切り替える予定。 チェーン除草が成功しているところでは、上記画像のように草がほとんど生えていません。同じ圃場でもコナギがドンドコ生えてきている箇所もあり。大きな差が

          田んぼの補植作業とチェーン除草のタイミング

          管理機ときどき折れた支柱で発狂

          田んぼの補植作業をやりながらも、苗づくりをしていた野菜たちの寝床を作らなくてはならない。 一旦田んぼの補植作業を止めて、畑の整備。 ふすまや余っていたぼかし肥料を撒いて、管理機で畝立て。 この圃場は、ガラが多いため、管理機ではあまり入りたくないのだが、畝立てするために、入ってみた。 もともとカヤがたくさん育っていた畑。まだ分解されておらず、ダマになったカヤの残骸が畝立てをスムーズにさせてくれない。微妙に傾斜がついているのも追い討ちをかける。 そんな最中、石じゃない何かが

          管理機ときどき折れた支柱で発狂

          田植え備忘録②

          お田植えイベントの圃場を除いて、すべての田植えが終わったが、 今、補植作業に追われている。 前回のブログで、許容範囲内といっていたが、全然許容範囲内でなかった浮き苗や欠株。また思った以上に1本植えの箇所が多数あり… いつもなら、1日あれば終わる圃場も2日にわたってしまった。 大反省。原因は、おそらく代かきと、田植え機の本数取りをもっと多めに設定し直せばよかった。苗ももう少し大きくしてから植え付けてもよかった。 除草対策に田植え後は深水をキープしなくてはいけないのだが、小さす

          田植え備忘録①

          『本日晴天なり。』と書きたかった。 前日の天気予報では14時から雨だったのに、10時ごろには普通に降り始めた。 『今日は1日雨だから。』という気持ちで望む田植えと、『14時〜雨だから降られる前に田植えを終わらせよう』という気持ちで望む田植えでは心の持っていき方がえらく異なり、昨年よりも田植えが下手っぴになってしまった。今回、後者の気持ちで望んだ私の大きな反省点となった。 圃場に予定枚数の苗箱を運び出し、田A 16枚、田B 8枚、まずこの2枚の圃場の田植えを終わらせた。

          最終代かき

          今日明日で、最終代かきを終わらせて、田植えに入ります。 ちょうど週末の天気が雨予報。 雨が降ろうが、代かきと田植えの日にちはズラせないのでしょうがないです。1回目の代かきは浅水で、まだかいてないのでとてもわかり易いのですが… 2回目の代かきとなると、一度かいているため正直なところどこを走っているのかわかりづらくなります。 それでも10日経った圃場にはもう小さな雑草の芽が出ており、軽く走るだけで芽が浮いて湧き出てきました。 この最終代かき、どこやってるかわからなくなる問題

          稲の苗づくり

          4月8日に播種してから、4週間が経過しました。 播種後は、太陽シート(シルバーシート)をかけて保温します。 10日ほど経って、少し芽が出揃ったぐらいで太陽シートを外します。 場所によっては、全く芽が出揃わないところもあるし、ものすごく出るところもあるし、品種によってもち米は早かったり、バラつきが出ます。 原因は置き場が平らでなかったり、焼けてしまったり、風でやられてしまったりと、様々な理由があります。 今年は昨年に比べて、全体的に徒長苗も少なく、ずんぐりむっくり・しっかり

          GWってどこえやら。

          世間はGW中。私はというと、田植え準備真っ最中です。 今年は、代かきを2回やる予定。今は、7枚分1回目を完了しました。 TOP写真は、新たに追加した1反3畝の田んぼ。 よく1反って言われても大きさがピンとこないと思いますが、 この写真を参考にしてもらえれば、分かりやすいかと思います。 普段、5畝や7畝といった小さな変形田んぼが多いので、このように大きい長方形はとてもやりやすいです。ただ、写真のような直線がつづくので、睡魔がくるとトラクターから転げ落ちそうになります。 景色もよ

          一生勝てっこない。けど、妥協しないモノづくりを来年もしよう。

          怒涛の稲刈り&はぜかけから早くも2ヶ月が経とうとしています。 今年も稲刈り時期に雨が降り、足場の悪い中での作業となりました。 令和4年度 新米和子米(わこまい)の詳細は、下記PDFよりご覧の上、メールにてお問い合わせ・ご注文くださいませ。有り難いことに、「今年の新米も美味しい!」とお声をいただきました。新しい品種も仲間入りし、品種ごとに全く異なる味わいとなっております。その日の気分やお料理によって、お米を変えてみるのも楽しめますよ。 稲刈り後は、休む暇もなくえごまの収穫が

          一生勝てっこない。けど、妥協しないモノづくりを来年もしよう。

          ちくほくで小さくお田植え会(2回目)

          今年もちくほくで小さくお田植え会を開催しました。 お田植え会の参加者は、親交ある友人を中心に声をかけて、各々違う仕事をしている人たちが『田植え』を通して同じ作業を行い、和をつくりました。 何を思いながら、みんな植えてくれたんだろう。 青空の下、自然の空気を吸って、おいしいと感じてくれたかなぁ はたまた、ヌルヌルの田んぼにうわぁ…となったかなぁ 小さな生き物に気づいてくれたかなぁ。 同じ作業を淡々と、飽きちゃった人もいるかなぁ笑。 私もバタバタしてて、そこまで話を聞けな

          ちくほくで小さくお田植え会(2回目)

          代かきとツキノワガラス

          マイマイガの幼虫(毛虫)は、生涯において『一度は道路を横断しなくてはいけない』ルールでもあるのか?というくらい、時速50キロの車が走行する国道をたくさんの毛虫が横断している。もし私だったらそんなことをせず、近くの止まり木を探して蛾になるのに。 なんてたわいもないことを考えながら、稲苗のハウスまで軽トラを走らせる。 ここ最近は、稲苗の温度管理や水やりを中心に、代かきをして、お米づくりの準備に追われている。 代かきを3回やるというと、ここら辺ではやりすぎは良くないと言われるこ

          代かきとツキノワガラス