米づくりをしていて、この瞬間がいちばん好きかもしれない。
出穂と花が咲く瞬間。
今年も昨年と同様、暑さが続き、開花も速かった。
雨が降らないため、圃場もよく乾く。
自然界も水不足のためか、みつばちがオアシス代わりに羽を休めにきていた。
調べたところみつばち達は、幼虫にはちみつを食べさせる際、水で薄めてあげるらしい。
この田んぼには、ホウネンエビも来るし、今年初みつばちも来てくれた。
些細なことかもしれないけど、とてもうれしい出来事だった。
昔は家の前に巣箱を置いておくと、みつばちがきて、自家製蜂蜜が採れていたみたいだけど、どんどん数が減ってしまい、採れなくなってしまったという話を聞いたことがある。
でもこうしてまたお互いに共有できる場所が小さくとも増えることは、
喜ばしいことだと思っている。
雨不足で心配していたえごまもなんとか活着し、成長し始めた。
来年はもう少し早めに植え付けよう。
大豆は本当に強い。
雨が降らなくても大きく育ってきた。
このまま順調にいくことを願うばかり。
そういえば今年、2年前にもらったテイザナスの種が3粒残っていて、
ダメ元で苗づくりをしてみたら、2株作ることができた。
播種時期が遅かったせいもあり、小さな株だけどなんとか実をつけてくれた。今年きちんと種取りをして、来年に繋げたい。