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【広報つの2021年7月号掲載】都農をめぐる冒険 Vol.4 ~「デジタル」と「アナログ」をめぐる冒険

都農町ではデジタル技術を地域づくりに活用する「デジタル・フレンドリー」が宣言され、いよいよ4月から本格的に運用が始まりました。
「デジタル」ってなんだか難しそうだな、私にはできないんじゃないかな、と思う方も多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのうちの一人です。でも大丈夫、怖がる必要はありません。
辞書を引けば「デジタル」は離散的(とびとび)に変化するもの、「アナログ」は連続的に変化するものを言います。デジタル化は言い換えれば、連続的なものを切り出して離散的なものに置き換えることであり、「アナログ」と対比的に使われることが多い言葉ですが、その実となり合わせに共存し、その境は思っているよりもずっとずっと曖昧です。それぞれのいいとこ取りをしたいという人の気持ちは昔から変わっていないようで、「そろばん」も構造的には「デジタル」だと聞けば、少しは苦手意識も薄れてきませんか?
さて、デジタル化の波は新型コロナウイルスと共にスポーツ界にも急激に押し寄せてきました。
都農町へ拠点を移したサッカークラブ「ヴェロスクロノス都農」でしたが、昨年は全試合中止、今年ようやく都農で試合ができると思ったら4月、6月と続けて無観客試合に。一体いつになったら都農の皆さんに試合を観てもらえるのかと頭を抱えます。と、ひと昔前だったらここでおしまいです。
今は環境さえ整えば、インターネットで比較的簡単に試合映像を配信することができるようになりました。ほかにも速報サイトでは投げ銭機能を使ってファンが応援の気持ちとしてオンラインでチームを支援するという新しい文化も生まれています。デジタル化が進んだおかげで価値観や楽しみ方がどんどん広がっています。
とはいえ、やはり会場で観戦する楽しみは格別です。臨場感あふれる音や匂い、独特の緊張感と一体感はデジタルで届けることはできません。幸いにも今年は9月まで藤見公園での試合が予定されています。今年こそは藤見公園でアナログな試合を楽しみましょう!

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自分の真意を相手にベラベラと伝えるだけが友情の行為ではないということさ。それがわたしの提唱する真・友情パワーだ…(キン肉アタル)