【詩】君がわかってくれて、私がわかったこと

君は私に働けと言う

いつも急かして

焦らせる


みんな、ちゃんと働いてるぞ？

お前は、働かなくていいのか？

家族に、どう思われてもいいのか？


言うことを聞かなければ

どうなっても知らないからな


それはある種、脅しにも思える声


それは、私にしか聞こえない

だけど、結構パワフルで

ちゃんとしたい私を

不安にさせる声



最初はバイトも探してた

君の声にも一理あるよね

生活するにはお金がいるから


それはわかってるよ

わかってるんだけど……




心が、魂が

ついていけないんだ


だから、私にやめさせる

恐れからくる行動を


魂の声に従いたい自分と

君の声に従いたい自分


君の言い分もわかるから

迷い、戸惑い、揺れ動く



君の声を聞いて

生きていた方が楽だから


何も考えずに

思考を停止して

ただ同じような毎日を

繰り返していた方が楽だよ


だって、考えなくて済むから

向き合わなくて済むから

人生の目的 (魂の望み) と



魂の声に従って生きるってことは

今までの自分を手放すってこと


君はそれを許さないから、必死で

私をコントロールしようとする


自分を手放すってことは

そう簡単じゃないみたい



言葉が強くなるのは

焦ってるからなんだよね？


消えてしまうのを

恐れてるからなんだよね？


それくらいわかってるよ

ずっと一緒にいたからね



でも、ごめん

もう無視できないや


魂の声を

溢れ出る涙を

胸の温かさを


メッセージが届くから



この見える世界からしたら

私の変化は目に見えない


頭に角が生えるわけじゃないし

背中に羽が生えるわけじゃない


もっとわかりやすい

変化ならよかったのに


そうしたら

わかってもらえるのに

言葉にできないこの想いを



内面の変化は

外からは見えないし

自分にしかわからない


だけど、きっとそれでいい

わかってもらえなくていい

そう思えるようになった


あなたが幸せなら、それでいい

あなたが幸せなら、私も幸せだから



気がついたら

君の声は小さくなってた


わかってくれたのかな？

あきらめてくれたのかな？


ずいぶん世話になったのに

言うこときかなくてごめん


今まで守ってくれてありがとう


受け入れてくれてありがとう

ちゃんとしなくていい私を

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