やりたいこと探しを終わらせる。『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』八木 仁平【本要約】
こんにちは、ちなです。
今回は、自己理解メソッドを発信する八木 仁平さんが書かれた『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』という本を紹介します!
突然ですが、こんなお悩みはないでしょうか?
1つでも当てはまる人は、今回ご紹介する本を読めば、人生のモヤモヤから解放されます。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を一言で言うと、あなたの「やりたいこと」探しを終わらせる本。
✅自分の「本当にやりたいこと」に気づくことの重要性
誰でも手軽に発信できる時代ですね。
X、Instagram、YouTube、noteやブログ…他にも、発信するためのツールやプラットフォームはそろっています。
今後も情報=選択肢が増え続けます。
あっちもいいな、こっちもいいな…。あっ、今度はこれを始めてみよう!
ふらふらしているうちに数年が過ぎ去り、ふと立ち止まって「結局自分は何がやりたいんだっけ?」と途方に暮れた時には、時間もお金も気力もすり減っている…。
そんな迷いを抱えた人が多いように感じます。また、今後も増えていくと思います。
なぜなら、情報(選択肢)は増え続けるから。そしてそれを楽しそうにやっている人・夢中でやっている人が発信し続けるから。
でも。
どれだけ技術という「手段」が進歩しても、他人が夢中になっている姿を見て「選択肢」として取り込んでも、自分自身の「やりたいこと」=「人生の目的」がはっきりしていなければ、いつまでも満たされないままです。
それもそのはず。
ゴールがはっきりしていないので、目的地にたどり着くことができないんですよね。
シンプルな話です。
✅「やりたくないこと」を仕事にしていると、どうなってしまうか?
「やりたくないこと」を仕事にしていると、2つの悪循環にハマってしまいます。
一言で言うと「一度きりの人生を満足で終えられない」。そんな危険性があるということ。
逆に、自分のやりたいことがわかってさえいれば「成長ループ」に入れます。
「成長ループ」とは、
この状態が、ぐるぐる循環し続けること。
「負のループ」と「成長ループ」、どちらも選べるとしたら、あなたはどっちに入りたいでしょう?
って、聞くまでもありませんよね。
一度きりの人生、あなたの本当にやりたいことを見つけて、夢中になれる成長ループに入りましょう!
✅やりたいことがない人がいるのではなく、やりたいことの見つけ方を知らない人がいるだけ
「私にはやりたいことなんてありません」と言う人がいます。
ですが、やりたいことがない人はいません!
いるとしたら、
などが、いるだけです。
じゃあやりたいことって具体的にどうすれば見つかるの?
答えは「3本柱を見つけること」。
この3本柱が、本書で紹介されている自己理解メソッドの肝になります。
✅やりたいこと探しを終わらせる自己理解メソッドの3つの柱
この3つの要素を組み合わせて、2つの公式が生まれます。
まず、公式①好きなこと×得意なこと=やりたいことについて解説します。
✅公式①好きなこと×得意なこと=やりたいこと
1つずつ分解して説明します。
要素①好きなこと=「自分の情熱がある分野」
自分が興味を感じてこれに関わっていきたい情熱をそそられる「分野」が好きなことです。
好きなことの特徴をまとめると、次の通り。
要素②得意なこと=「自然と人よりも上手くできて、やっていて苦なく心地よいこと」
「得意なこと」は「才能」ともいわれる部分です。
得意なことの特徴をまとめると、次の通り。
【注意】得意なこと≠スキル・知識
私も勘違いしてしまっていたのですが、得意=スキル・知識ではありません。
「得意なこと」は「リスクを考えられる」「人の気持ちを大事にできる」「1つのことを突き詰められる」などです。
一方で「スキル・知識」とは、「英語が話せる」「プログラミングができる」「ウェブマーケティングの知識がある」などになります。
より重要なのは「得意なこと」で、これを分かっていれば時代がどう変化しようと武器として活用できます。
逆に「スキル・知識」は時代の変化とともに陳腐化してしまいます。
頑張って身につけた「スキル・知識」が自分の人生を不自由にしてしまうことさえあります(汗)
この部分、ドキッとさせられます。まさに自分が陥っていた思考だったからです。
人生の自由度を上げるために学んで身につけたスキルや知識が、かえって人生の自由度を下げてしまっている…。
心当たりがある人はいませんか。まあまあ多いように思います。
やりたいこと=「何」を「どうする」の組み合わせ
好きなことを得意なやり方ですることが大切です。
例えば私は「本が好きだから書店で働こう!」と考え、書店勤務をしていました。でも仕事内容はあまり楽しくなかった。接客業務もそれほど得意ではないし、研修や交流会もあまり楽しくなかったです。
これはどういうことかというと、好きなこと=本は正しいのですが、得意なやり方でできていなかったということ。
私の場合は「ひとり時間に本に没頭すること」や「本を読んで知識を増やす、深めること」「本の楽しさを人にわかりやすく伝えること」などが「やりたいこと」です。
なので、本を好きなことに関しては、ブログやSNSで発信したほうが続いたというわけです。
同じ「好きなこと」を持っていても、「得意なこと」が違えば「やりたいこと」も変わります。
例えば私は接客業が好きではなかったので書店勤務はやりたいことではなかったのですが、本が好き×接客業務が好きという人には、書店勤務がやりたいことになり得たでしょう。
ここまでの公式①で「やりたいこと」が見つかったら、続く公式②で「本当にやりたいこと」を見つけていきます。
✅公式②好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと
やりたいことが見つかっても、やりたいことをやっているだけでは不十分です。「本当にやりたいこと」にするには、「大事なこと」も満たしている状態にする必要があります。
大事なこと=なぜやるか?(Why?)の部分です。
大事なことが自分の内側に向くと「人生の目的」が決まり、他人や社会などの外側に向くと「仕事の目的」が決まります。
✅「本当にやりたいこと」を見つける順番
ここまで公式の3要素を見てきましたが、本当にやりたいことを見つけるには順番が超重要です。
この順番です。
こうして「本当にやりたいこと」が決まったら、実現手段を決めます。
手段の例としては、
・ブログを書く
・SNSで発信する
・本を出す
といったものがあります。
繰り返しになりますが、本当にやりたいことを見つけるためには「何のためにやるのか?」価値観を決めることが最重要。
価値観とはいわば目的地。目的地がないのに行き方は決めようがありませんよね。
向かいたい場所があるからこそ、どうやって行こうか、いつ行こうか、いつまでに行こうか、具体的に考えることができるのです。
具体的に考えることができるから行動ができ、行動できるから目的は実現します。
まとめ:本当にやりたいことを見つけるためにやることはたった3つだけ
この3つが明確になれば「本当にやりたいこと」と「実現手段」は、自然と見えてきます。
以上が『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の紹介です。
自己理解についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
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