自分が同性愛者だということを受け入れるまでの話②
この記事は『自分が同性愛だということを受け入れるまでの話①』の続きです。
高校生のとき初めて女の人と両思いになった。(以下Aちゃん)
色々経験したし、男の人と付き合っていたときとは比にならないくらいめちゃくちゃ幸せだった。
初めてこんなに人を好きになったし、やっぱり女の人が好きなんだと思った。
でも、付き合ってはいなかった。
Aちゃんも私のことを好きでいてくれて、やることはやっているのに
付き合いたくなかったのだ。
Aちゃんの考えはわからないが、私は付き合いたくなかった。
もちろんAちゃんのことは大好きで、関係は恋人と変わらない。
それでも私が付き合いたくなかったのは
逃げ道がなくなる
と思ったからだ
今でこそ自分自身が同性愛者であることを受け入れられてきているが、当時は男性もいける(私の中での)普通でありたかったのだ。
当時の考えは、男性を好きになれる(もしくは好きになれずとも関係をもてる)ならみんなと同じ普通の人だという考えだった。
それに、付き合ってしまうと
万が一「彼女いるの?」や「付き合ってる人いるの?」と聞かれてしまうと否定できなくなってしまう。
逃げられないのだ。
付き合ってなければ関係はほぼ恋人でも聞かれたときに否定できる。
どうしても嘘をつきたくなかったのでこういうことになってしまった。
簡単に言うと、私が同性愛者だということが周りに知られたくなかったのだと思う。
結局Aちゃんは男の子を好きになり普通の友達に戻った。
そのあと何人かとそういう関係になったが誰とも付き合うことはなかった。
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