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我らが大津屋の「陳皮」を使いこなし柑橘香を手中に収めろ
スパイスといえばアメ横の大家、大津屋。銀河系で収穫できる香辛料の99%がそろう名店。コロナ前は散歩がてら良く足を運んでいたが昨今はもっぱらAmazonで大津屋ブランドを購入。
日常使いのベタなスパイス(クミン、コリアンダー、バジルetc...)はストックがたんまりあるので未経験のスパイスに挑戦中。そんななか趣のあったこいつをご紹介。
陳皮(チンピ)。七味の中に入っているアレ、それ単体ではさほど出番がないように思えるが柑橘香に軽い苦味が相まって料理にフルーティで爽快、かつ渋めの和を添加できる優れものだ。
例えばカレー。日本的で家庭的なカレーにかけるとカレーの味を邪魔しない温和な柑橘香を加えられる。
▼カレーに陳皮
例えばヨーグルト。ドライフルーツ感覚でこれも手軽な味変。
▼ヨーグルトに陳皮
極めつけは七味に。
いつもの七味唐辛子に陳皮追加で爽やかさ増大させるハック。市販の七味は唐辛子比率が高く(原価の関係?)どうも一味の延長になりがちなのだ。
ここで二種の七味を比較してみよう。値段で内容が全然違う。
▼某業務用スーパーの七味、おおよそ¥3/1g
▼こちら「やげん堀」の七味(中辛)、おおよそ¥33/1g
グラム単価が10倍も違うがこのようにやげん堀のほうが唐辛子より胡麻や麻の実の比率が高く、こちらのほうが香り高く七味としては明らかに旨い。一方業務スーパーの方はどうしても辛みが強くほぼ一味に近い印象になってしまう。なので、この業務スーパー七味には陳皮を混ぜ込み唐辛子比率を下げてしまうという技を使う。
▼ギョムスー七味×陳皮
陳皮を七味量の10~20%ほど混ぜ込むと辛み中心から香り中心の品の良い仕上がりに。涼やかさが増すので味の濃い煮物や牛丼、すき焼き、タレの焼き鳥なんかと相性がまた良いこと良いこと。
ゴマや青のり等をMIXするのもオススメ、自分好みの味わいを探るのも楽しい。
という訳で陳皮。柑橘香を巧みに操りたければ今すぐ買おう、是非。
▼やげん堀の七味も旨いのでオススメ
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