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月の詩

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#ショートショート

詩『June』

君の肩を守っている
雨に濡れないように、包み込む

前の雨の日、君は僕を置いていった
僕はここにいるよ、気づいて
その声は届かなかったみたい

君は僕を置いていった
ずっとずっと待っていた

毎日この場所で行き交う人を眺めていた

雨が止んで、晴れて、また雨が降っても
僕は君がここへ戻ってくるのを待ち続けていた

待たされるのは別に苦ではないよ
ずっと君のことを考えていられるから
絶対君は迎えに来

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