二日酔いの僕は空を見上げた

気づけば昼過ぎ　陽射しは斜め
錆さびつく僕を　容赦なく刺す

昨夜の酒は　効き過ぎた
頭痛に眩暈めまい、嘔気が揺れる

去り行く友の　背中を見つめ
粋いきな言葉も　言えない僕は

タバコ燻くゆらし　笑顔の君を
ただ、眩まぶしいとだけ　そう思った

名声、傑作？　そんなモノ
誰が決めるか　知ってるかい？

寂しげ憂うれい　漂う横顔
見惚みほれて僕は　言葉、失う

女子おなごもカネも　狂気の沙汰さ
酒が進めば　腑ふに落ちた

求める芸術　溺れる快楽
生死の狭間はざまで　淀よどみを喰らう

果てなき想い　満たない思い
視線が突き刺す　その先は

見果てぬ自分　今日の快楽
破壊に創造　神などいない

許されるのなら　ここで、生きたい
自由な精神　不自由な世界

（題絵はwiki commmonsより「ホオズキと自画像」1912年

egonさんと飲み明かした設定で勝手にやってます。
どうかお気にせずに。

展示会はまだやってます。
気が向いたら、どうか、上野まで。
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