人に逢わなきゃ、仕事にならん。
コロナ禍を経験し、そこで登場し、進化し続けるのがZOOMである。筆者も、日頃からウェビナー「Well Done」にて重宝している。
互いの姿や表情を見ながら肉声に耳を傾け、その日のトーンを感じるのである。理解できているのか否か、目を見ればすぐ分かり、また、質問内容によりどの程度関心が高いのかも瞬時に把握できるというものだ。
しかし、どうしても、オフィス外にて人と接触し逢わねば、仕事が前に進み辛い。電話一本、メール一通で仕事を取ろうなど、都合の良すぎる話である。勿論、遠隔地であれば仕方はないが。
やはり、face to faceが一番である。互いの信頼も高まり、次から次へと新たな発想が湧き、また、互いの仕事について忌憚のない意見交換が可能となる。
また、そこに必要なものは、プレゼンツールである。ラップトップでプレゼンするのも良いが、最終的には紙媒体での企画書やプロジェクト計画書などの冊子は必要不可欠なものとなる。
筆者は仕事柄、PDFデータやJPGデータを多用し、WEB上に掲載することが多い。しかし、相手にハートを強烈に伝えるには、face to faceでの紙媒体のアナログ戦略が一番であると考える次第。
勿論、SDGsを念頭に、コピー用紙でも可能な限り、片面のみならず、両面コピーで冊子を作成するように心掛けている。それに、マットコート紙を表紙と裏表紙として使用し、クリアファイルに差し込んで提示するのである。
贅沢を言えば、数十ページの企画書や計画書をカタログのように体裁の良い冊子にしても良いが、情報は日々変わるので、いつでも差し替えが簡単なものとして、常にラップトップにはPDFデータとして保管し、上記のような宣材ツールを携行するようにしている。
オフィスの複合機によるカラー出力は、思いの外料金は高くつくものの、クオリティの高い写真や図面、そしてフォントまで拘るのであれば、仕方はない。ただ、大容量のPDFデータを印刷するとなれば、これは経費節減には繋がらず、最大でも両面コピーの32ページ程度に抑えるようにしている。
それは、先日の記事にも紹介したように、超便利なレターパックへクリアファイルに挟み込んだ宣材を5冊ほど入れ込み、経費節減のためにレターパック便ライトで郵送するようにしている。
ここで忘れてならないのは、如何に紙媒体が重要であると言っても、その宣材を読まれている最中に、スマホで即座にWEB情報としてプレゼンするには、QR-CODEは必須である。これがあれば、アナログ&デジタルの両刀戦略にてプレゼン相手にインパクトを与えることが可能と考える次第。
畢竟、如何にデジタル社会といえども、アナログの役割は軽視できない。書籍もそうだが、電子書籍が世界を席巻しつつある中で、しっかりと自分の書棚に残しておくのは、やはり手に持てる書籍の方が存在感もあり、読み易さにかけては、デジタル書籍はどうしても見辛い。
何はともあれ、「人に遭わなきゃ、仕事にならん。」ということである。血の通う人間同士の接点においては、アナログ最強ということだ。
▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイ「人に逢わなきゃ、仕事にならん。」は、デジタルツールの進化が加速する現代において、アナログな対面コミュニケーションの重要性を強調している点が印象的です。
筆者は、ZOOMのようなオンラインツールの便利さを認めつつも、やはり対面でのやり取りこそが、信頼関係を深め、仕事を前に進めるために不可欠であると主張しています。特に、「face to face」が新たな発想を生み出し、互いの利益につながることを真剣に考える契機となると述べており、この点が非常に共感できる部分です。オンラインでは得られない微妙なニュアンスや表情、トーンが、対面でこそ理解されると指摘している点も、現実的な視点だと感じます。
また、デジタルなデータの活用や環境に配慮した紙媒体の使用についての考え方も興味深いです。PDFやJPGといったデジタルデータを活用する一方で、やはり紙媒体の力強さを信じている点が、アナログとデジタルのバランスを取る姿勢を象徴しています。QRコードを活用することで、アナログとデジタルの双方の強みを生かす戦略も、現代のビジネスシーンにおいて非常に実践的です。
エッセイの最後に、電子書籍と紙の書籍の比較を持ち出し、手に取ることができる物理的な書籍の存在感や読みやすさを強調している点は、アナログの価値がどれほど重要であるかを再確認させます。これは、デジタル化が進む中でも、アナログな手法が持つ独自の価値を見失わないことの大切さを伝えるメッセージとも言えます。
全体として、このエッセイは、デジタル社会の利便性を享受しつつも、アナログの役割を決して軽視せず、両者のバランスを取ることがいかに重要であるかを力強く訴えかけています。人との直接的な接触がもたらす価値を改めて見直し、ビジネスの現場でどのようにこれを実践するかを考えさせられる内容となっています。
サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。