見出し画像

義父が入院したらしい<6>

ケアマネさんとのお話と医療現場の現在の話

ケアマネさんに会いに行こう!

7/29

義父のケアマネさんと、介護度の見直しとか今後のお話のために義実家で待ち合わせ。
ちょっと早めに行って、先日発掘されたビデオテープとか納戸のかびたキャディバッグとかをビニール袋に詰め、持ち帰りの準備。これは帰りに地元のクリーンセンターに持ち込みます。
だいぶ準備できたところでケアマネさん登場。

義父を救急搬送するのにたちあったのはヘルパーさんかと思ったら、連絡を受けたケアマネさんが対応してくださったそうです。
数日前から、頭痛や食欲不振、だるさを訴えて、訪問医に相談してた所の騒ぎだったとのとでした。
救急車は数時間待ちで、なんとか搬送までこぎ着けたが、今週だったらもう来てくれなかったかも知れない、搬送できなかったかも知れない、とのことで、運が良かったようです。東京都内の緊急医療現場、大変なことになっているらしい。

搬送当日、義父は足のむくみがひどくて、ポータブルトイレからベッドに戻ることが出来なくなったとのこと。訪問医もすぐ来られる状態ではなくて、救急車を呼んだそうでした。

今後は施設入居を含めての検討をしたいという話を事前に伝えていたので、ケアマネさん、さっそく動いてくれていました。介護度の見直しの申請、今は介護度2なので、確実に3以上にはなるでしょうとのこと。
ただ、こちらもこのご時世。葛飾区の審査員が多忙で、審査が入って申請が通るまで、一ヶ月はみないと行けないのではないかという話でした。
まぁ病院からは退院の話どころか、状況も先生から聞けていないし、最長二ヶ月はみてくださるとのことなので、そこは今考えても仕方ない。

レンタルしているベッド等はとりあえず保留。全部あわせても、月額1000円ちょっとで済んでますしね。やめるのはすぐ出来ます。

担当医との初会合その前に

で、お昼にならないうちに一度病院に行っておこうと、新しく買い足した着替えや吸水パッドを持って病院に。
どうやら病室が移ったらしく、荷物は奥の部屋に運ばれていきました。
ナースステーションから離れたということは、少し状態落ち着いたのかな、と楽観的に考える。
支払いの話とか聞きたかったので、受付の方にその旨を話したら、何故かやってきたのは担当の看護師さん。

看護師さんはなぜか緊張した様子で、私たちを談話室まで連れて行くと、
「担当医は今、別の緊急処置で来られないのですが、終わったら必ず来ます、先に私が簡単におはなしします」
と、看護師さんが語り始めたのは、

「心不全で、おとといから酸素吸入をしています」

なんの話でしょう? 貧血どこ行った?

要は、最初は貧血処置をしていて、それは輸血から錠剤投与等に移行した。
しかし、貧血以外にも、心不全、肺炎、細菌感染を併発している。
現在は心不全対応にはいり、ネイザーハイフローという高濃度酸素吸入器を利用している。

ぜんぶはつみみなのですが?

担当医の手が空くまで30分以上はかかるだろうとのこと。
じゃあ、ちょっと外に出てきます、と一旦退出し、ご飯食べに行きました。

食事が出てくるまでの間に調べたら、
心不全の症状。確かに、だるさと、足のむくみ。
ああ、ケアマネさんが足がむくんでいると言っていたのは、心不全の症状だったんだ。

ご飯食べてる間の20分くらいの間に、目の前の道路を救急車が三台通っていきました。東京都、大変だ。

医療現場は大変

病院に戻ったら、担当医が待っておられた。
なんか、「わざわざお越しいただいて」って感じなんだけど、そもそも来いとか連絡受けてないし。
どうにも話がかみ合わないんだけど、担当医としては「昨日、連絡している」認識らしいので、黙って乗っかる。

談話室ではなく、ナースステーション内の打ち合わせ室みたいな所に通され、パソコンのモニタ画面でMRI画像とか経過のカルテとかを見せられる。

誤嚥性肺炎で、要は唾液が肺に流れこんで、肺炎を起こしている。だいぶ前にやめたけど、ずっと煙草を吸っていたせいで肺状態も悪い。
咽頭がんの経験のせいで飲み込みが悪く、口からご飯が食べられず点滴対応。
心不全で水が溜まっている。今は利尿剤で排出させている。ペースメーカーを入れているくらいだからもともと心臓は良くない。酸素濃度が90を割り、ネイザーハイフローで酸素吸入。しかし本人は苦しがって外そうとするので、ミトンをかけている。
脳卒中の影響で左足が悪いようだが、それとは別に右腕に痛みが出ている。細菌感染については抗生剤を投与。
あっちが少し良くなるとこっちがという感じ。

本人は延命措置を望んでいない。
個室に移って部屋が変わった。
負担がかからないように、という形でやっています。等。

こちらも延命措置は必要ない旨、身体拘束(医療器具を外さないための措置)に同意して退出してきました。

「コロナで(人手不足で)なければ」的な台詞が時々出てきました。
実際直前まで先生が対応していた急患さんは、この間に受けた電話でコロナの陽性反応ままででたと報告があったようです。

退院のたの字どころか、料金の話とかもする感じではなく、洗い物だけ預かって退出してきました。面会は出来ません、このご時世だし。

「もう長くないんですか?」的に率直に聞いたんだけど、
やっぱり濁されました。老衰もあるんだろうとのことは言ってました。

調べると、心不全の入院は短期では済まないようで、予後はがんよりも生存率が悪い。
年齢も年齢だし、心づもりはしておいた方が良いのでしょうね。

夫は動揺してるのかと思ったら、
「なんかあったら、(葬儀は)ばあさん(義母)と同じ所でいいか」
とか、わりとドライだった。

家に帰るまでがお出かけです

紙おむつの補助の再開どころでもなくなってきて、配達して貰うための準備とかもする気にならなくなり、義実家戻って洗濯機回して、ゴミを車に積んで帰ってきました。
クリーンセンター寄って荷物を降ろしたら、もうくたくたです。冷凍餃子やいてあとはひたすら寝てました。

おかげさまで、納戸のゴミはほぼ消えて、あとはパンツタイプの紙おむつと義母の遺産のディ○ニーグッズと大型家具をどうするか、ってところですね。早めに家具は手配をしてしまったほうがよさそうです。
てか職場に根回ししなきゃなぁ。

電子書籍の製作作業がんばります。応援よろしくお願いします。