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序章:日本橋のレディスクリニック

ああ、やっぱり。

その時はあまり驚くことはなく
「だよね」
くらいの感じだった。

さて、どこの病院で手術するのがいいのだろう?……あまり調べていなかった。

ほぼそうだろうなと思いつつも、そうではないことに賭けていた自分にちょっと驚く。

診断名は「子宮体がん」

これから正念場だと言う時に全く。
ちょっと腹立たしく、
でも早めに見つかって良かった、と
安堵もした。

この時点で2020年2月中旬。
これから動き出す特殊な春に向かって
私も世の中もずるずると動き出した。

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これを読む人、
特に40代から50代にかけての女性、
そして関わる周りの人に
私のこの出来事にまつわる話を伝えることで
何か役に立つこともあるかもしれない、
そんな思いでしたためることにした。

大学病院の病理検査でクラスⅣと診断され、ステージはⅠとⅡの間、癌とは言え早期に処置できる段階で見つかった子宮体癌。

「全く命に別状はない」ところでの癌治療。

ところが意外と手間暇かかり、こんなことも起こるのか!ということもあり、しかもCOVID-19真っ最中の出来事で社会的にも特殊な時期でもあり、記録に残そうと思った。

仕事、手術、治療、自分の気持ち、そのままに書こうと思っている。

しばしお付き合いいただきたい。

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