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おうちで中華 - 熗拌黄豆芽(豆もやしの辛味和え)

夏になると、辛いものが食べたくなる。

それは科学的にも自然な話で、辛いものを食べると一時的には暑く感じるけれど、汗をかくことにより皮膚の表面温度が低下して、清涼感を得ることができる。 また、辛味の刺激で消化器の分泌が促進され、食欲が増進される。

辛いものを食べ、ビールをあおり、むやみに暑い夏を乗り切りたいものだ。

ということで、今日の料理は熗拌黄豆芽(豆もやしの辛味和え)だ。


炝拌黄豆芽 熗拌黄豆芽
qiàngbàn huángdòuyá

熗拌黄豆芽(豆もやしの辛味和え)

「熗拌 qiàng bàn」という調理法は、以前紹介したことがある。「唐辛子や花椒など刺激的な香辛料を油で熱して香りを移し、それを食材にかけて和える」ことを意味する。

今回の料理に必要な食材は、豆もやし・小葱・にんにくだけ。しかし、熱した油によって薬味の香りが立ち昇り、シャキッと茹でた豆もやしを見事に盛り立てる。

ビリっとした辛味が、激しくビールを呼ぶ。たかがもやしであるが、調理次第で立派な酒の肴になってくれる。もやしなので、家計にも優しい。

刺激と優しさを併せ持つ男、熗拌黄豆芽。この夏、是非ともお試しあれ。

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