おうちで中華 - 魷魚豆腐湯(イカと豆腐のスープ)
今回ご紹介するのは、山東省の港町で知った海鮮スープ。その日獲れた魚や野菜が厨房の横にずらっと並んでいて、食材と調理法を指定して注文するタイプのローカル店で、山東人の取引先が頼んでくれたものだ。
魷魚豆腐湯(イカと豆腐のスープ)。ありそうでない意外な組み合わせ。シンプルなのにとても美味しくて、大いに気に入ったのだった。
魷魚豆腐湯 鱿鱼豆腐汤
yóuyú dòufu tāng
イカなんて煮込むもんじゃないから、作るのは至って簡単だ。葱や生姜と共に豆腐とイカをグラッと数分煮るだけ。それでもちゃんとした中華スープになるのが不思議だ。どっさり作ると本場っぽい。
プリンとした子持ちのヤリイカとみっしりした木綿豆腐が美味しい。
今回はヤリイカが大きかったので筒切りに。小さいやつなら軟骨とかだけ除いて丸ごと煮るイメージ。言うまでもないが、ヤリイカにこだわる必要もなくて、他のイカでも美味しい。
イカの旨味が出た優しいスープはいくらでも飲めてしまう。煮込むともっとスープが白濁するけど、イカが固くなってしまうので、僕はグラッと短時間煮込むスタイルが好き。まあ、お好みで試して欲しい。
港町の知恵を味わおう!
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