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ちょいとここらでひと休み #4 ドカ雪編

こんばんは、ちいさなかべかざりです。
3連休が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

-ちいさなかべかざりとは
刺繍ブローチや小さな壁飾りを作っています。

“ ふっくらころんと、柔らかくてまあるいものたち”

ちまちまコツコツ、すぐには仕上がらない遠まわりな手しごとと共になんてことない暮らしを営みたい。そんなことを思いながら毎日ひたすら針を持ち、手を動かしています。

本来はただの端の処理である“縁かがり”が主役のブローチ、ちいさないきもののオーダーブローチ、小さな壁飾りを仕立てています。
わたしのつくる刺繍ブローチや壁飾りはあってもなくても困らないものだけど、だからこそ“ あ、これ いいな ”と思って作品を手に取ってくださった方の日々の暮らしを少しだけ豊かにするお手伝いができたらいいなと思っています。

年末に図案を描きおこし、1月中にせっせと刺し進めたオーダー作品が手元を離れて行きました。
昨晩中に机の上に散らかしっぱなしの糸を片付けて、次のオーダー作品のお仕立て準備を進めています。
なので今週のnoteもひと休み回。

ドカ雪(短時間で大量に降り積もる雪のこと)という言葉が全国で使われているかはさておき、今週の北海道は慣れているはずの雪に翻弄される1週間でした。

北海道で1番大きな都市、札幌市の生活の要であるJRは何日も雪の影響で終日運休。
通勤も通学もやっとの思いで過ごした方も多いと思います。
普段は30分で移動できる距離が何時間も掛かったり、そもそも辿りつけなかったり。
安全面を考慮して、学校そのものがお休みになったり。
毎日当たり前に出している生活ゴミはゴミ収集車が地域を回りきれずゴミの排出そのものを控えるように市から要請があったり。
わたしの生まれ育った地域には、そんなゴミを漁りに来たというキタキツネがニュース番組に出ていました。
外出を控えようとする人々がいつもより多めに買いものをすることと、物流の滞りが相まってスーパーの生鮮売り場は空っぽになっていたりもしました。

雪が降れば嬉しいこともあるけれど、子どもの頃のようにほっぺを赤くして何時間も雪遊びをする気にもならないし、あっちを見てもこっちを見ても、見知らぬ人たちがピリピリしている。

絶え間なく改札に訪れる人たちに頭を下げて“申し訳ありません”と声をかけ続ける駅員さん。
昼夜を問わず除雪をしているにも関わらず、来るのが遅い、雪が残っているとクレームが届く現場の方々。
もう十分朝早くに家を出ているのに会社から“社会人なのだから自分で考えて定時に出勤して来い”と言い放たれる会社員。
テレビ画面の向こう側で、もはや災害ともいえるドカ雪の影響で生じた色々な問題の責任を問われるJRの社長さん。

わたし自身はもちろん、わたしの周りにいる人たちに直接関係あることもそうでないことも、今週はいろいろな情報が目に入ってきてちょっぴり心のエネルギーが枯渇気味だったように思います。

毎日当たり前のように動いている電車も、朝起きたら除雪されている道も、曜日毎に回収されて行く生活ゴミも。
見えないところで昼夜を問わずお仕事をされている人がいるのだから、改めて感謝して過ごさなくてはと思いました。

でもね、近所で埋まっている車を見つけるとどこからともなく人が集まってきて、みんなで車を押したりもするのです。
雪の轍にタイヤがはまってしまったときは、毛布が役立ったりします。
“牽引ロープ、あるよ!手伝おうか!”という救世主のような人が通ったりもします。

わたしもいざというときに小さな手助けができる側の人間でいられたら良いなと思うので、この連休は心のエネルギーのチャージに努めようと思います!

というわけで今週は、ひさしぶりの“ひと休み”回でした。
来週はまた刺繍のお話しができますように。

次回の更新は2月18日(金)ごろを予定しています。

“活動を応援したい”と思ってくださった温かい心の持ち主さんのために、今後の活動と作品を通して恩返しができるよう日々手を動かしつづけています。よろしくお願いします◎