小島弓子

編集・フードディレクター https://artical.in/ ■山のこと、森のこと…

小島弓子

編集・フードディレクター https://artical.in/ ■山のこと、森のこと、ごはんのこと「山森ごはん」 ■醸し合う「味噌のわ」と間借り食堂「みそのわ食堂」

マガジン

  • 【みそのわ食堂】献立

    毎週月曜日の間借り食堂「みそのわ食堂」のランチ献立と営業日誌です。

  • 【味噌のわ】味噌を中心に、皆で持ち寄って囲む”食卓”づくり

    味噌は、「さしすせそ」の「そ」。 お味噌汁はいつもご飯の右側にあり、暮らしの名脇役です。 昔はどの家庭でも味噌甕があったことを知り、 もっと昔は、村の共同作業として1つの家に集まって作っていたことに驚きました。 そこで、始まったのが「味噌のわ」。 味噌を一緒に仕込み、数ヶ月後に出来栄えを讃えあう会です。 味の違いを楽しみながら、近況を労い合ったりと、同じ村人のような連帯感ができてしまうのも味噌の力。 知恵と力を持ち寄って、味噌を中心に、食卓を囲む。 みんなで心地よい暮らしをつくっていく誰もが参加できるコミュニティです。 企画:小島弓子(フードディレクター) 講師:谷陽子(有機野菜を使った、旧:空色曲玉店主) 協力:のわ 写真:小島邦康

最近の記事

【みそのわ食堂】健康法をみなさんに聞いてます

新栄パルルを間借りして、毎週月曜日に開店「みそのわ食堂」。 どんぶり味噌汁定食は日替わりの味噌汁に、味噌おかず、なめ味噌とごはんをモリモリ食べていただく定食です。 味噌が主役のみそのわ食堂の献立と店主ゆみそのちょっとした営業日記です。 ◎6月24日の献立 どんぶり味噌汁定食 880円 汁・菜・ごはん (汁) 初夏の豚汁 豚&玉ねぎを大葉と茗荷の薬味たっぷりで (菜) ・味噌ドレリーフサラダ ・厚揚げ梅味噌 (飯) 白米 ◎今日の味噌 味噌汁 善光寺平生味噌と自家製

    • 【みそのわ食堂】6月17日の献立:温と冷と選べるようにしてみました

      新栄パルルを間借りして、毎週月曜日に開店「みそのわ食堂」。 どんぶり味噌汁定食は日替わりの味噌汁に、味噌おかず、なめ味噌とごはんをモリモリ食べていただく定食です。 味噌が主役のみそのわ食堂の献立と店主ゆみそのちょっとした営業日記です。 ◎6月17日の献立 どんぶり味噌汁定食 880円 汁・菜・ごはん (温汁) 野菜たっぷりおでん風味噌汁 (冷汁) アオサ&あみえびの磯味噌汁 (菜) ・味噌ドレリーフサラダ ・大根とセロリの味噌漬け ・味噌かんぷら (飯) 白米 ◎

      • 【みそのわ食堂】6月10日の献立:生姜と干しあみえび出汁の養生味噌汁

        新栄パルルを間借りして、毎週月曜日に開店「みそのわ食堂」。 どんぶり味噌汁定食は日替わりの味噌汁に、味噌おかず、なめ味噌とごはんをモリモリ食べていただく定食です。 味噌が主役のみそのわ食堂の献立と店主ゆみそのちょっとした営業日記です。 ◎6月10日の献立 どんぶり味噌汁定食 880円 汁・菜・ごはん (汁) 新玉ねぎ、まいたけ、しめじ、ズッキーニ、大根、にんじんなどの野菜満点具材に生姜と干しあみえび出汁。 (菜) ・味噌ドレリーフサラダ ・牛蒡の味噌漬け ・醤油粕味の鶏

        • 【みそのわ食堂】6月3日の献立:鮭と小エビの磯かおる初夏の石狩汁

          新栄パルルを間借りして、毎週月曜日に開店「みそのわ食堂」。 どんぶり味噌汁定食は日替わりの味噌汁に、味噌おかず、なめ味噌とごはんをモリモリ食べていただく定食です。 味噌が主役のみそのわ食堂の献立と店主ゆみそのちょっとした営業日記です。写真は仕入れ先、神社の朝市風景です。 ◎6月3日の献立 どんぶり味噌汁定食 880円 汁・菜・ごはん (汁) 鮭とオキアミ、ズッキーニ、水菜、青大豆&定番の厚切り大根、じゃがいも、ニンジン、焼きねぎの石狩汁 (菜) ・ジャガイモの味噌かんぷ

        【みそのわ食堂】健康法をみなさんに聞いてます

        • 【みそのわ食堂】6月17日の献立:温と冷と選べるようにしてみました

        • 【みそのわ食堂】6月10日の献立:生姜と干しあみえび出汁の養生味噌汁

        • 【みそのわ食堂】6月3日の献立:鮭と小エビの磯かおる初夏の石狩汁

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        • 【みそのわ食堂】献立
          7本
        • 【味噌のわ】味噌を中心に、皆で持ち寄って囲む”食卓”づくり
          8本

        記事

          【みそのわ食堂】5月13日の献立:玉ねぎ&豚肉&豆腐のみの妙高地区ゆかりの豚汁

          新栄パルルを間借りして、毎週月曜日に開店「みそのわ食堂」。 どんぶり味噌汁定食は日替わりの味噌汁に、味噌おかず、なめ味噌とごはんをモリモリ食べていただく定食です。 味噌が主役のみそのわ食堂の献立と店主ゆみそのちょっとした営業日記です。 ◎5月13日の献立 どんぶり味噌汁定食 880円 汁・菜・ごはん (汁) 玉ねぎの甘味がすごい!豚肉、新玉、豆腐と、シンプルな具材を白味噌で。 (菜) ・ジャガイモの味噌かんぷら ・グリルきのことリーフの味噌ドレサラダ ◎今日の味噌

          【みそのわ食堂】5月13日の献立:玉ねぎ&豚肉&豆腐のみの妙高地区ゆかりの豚汁

          お店を始めて変わった価値観【お金について】…支払うんじゃなくて、自ら渡して巡らせたい。比べるものは自分の中に。

          ”のわ”の飲食出店スペースであるパルルを間借りし、週一回、みそのわ食堂を営んでいます。オープンして二ヶ月ほどが経ちました。 日頃はフードディレクションや編集の仕事をしている私が、実際に料理を作り提供していることに驚きます。私の冒険と挑戦は、”のわ”という「人と人のつながりを通じて、新しい暮らしを考える」コミュニティスペースとの出会いから始まりました。 ”のわ”にデザインの仕事で携わっていたのは夫でした。私も”のわ”を応援する気持ちで関わったものの、実は全く逆で、見守られ、育

          お店を始めて変わった価値観【お金について】…支払うんじゃなくて、自ら渡して巡らせたい。比べるものは自分の中に。

          【みそのわ食堂】5月27日の献立:新玉と初茄子が出会う初夏のお味噌汁

          新栄パルルを間借りして、毎週月曜日に開店「みそのわ食堂」。 どんぶり味噌汁定食は日替わりの味噌汁に、味噌おかず、なめ味噌とごはんをモリモリ食べていただく定食です。 味噌が主役のみそのわ食堂の献立と店主ゆみそのちょっとした営業日記です。 ◎5月27日の献立 どんぶり味噌汁定食 880円 汁・菜・ごはん (汁) ・新玉なす鶏スタミナ味噌汁 (菜) ・きのことリーフのサラダ味噌ドレッシング ・いも味噌もっち ・ごぼうの味噌漬け その他、焼き味噌握り(自家製味噌、蕗味噌、わさ

          【みそのわ食堂】5月27日の献立:新玉と初茄子が出会う初夏のお味噌汁

          【みそのわ食堂】5月20日の献立:大きな新玉丸ごと1個がトマトに合うお味噌汁

          新栄パルルを間借りして、毎週月曜日に開店「みそのわ食堂」。 どんぶり味噌汁定食は日替わりの味噌汁に、味噌おかず、なめ味噌とごはんをモリモリ食べていただく定食です。 味噌が主役のみそのわ食堂の献立と店主ゆみそのちょっとした営業日記です。 ◎5月20日の献立 どんぶり味噌汁定食 880円 汁・菜・ごはん (汁) ・丸ごと玉ねぎと鶏そぼろトマト味噌 (菜) ・にら味噌せんべい(長野の郷土料理) ・グリルきのことリーフの味噌ドレサラダ ・なめ味噌は蕗味噌とわさび菜味噌 その他

          【みそのわ食堂】5月20日の献立:大きな新玉丸ごと1個がトマトに合うお味噌汁

          醤油の搾り粕を使った料理教室を開催。春の山菜<山ウド・ヨモギ・わらび>も丸ごと美味しく頂きました

          料理家 谷陽子さん(マクロビ食堂 旧:空色曲玉 店主) を講師に迎え、料理教室を行いました。谷さんの作る料理は、とにかく特別。素材を大切に、無駄のない調理法でシンプルに美味しく仕上がります。今回は、醤油を搾る際に出てくる粕を使って、春の山菜三昧ご飯を作りました。 ◎醤油の搾り粕とは 蒸した大豆と炒ってひき割った小麦を混ぜ合わせてから、麹菌を加え、麹をつくります。 麹と食塩水を混ぜて醗酵させ、約6ヶ月、ゆっくりと熟成させた液体部分が醤油となり、残った部分が搾り粕です。しっかり

          醤油の搾り粕を使った料理教室を開催。春の山菜<山ウド・ヨモギ・わらび>も丸ごと美味しく頂きました

          驚異の濃ゆさ”くらかけ豆”。発酵玄米に興味津々です。

          先日、長久手の心地よいカフェでいただいたランチ。発酵玄米ご飯、野菜たっぷりサラダ、ビーツとはっさく、ゴロゴロカレー。素材を大切に、丁寧に仕上げられたお料理が本当に美味しく、見た目は軽食ほどの量なんですが、お腹も心も満足満腹のランチ、ごちそうさまでした。 特に驚いたのは、サラダの中に入っていた黒っぽいお豆です。それだけで味わい深く、程よい歯応えで、噛み締める一粒一粒が濃ゆい。リーフやひじきに隠れているかと思ったら、私の中では主役級の美味しさでした。

          驚異の濃ゆさ”くらかけ豆”。発酵玄米に興味津々です。

          フードディレクターってどんな仕事? 大切にしたいのは、”美味しい”雰囲気を現場で守ること。

          フードディレクターは料理をしない 私はフードディレクターという立場で企業の商品料理撮影やWeb提案等の仕事をしています。仕事では、ディレクターは基本的には料理をしません。料理家やフードコーディネーターさんが調理し、盛り付けをし、カメラマンさんが撮影をし、デザイナーさんが形にしていきます。媒体が何かによって、webのシステムエンジニアさんが関わったりします。仕事中、フードディレクターはエプロンを着ません。 ただ仕事以外でも料理ができなくても良いかというと、絶対的にできた方が

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          【みそのわ食堂】味噌の魅力を伝える、みそのわ食堂がオープンしました

          新栄パルルを間借りして、毎週月曜にランチ営業がはじまりました。みそのわ食堂とは、味噌の魅力を伝える場。季節の野菜が盛り沢山のお味噌汁をメインとした、一汁一菜の献立を提供しています。味噌は、素材にこだわった大豆と麹から仕込んだ自家製のものを。野菜は地元の朝市で購入したものを。家族に贈るようなあたたかさと共に、味噌の魅力を再発見できる食堂を志しています。みそのわ食堂でお召し上がり頂く自家製味噌は、歴史ある越前マルカワみそさんから仕入れた有機栽培の大豆、白米麹、赤穂の天塩のみから昨

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          じゃがいも農家の知恵を受け継ぐ味噌かんぷら。納豆を水で洗った麻婆。魔法の美味しいランチ。

          味噌作りワークショップを先日行いましたが、その際のランチが今回も大変好評でした。改めて写真を元に、私の個人的な驚きポイントと共にお伝えしますが、あくまで私見です。 今回も谷陽子さん(名古屋のマクロビ食堂 旧:空色曲玉店主)に教えていただきました。毎回、私が適当に食材を揃え、それを見て即興で料理にしていくという即興性も面白いのです。事前に何を買ったか伝えることはしていないのですが、自然と旬のお野菜中心になっています。

          じゃがいも農家の知恵を受け継ぐ味噌かんぷら。納豆を水で洗った麻婆。魔法の美味しいランチ。

          【味噌のわ】みんなで味噌玉を交換し合い熟成を待つ

          味噌作りは豆と麹と塩を混ぜるだけ 日本で昔から家で仕込まれていた手前味噌。基本的な作り方は、蒸すもしくは柔らかくした大豆に麹と塩を加えて熟成するだけ。 難しい作業ではないのですが、大豆を水に浸して一晩、火にかけて数時間と意外と時間はかかります。 そして、冷ましてた大豆を潰し、麹と塩をまんべんなく混ぜ団子にし、空気が入らないようにギュウギュウ詰めていくのは重労働です。待ちの時間と単純な力仕事を楽しくできちゃうのが仲間意識。 味噌は仲間意識を育みます 実は、はじめましてのメ

          【味噌のわ】みんなで味噌玉を交換し合い熟成を待つ

          よもぎなら我が街にもある。名古屋でも楽しめる保存食を探して。

          郷土の特性に合わせた、人の知恵に強く惹かれます。例えば、凍み豆腐、凍み大根、ごんぽっぽ(オヤマボクチの葉)を入れる凍みもちなど、寒い国で昼夜の温度差を利用して作る保存食を知った時、とても感動しました。 海や山が近かったり、寒冷地だったりすると、保存食が発達するんでしょうね。私の住む名古屋は、大都会でもなく、田舎でもなく、山もなければ漁のできる海もない。だけど、私にもできる保存食のお楽しみがあるんです。 名古屋でも楽しめた保存食 <よもぎ茶> 洗って天日干しするだけです。

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          【味噌のわ】告知:今年は玄米麹と大豆でコク深い玄米味噌を作ります

          人の手で育てる暮らしの輪「味噌のわ」では、味噌作りを中心に、手仕事を通じて美味しい食卓を囲む会を大切にしています。 身体に優しい素材を、無駄のないよう、楽しみながらできる範囲で料理することが、自分のために、家族のために、地球のためになる。まずは、身近なお味噌から広がる古き良き知恵を学んでいます。 一年に一度、味噌を仕込む会の季節がやってきました。 (昨年の味噌仕込み会の様子はこちら。) はじめましての方々と囲む味噌料理の食卓は、村人の会合のようになり楽しかったです。また、祈

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