よもぎなら我が街にもある。名古屋でも楽しめる保存食を探して。
郷土の特性に合わせた、人の知恵に強く惹かれます。例えば、凍み豆腐、凍み大根、ごんぽっぽ(オヤマボクチの葉)を入れる凍みもちなど、寒い国で昼夜の温度差を利用して作る保存食を知った時、とても感動しました。
海や山が近かったり、寒冷地だったりすると、保存食が発達するんでしょうね。私の住む名古屋は、大都会でもなく、田舎でもなく、山もなければ漁のできる海もない。だけど、私にもできる保存食のお楽しみがあるんです。
名古屋でも楽しめた保存食
<よもぎ茶>
洗って天日干しするだけです。カリカリになったらお湯を注ぐと、良い香りがします。よもぎは道路の脇や公園にもたくさん生えています。ただ、車通りの多い場所や、ワンちゃんの散歩コースのよもぎは避けています。
<干し柿>
渋柿を干しておくと甘くなるなんてビックリです。しかも、焼酎やドライアイスで渋みを飛ばす方法も。名古屋では柿は珍しいモノでしたが、岐阜出身の夫に聞くと、小さい頃から柿の季節はなぜか柿が家に集まってきたそうです。干し柿が吊るされているのも日常の風景だったそう。
詳しくは、柿どころの岐阜県揖斐JAさんのサイトで。
<干し椎茸>
スーパーで買った椎茸も、天日に干しておけば本当に干し椎茸になります。当たり前のことなんですが、ちゃんと旨味の凝縮された干しものになるんです。大袈裟に言って5分の1くらいの大きさになっちゃいます。
<切り干し大根>
大根の安い時期は、1週間に1本のペースで大根を消費します。ピーラーで皮を剥いておいて、庭の干し網に入れておいたらどんどん溜まってしまいました。カリカリになっているのでそろそろ食べ頃です。
<自家製味噌>
大豆と米麹から作る味噌作りをしています。一人で作るとどうしてもテンションが上がらないので、皆で集まって作っています。村人たちが協力しあって暮らしを楽しむような、そんな風景に。味噌のわの活動をご覧ください。
名古屋でも楽しめるということは、きっとどの地域の方にも身近な保存食なのではないでしょうか。保存食というほどの大袈裟なものではないかもしれませんが、少しだけ暮らし賢くなったような満足感もあり楽しいです。
これからも、いろいろなものを干していきたいと思っています。
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