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複数の軸で暮らし、はたらくインタビュー その1

初めてのZINE、今日印刷が終わり、明日かあさってには発送されると印刷会社から連絡が!いよいよ手元に!入稿して数日は「これでよかったのか」と不安でしたが、今は楽しみな気持ちの方が大きくなりました。気持ちは揺れ動くもの。。

今日からはZINEの中身について、少しずつ紹介していきます。

「”暮らし”と”はたらく”がつながる生き方」がテーマの本作。人はワークとライフを分けて考えがちだけど、本当にそうなの?という疑問から、身近で生き生きと働いている人にインタビューをしました。


働き方インタビュー、1人目はかつての同志

1人目は、一般社団法人みんなの公園愛護会の代表、椛田里佳さん。

里佳さんは一緒に自由大学をつくっていた仲間です。私より少し早く出産し、最初は子連れで働きながら、鎌倉へ引っ越したのを機に家族との時間を優先することに。その後しばらくして、現在の活動を始めています。

里佳さんは自分の違和感をなかったことにしない人。みんなが「そうだよね」と思ってることでも、「何か違う」と思ったらまっすぐに伝える。

そして、人の背中を押すのが得意。ちゃっかりその気にさせちゃって、その人が一歩踏み出したのを見届けたら、後ろで「ふふふ」と笑ってる。手を放すのも上手。

みんなの公園を守るボランティアを初めて横で繋いだ人

そんな彼女は今、みんなの公園愛護会という団体で、街の中にある身近な公園を密かに守ってくれているボランティアさんたちのサポートをしている。

私も子どもが小さいときは毎日のように公園に通っていたし、自分も公園が大好きな子どもだったけど、公園がボランティアさんたちに支えられていることは、彼女がこの活動を始めるまで知らなかった。

ちなみに私が住む街では、「公園愛護会」という呼び名ではなく、特に呼称はない模様。子ども会に入るようになって、近所の公園の清掃は子ども会で行っていたことを知った。そして、その活動資金として市が補助金を出していることも。

このように必ずしも「公園愛護会」という呼び名ではなくても、住宅街にあるような小さな公園を住民と行政が協力していく仕組みは全国各地にあるそう。でも、横を繋ぐ仕組みがない。子ども会、町内会、自治会といった地域団体の多くが会員が減少しているように、公園愛護会もまた、存続の危機にあることが多い。

そんなことが明るみになったのも、みんなの公園愛護会が初めて大々的にアンケートを採ったからだ。そうしてまずは公園愛護会の困りごとを調査し、現在はそれを解決すべく、良い取り組みをしている団体へインタビューへ行ったりしているとのこと。ほぼ彼女一人で行っているからすごい。

里佳さん自身も2人の子どものお母さんであり、自分でも公園愛護会を立ち上げて活動している。まさに暮らしと直結した仕事をしている人としてインタビューしてみた。

自由大学の時とは全然違う仕事をしてると思っていたのだけど、聞いてみると意外な共通点があって面白かった。

これからは一緒にインタビューをしてくれる仲間を増やしていきたいとのこと。彼女のことだから、ちゃっかり誰かの背中を押して、仲間にしちゃうんじゃないかと思ってる。公園を通じて、自分の街を好きになる人がもっと増えるといいな。

これまでの制作記録はこちら

11月29日追記
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