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好奇心のままにZINEづくりを始めた話

ここ1ヶ月ほど、いろいろな人に働き方・暮らし方インタビューをしては、文章にする日々が続いています。というのも、とあるイベントに向けて「ZINEをつくろう!」と思い立ったから。誰に頼まれたわけでもなく、ただただ自分の欲求に駆られるがままにつくっています。

ZINE(ジン)とは
個人または少人数の有志が、非営利で発行する自主的な出版物のこと(Wikipediaより)。決まったルールはなく、テーマも写真集のようなものから旅行、料理、小説、短歌など自由。装丁も様々。ZINEを集めたイベントや専門店、個人書店などで取り扱われています。ネットで販売されていることも多いです。


長女の出産からリスタートまで

ようやくスタートラインに立てた、そんな気持ちです。現在8歳の長女を妊娠した際、ほぼ同時に夫の海外赴任も決まって、企画運営に携わっていた自由大学を離れ、夫に帯同することを選びました。NYで長女を出産し、2年半後に帰国した時には次女がお腹にいて、日本での暮らしの立ち上げもあったことから、すぐに働ける状況ではありませんでした。

私の気持ち的にも、すぐに保育園に預けて働くぞ!って感じではなかった。というのも、自由大学での働き方自体がフリーランスとして関わり、暮らしや人との出会いから講座をつくっていくというスタイル。子どものいる暮らしの中で、何か私らしい仕事をつくりたいと思っていました。保育園に預けるには、仕事がないと難しいですからね。求職中でも預けられるけど、現実的には難しいし、自分で仕事をつくるとなるとなおさらです。

さらに、完全にワンオペだったこともあり、子育て以外に割けるパワーはなく、ようやく次女が1歳を過ぎたころから一時保育を利用し、少しずつ動き始めたのでした。

その頃、受講したのが非営利型株式会社Polarisのライフストーリー・インタビューについて学ぶ講座。それがご縁で、同社の学び事業「自由七科」に携わらせていただくようになりました。とはいえ、最初はもう本当にわずかな時間からのスタート。今でもかなり限られた時間で働いています。

これは、一人ひとりが「ここちよく暮らし、ここちよくはたらく」ために、はたらく時間も担当する仕事も自分で選択することをPolarisが尊重してくれるから。3年ぐらいかけて、ゆっくりと私も自由七科も歩んできました。

もっと自由にはたらきたい

ここちよくはたらいているはずなのに、なんだか窮屈。
そんなモヤモヤした思いが芽生えてきたのが去年ぐらいでしょうか。次女も保育園に行くようになり、はたらける時間は増えたはずなのに、できていることが少ない。もっとやれるはずなのに。いろいろ試行錯誤するものの、なんかやり切れずに、その都度、自分の外に原因を求めてたのが今だと分かります。

このままだとずっと悩んでいるままだと思い、行動を起こすことに。
その一つが、女性経営者・フリーランスのためのオンラインコミュニティ「ホクレア」への参加。もう一つが、市民講座「地域ではじめる小さなしごとづくりセミナー」。

市民講座の最終目標が、12月2日(土)に開催される市民活動フェスティバルへの参加。そこで私はZINEを販売しようと決めたのでした。

自分の好奇心を深掘りし、形にする

ZINEのテーマは「複数の軸で暮らし、はたらく」。
私は長く「学び」を軸に働いてきましたが、その根底にあるのは「暮らしとはたらくを分断せずに、どちらも自由に行き来する生き方がしたい。」という思いでした。

でも、自由大学という舞台を失うと、それを実現できていないと感じる自分がいた。Polarisの仕事もとても楽しいのに、それだけでは何かが足りないような気がしていた。

ならば、つべこべ言ってないで、「自分がいいなと思う働き方をしてる人にインタビューしてみよう。そうすれば、自分がやりたいことも見えてくるはず。」と思い、ZINEの制作を始めたのです。

自治の領域ができたら、毎日が楽しくなった

12月2日のイベントに間に合わせるのが目標なので、もう時間がない!急いでインタビューのお願いをして、インタビューをして、必死に書く日々。これがなんともここちいい!もっと早くやればよかったと思うことばかり。

これが自分で自分の生き方(大げさ)を舵取りするってことかと実感しています。スケジュールが押し気味で油断はできませんが、完成目指して、あともう少し、楽しんでいきたいと思います。ZINEの内容や制作の途中で感じたことをこれからnoteでも書いていくつもりです。

11月29日追記
ようやくネット販売の準備ができました!ご購入はこちらからお願いします。


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