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ZINEのタイトルは「暮らし、はたらき、生きていく」

今日はZINEのテーマについて書こうと思います。ZINEのテーマは「”暮らし”と”はたらく”が繋がる生き方」です。(前に書いたときから少し変わった。)そして、タイトルはそのまんま「暮らし、はたらき、生きていく」としました。

悩みに悩んだタイトル決め

タイトルってすごく悩みますね。本棚の背表紙とにらめっこしながら、うなっていました。本棚を見ながらしみじみと「いいなぁ」と思ったのは川上弘美さん。

「光ってみえるもの、あれは」
「ざらざら」
「ぼくの死体をよろしくたのむ」

挙げだすときりがないけど、タイトルだけでその不思議さに引き込まれる。そして、どれも川上弘美さんの独特の世界観にマッチしていて、小説を読んだ後にすごく納得感がある。いつか自分もタイトルと文章がマッチした世界観がつくれたらいいなぁ。

なぜ「暮らしとはたらくが繋がる」がテーマになったのか?私の仕事遍歴

横道にそれました。それでなぜ「”暮らし”と”はたらく”が繋がる生き方」がテーマになったかというと、やっぱりそれが、自分の中でずっと大事にしていたことだったからですね。

最初からそういう働き方や仕事をしていたわけではなくて、むしろ初めての就職は自分からすごく遠い仕事でした。私が就職した頃は、就職氷河期まっただ中。やっとつかんだ内定はIT企業のSE職でした。

入社して最初の研修で絶望したことを覚えてます。何が何だかわからなさすぎて。興味が湧かなさ過ぎて。今振り返るとと、いくら就職氷河期とはいえ、もうちょっと自分が働くことを想像できてたらと思うけど。結局、研修後の配属で内定とは変わって企画職に配属になり、とてもラッキーだった。(あまりにも研修が酷かったかもしれないが)

企画職になったものの、自社の事業に興味を持てなくて、でもそこを捉え直して、自分に遠かった事業を自分事に近づけていった。そこが私の「はたらく」の原点ですね。

それでも、「暮らしとはたらくが繋がる」までは行かなくて、ワークとライフが分断された生活が苦しくなって求人サイトの運営会社に転職。そこで経験を積んだ後、受講生として参加していた社会人向けスクール「自由大学」の運営へとピボットしました。

自由大学では、日本酒、占い、社内起業、星空観測、おうちパーティー、ファッションなどなど多種多様な講座の企画に携わりました。ほとんどが講師の方が自由大学に持ち込まれた企画を二人三脚で形にしたもの。どれもこれも自分の興味関心に沿ったもので、ここでバチっと”暮らし”と”はたらく”が一緒になったのでした。

毎日の暮らしが講座を企画することに直結する生活は、それはそれは楽しくて、もう他の働き方は考えられなくなりました。アンテナの立て方次第で、24時間365日、常に知的好奇心に満たされる。このことがとても心地よかったのです。

成功体験の呪縛

ところが、その後、夫の海外赴任に帯同することになり、さらに、出産育児に専念していた時期は、むしろこの成功体験が自分を縛っていたなと思います。

「なんとか暮らしから仕事をつくろう」「育児をなんとか仕事にしよう」なんてね。毎日インスタで育児系のインフルエンサーさんを追ったりしてましたね。そういう表面的なことじゃないことは薄々理解しつつも、逃れられなかった。

結局「育児をそのまま仕事にする」ことは諦めて、じゃあ私らしい「”暮らし”と”はたらく”が繋がる」ってどういうことなの?というのを今は模索しているところです。

ワークとライフ、誰だって分けられないはず

どんな働き方をしていたって、一人の人間なのだから、誰しも「はたらく」と「暮らし」を行き来しながら生きているのではないか。そう考えています。

なので、自分の身近にいる生き生きと働いている人に、働き方インタビューをしてみたりしました。次はその辺を紹介したいと思います。

今日はこの辺で。

※11月29日追記
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