鑑賞マナーが気になりすぎて映画館に行けない。
最近、映画館に行ってない。
コロナウイルスの影響が出る前は、月に1、2回は映画館に行っていた。
観たい作品の公開が重なっているときは連日行くことだってあった。
だけど最近は、映画館自体が閉まっていたり開けていたとしてもなにかと制限があったりで、ちょっと窮屈な感じがしてしまい半年程全く行っていない。(よく行く映画館は新宿歌舞伎町のTOHOシネマズだからそもそもコロナウイルスが怖いから、ということもある。)
自粛期間中、自宅でDVDを借りて観ることが以前に増して多くなった。
自宅での映画DVD鑑賞に慣れてしまえばしまうほど、
「あー、なんかもうこのまま自宅で観る方がいいかもしれない…」
と思ってしまった。
だって映画館のマナー、守れない人が多すぎるから。
おしゃべりしたり携帯見たり前の座席蹴りまくったり。
映画が始まる前に流れている、
あの目のない謎の生き物たちが訴えてる「NO!!○○!!」みたいな映像はなんのためにあるんだろうと思ってしまう。
(こーゆーの。)
(一度ビックリしたのは、この【マナーを訴える映像】を写真に撮ってる人がいたとき。え??? どうゆうこと???? 全然理解できない…。)
多分だけど映画館の鑑賞マナーを守れない人って、
『それがどうして迷惑になるのかわからない』人たちなんじゃないかと思う。
中には迷惑だとわかった上で気にせずやってる強者(人間性的には弱者)もいるんだろうけども。
・なぜ携帯見たらいけないの?→スクリーンのほうが明るいし大きいんだから気にせず画面見てたらいいじゃん。
・なぜおしゃべりが妨げになるの?→だって小さい声でヒソヒソ話してるじゃん??
・なぜ小さい音すら出しちゃダメなの?→映画の音大きいのに(ビニール袋ガサガサしたりとかの)小さい音なんて負けるに決まってるじゃん。
みたいな。
これまで「どうして自分がされたら嫌なことを平気で、しかも不特定多数の人に喧嘩売るような真似するのよ…」って思ってきたけど、
本人たちが「されたら嫌なこと」って思ってないからなのかもしれないなー、と。
映画館の鑑賞マナーの悪さも、年々ひどくなっている(問題提起してる以外のマナー違反共が現れている)気がしてるのは私だけだろうか…。
上映中に何度も席を立ったりクライマックスで遅れて入ってきたり、
電話を自分から掛けだしたりと
いろんな猛者共が増えてきている。映画好きとしては地獄である。
「映画」って「映画館で観ることを前提として」作られている映像だと思ってるし、
「映画館で得られる音、光、空気」みたいなもの込の値段だと思っていたから、1800円払っても満足できるし楽しめるな。って感じていたのだけど。
今はどんなにレディースデイやシネマデイでちょっと安くなったとしても、
「1200円も払ってまで嫌な想いしたくない…」と思うようになってしまった。
嫌な想いをすると、当然ストレスが溜まる。
それどころか、そのことが気になってしまい映画から意識が離れてしまったりする。
「映画を楽しみに来てるはずなのに? アレ???」
となることがとても多い。
なんだかもう、本末転倒が過ぎる。作品にたいしても失礼が過ぎる。
「だったら最新の作品が見れなくてもちょっと待って自宅でDVD借りて観よう。そのほうが安いしノーストレスだし」と、自宅で鑑賞することを選んでしまう。
本当は、映画館で観たいのに。
私は映画館のあの空間が好きだから、
本当は大きなスクリーンで、フカフカのソファで、
綺麗な映像で、音とかも上から横からバーーーーーーン!!みたいな感じで臨場感を楽しみたいのに。
ひとつの作品を、一番ベストな方法で、体感したいのに…。
鑑賞マナーが悪い人たちがいることで、映画館に行きたくても行かない、映画が嫌いになった、という人たちが増えていくことはとても悲しいこと。
そして、多分鑑賞マナーが悪い人たちは今後減るどころか増えていくんだろうと【思ってしまう】社会であることも。とても悲しいことだな。
ちなみに。
数多くいるマナー違反共の中でも私が一番ビックリしたのは、
一番後ろの2人席みたいなところにいたカップルがいきなり
【あたりめ開けて食い始めたこと】です。
しかもこうゆう、透明の器みたいなものが入っているバージョン。
ガサガサ音が半端なかった。
しかもあたりめは、臭いがキツイ。
……宅飲みじゃねーんだよ。
こんな風に、自分のことしか考えていない人間ばかりみたいな世の中で、
映画館の鑑賞マナーは守りましょう! と訴えるほうが間違っているのかもしれない気さえしてくる。
小さいことを気にしない、
「え? これのどこが迷惑なの?? 私は気にしませんけど??」って言えちゃう性格になれたら、どんなに楽か。
気にしないで周りに迷惑をかけている人が映画館に行き、
私のようにマナー違反に我慢ができない人たちが映画館に行かない選択をとっている。
小さいことをいちいち気にして集中できなくなる私は、
きっと映画館での映画を楽しめてはいない。
今日も私は小さいテレビで、感動をシェアせず映画を観ている。
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