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敵を正しく知る。


オリンピックやらなんやら、ワクワクしながら幕開けした2020年。しかし始まってみれば見えない敵が一気にわたしたちの生活を襲ってきました。コロナという言葉を聞かない日は一日たりともなく、全く想像していなかった毎日が続いて、あっという間に夏に突入。災害級の暑さと戦いながらもマスクを手放せない日々。メディアでは毎日感染者数が報告されていますが、なかなか収束する気配は見られず。「コロナが落ち着いたら・・・」という言葉にはまだ期待はできないのだろうか。このまま2020年があっという間に終わってしまうんだろうか・・・。

そんな中、「新型コロナ"再生のシナリオ"」をテーマにしたNewsPicksのWEEKLY OCHIAIを鑑賞しました。

どんなコロナ収束へのシナリオが考えられるのか?コロナ感染のリスクに対してどう対応すべきなのか?という議論で、前半30分には経済再生担当大臣の西村大臣も登場。

正直、わたしは今年に入ってから、メディア疲れを感じていて、ここ数ヶ月、テレビやSNSと距離をとっていたのですが、今回こうして医療の現場にいる人やそこに携わる専門家たちの声を通して今の現状や考えをじっくり聞けたのはとても良かったなぁと。生放送だから、テレビなどのように一部を切り取られる心配もなく、それぞれの捉え方や肌感をじっくり聞けたのが良かったのかもしれません。

何をもって収束と定義するのか、という話しにもなってきますが、出演者の見解によると、おそらくあと2〜3年は収束しないだろうといいます。

そういう前提の中で、今後新たなウイルスのリスクも考えると、感染のリスクがある中でどう過ごしていくか、どう生きていくかが大切になってくるのだと感じます。


「パニックにならず、今できることを考える。
新しいそれぞれの日常を作る。」


予防のためのワクチンは実用化にまだ数年はかかる可能性があるし、重症化を抑えるための人工抗体の方が早く認証されるかもしれない。予防薬や特効薬という安心材料(メンタル的にも)がなく、不安を感じたりもするが、「こうやって対策したらいいんだ」「こういうところは感染しやすいのかも」と、この数ヶ月で色んなことが少しずつだけどわかってきたことも事実。


「敵を正しく知る」


フェイクなのか、フェイクじゃないのか、簡単には判断できないような、ごちゃごちゃと色んなものが混じり合っているメディア。その中からわたしたちは正しく情報をひとつひとつその都度取捨選択していかなければならない。

コロナのことに限らずだけども、メディアとどう向き合うのか、メディアに流れる情報をどう受け取るのか、そして自分がメディアで発信するときはどうしたら良いのか。これを機に再度見つめ直していかなければいけないんだと改めて感じます。

敵を正しく知ることで、まずは恐怖心を抑えて、日常を常にアップデートしていく。

何が正しくて何が正しくないのかというのも日々どんどん変化していくけど、その変化の中でも、しっかりひとりひとりがメディアリテラシーを高めて改善していきながら、判断していかなければいけないのです。

コロナだけじゃなく、今後とてつもなく大きな敵たちがわたしたちの生活を脅かす可能性は大いにあるけども、敵が何であれ、ただ恐怖心や不安に襲われ立ち止まってしまうのではなく、どんな状況でもきちんと正しく情報を得られる自分でいられるように、常にメディアや情報と向き合う力をアップデートしていきたいですね。


武藤千春

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