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追われる仕事より追う仕事がしたい


いつからかはわからないけど、なぜかわたしは "テキパキとこなす人" というイメージを持たれることがよくあります。自分ではそんな意識は全くないし、むしろ、自分に嫌気が差すほど、だらだらしてしまったり、物事を後回しにしてしまうことの方が多い。恥ずかしながら、夏休みの宿題なんかは、最終日の夜にやっと重すぎる腰をあげてやるタイプで、いつも提出日には間に合わず、だいたい怒られてきたような気がします。

仕事に対する向き合い方やモチベーションの上げ方は人それぞれだけど、わたしの場合は追われる仕事より追う仕事の方がワクワクするらしい。これまでわたしは追う仕事ばかりを選択してきているから、きっと周りからはモチベーションが上がっている時のわたしばかり見られているのかもしれない。そういうところから、テキパキしてるイメージがついたんでしょうか・・・。

「これをいついつまでにやってね」と言われると、わたしの思考はそこで停止。時間とタスクのことだけにしか頭が回らないポンコツ人間となってしまうのです。〆切を提示されれば、自分でもよくわからないけど、なぜかギリギリまで放置。だから、なるべく追われる仕事はやる前にしっかりNOと言える自分でいたいなぁと常々思っています。

それに、追われている時は、目の前の作業をとりあえず終わらせることばかりに必死になってしまって、追っている時のようにプラスαのアイデアなんて全く頭に浮かばない、なんてことも。ただ作業を終わらせることだけしか考えられないなんて、一緒にお仕事をする相手にも失礼になってしまうなぁとも感じます。

一方で自分が何かを追っている時は、時間とかタスクとかよりも、「より中身を充実させるためにはどうしたらいいか?」と考えて、とにかく内容をアップデートしていくから、自分で自分がイキイキしているのがわかるのです。まあ、内容ばかりに気を取られすぎて「やばい!あれやってなかった!」となるときも沢山あるのだけれども。

追うことができるということは、自分からアクティブに動ける環境があるということでもありますよね。わたしがいまやっている仕事のほとんどは、自分が自由に動ける環境で、自分でコントロールをすることができます。全て自分次第。人によってはそれが重荷になってストレスを感じてしまう人もいるのかもしれないけど、わたしにとっては自由に動ける働き方が自分にストレスを溜めないということにいつからか気付いて、今では自然とそういう仕事ばかりになりました。

効率良くすることももちろん大切なのかもしれないけど、でもやっぱり、単純に自分が「良い!」と思えるものを作ったり、自分や一緒にいる人が「楽しいー!」って大声で言えることのほうが、よっぽどわたしにとっては大切なことなのです。


武藤千春

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