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パパに「人を動かせる人間になりなさい」と言われて10年。やっと意味が分かった。#ヒカリテラスの旗持ち係

こんにちは!
かれこれ「代表」という立ち位置も4年目、リーダーという役割にも少しずつ抵抗感がなくなってきました。

……いや、ぶっちゃけ抵抗感がなくなったのは、今年に入ってからでしょう。きっとそう。

代表という立ち位置に抵抗感がなくなってきてから、私のお父さんに教えられてきたことを思いだすなぁと感じる次第です。

最近のヒカリテラスと共に、私の心境の変化を書き記していければなぁと思います!

「人を動かせる人間になりなさい」に今気づく。

私のおじいちゃんは京都で小さな製造会社を営んでいました。
そんなおじいちゃんは、私のお父さんに「機械を動かせる人間になりなさい」と言われてきたそうです。

その話を10歳の時に聞かされて、私はお父さんに「人を動かせる人間になりなさい」と言われて育ってきました。

当事の私にとって、その言葉は人をモノ扱いしているようで大嫌いだったのです。

でも、20歳になって、ようやくその言葉の本質を知ったような気がします。

例えば、人を納得させるには、その人がわかる言葉で筋が通った説明をすること。相手に対してメリットを提示すること。相手の気持ちを察すること。

全ては、人の心を動かす、すなわち人を動かすことに通ずることだったんだなと感じます。

居場所づくりの活動を始めたこと、
帰りが遅くなってしまったこと、
学校を辞めたいと思ったこと。

色んなことをこれまでしてきたけど、頭ごなしに怒られることはなく、「自分の要望を押し通したいなら、筋の通った説明をして納得させてみなさい。提案してみなさい。」と言われてきました。

例えば、これからも明らかに帰りが遅くなってしまう時には、「少なくとも22時の電車に乗って帰るし、電車に乗った時と駅に着いた時にはLINEをするね。」と話してみたりしました。

そこには、なぜ両親は「心配をするのか」「不安になるのか」という部分を考えてみたり、聞いてみたりして、説得の材料に加えてみたりもしました。笑

今思えば、人を動かすことってこういうことなんだなって。

また「どうしてこれをやりたいの?」「どうしてそう思うの?」という言葉は怒っているわけではなく、納得できる答えを探したいからだったということにも。

「なぜそこに資金が必要だと思うの?」

現在ヒカリテラスは、転換期を迎えているような気がします。
これまでのゆるいウェブマガジン運営に付け加えて、YouTube番組の作成やワークショップ事業をスタートすることにしました。

つまりこれまでの運営体制では、団体が回らなくなり始めることを指します。
(今までは私やメンバー有志よるポケットマネーでの運営体制だったので……笑)

そのため、資金調達がヒカリテラスにとって大きな課題となりました。

単に「お金をください!」では、何のためにお金が必要なのか、寄付をしていただく側にとっても、いただいたお金を運用する私たちにとっても、不透明であり、不誠実です。

それでは良くない。
ヒカリテラスの活動継続および拡大のために何故資金が必要なのかを考えるようになりました。

例えば、

これから登記をしたり、書類を送ってもらったり、事務所の住所が必要になったり、ミーティングや番組収録をしたりする時には、ヒカリテラスとして拠点を置く必要があるよね。

自分たちで映像をつくるのであれば、カメラやマイクなどの機材が必要になるよね。編集するにもパソコンやHDD、ソフトウェアが必要だよね。

ワークショップや成果共有会、トークイベントなどをオフラインで開催する、生配信するなら、機材も会場も必要だよね。

今ちはるが出しているサイトのドメインやサーバー代も本来は団体として出すべきだよね。

これまでみんなで出してきた、zoomのアップグレードやイラストや素材の費用も、本来は団体として払うものだよね。

大きい枠から考えて、その枠の中の1個を、1個ずつ精査していきました。

もちろん誰の目から見ても必要なものはあります。
しかし、自分たちが少し苦労すれば必要ないもの、出来たら欲しいものももちろんあります。

また私は、映像制作に関しては全くの素人です。
どれくらい映像制作に投資するべきなのか、何がマストです必要なのかは分かりません。

かなり厳しく聞こえている自覚はあるものの、
「何故そこにそのお金が必要だと思うの?」「私がわかるように説明してほしい」
という言葉が、自分でもわかるほど増えていきました。

だんだんと曇っていく相手の声が、昔の自分と重なっていきました。

「あ、昔の私はこんなにも詰められて『何を言っても理解されない』って思ったな。」
「昔のお父さんお母さんと同じことをしてるな。」

その気づきにハッとしてからは、
なぜそのような言動になってしまったのか、
資金の使い方や使用意図を理解して承認をするためにどうすればいいのか、
グルグルと考えるようになりました。

話し言葉にするからキツくなるのかと思って、書面でまずは提出してもらったり。
「前提として必要なものは全て調達したい。しかし資金がない状態からのスタートだからこそ、優先順位を作りたい。」という想いをどう伝えるかを考えてみたり。

こんな風に資金周りについて考えていると、「人を動かす」ことの大切さや、
なぜ私の両親が私に対して「私たちを納得させてみなさい」と言ったのかや想いを、
改めて感じられるようになりました。

ヒカリテラス 影のアドバイザー「パパ」

私に「人を動かす人になりさない」と教え続けたお父さんは、
今では私やヒカリテラスのアドバイザーのような存在です。

「こんな人を今度メンバーにいれようと思うけど不安でね。」
「 ヒカリテラスの強みを潰さないまま、活動を継続するって難しいよね。」
みたいな話を永遠とかしたりしています。

昔は、朝まで生討論というテレビ番組を夜な夜な見ては社会の動きや日本の政治について語り合っていたのですが、
今は、ヒカリテラスの運営や生きづらさや自殺問題について語り合うようになりました。

人生って何が起こるかなんてわからないし、
親の気持ちがわかるようになるなんて、嫌でも成長しているものなんだなぁと感じました!

というお話です🥺

それでは👋

P.S.

ヒカリテラスでは寄付・GoodMorningにて月額サポーターを募集しております!

月額サポーターの方には、
サポーター限定コミュニティへの招待や、サポーター限定お話会、成果共有会への招待など特典を用意しています🌿

詳しくは下のページにて!

これからもヒカリテラスでは、生きづらさの発見から緩和までのお手伝い、そして自死予防の早期化、社会化のお手伝いに取り組んでいきます🕊

暖かい心で応援していただければ、嬉しいです❣️

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