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《ものおもい日記》0225*子ども心をかき集めるために早く大人になりたかった。

お久しぶりです。
21歳になってからの数ヶ月、何度も大人を感じました。

普段から斜に構えたものを見方をして変に大人ぶる一方で、大人になってからの特権である一人暮らしもお酒を嗜むのもしないような、宙ぶらりんの毎日でしたが、

最近は視野が広がって、こう考えるのも人生20年間歩いてこれたからだなぁと感慨深くなりました。

さて先日(というよりも昨日)、数年ぶりに旅行に行ってきました。

私の弟が小学校から高校までみっちり野球漬けだったり、私自身も家よりも色んな活動にいっぱいいっぱいだったりが重なり、

正直、旅行をすることが多くありませんでした。

大学生の大半は、コロナがあったから遠出も怖いし、中学時代オーストラリアに留学するために作ったパスポートも期限切れになってしまいました。

おでかけメディアに1年半ほど勤めていたからか、人よりも知識だけがある引きこもりちゃんになってました。

旅行なんて、せわしなくって、家でグーダラしてた方がいいよなぁと思っていたけど、昨日行ってみたら、とても楽しかったです。

1泊2日の箱根旅行。

めっちゃあちこち巡りました!という感じではないけど、
行きたいところに行って、たくさん歩いて、自然を眺めて、あったかい温泉につかって。
とても穏やかで良い気持ちでした。

お日様の光を反射してキラキラしている芦ノ湖や、壮大な山々、大涌谷の方に見えるモクモクした白い煙に、木々をすり抜けて入ってくる木漏れ日。

わぁ〜〜素敵!と心ときめいたのはいつぶりなんだろうと思いました。

私にとって印象深かったのは、星の王子さまミュージアムに訪れた時でした。

私が中学生の頃、家族で箱根に行った時がありました。

彫刻の森美術館に行って、ちょうど箱根駅伝をやっていたから見に行って、美味しい豆腐カツを食べました。

楽しかったんだけど、「星の王子さまミュージアム」に行けなかったことは心残りでした。

だから、行けて良かった。

星の王子さま自体、数回読んだり、アプリを使ったりして馴染みのあるものでしたが、深い部分までは知りませんでした。

星の王子さまの作者、サン・テグジュペリは第二次世界大戦の最中を生きたパイロットで、世界中を飛び回っていたことや、

色んな事件や人との出会いが彼に思考の機会とインスピレーションを与え続けていたことを展示から知り、

その時代に生きたサン・テグジュペリを思うと同時に、私のこれまでをじーっと思い浮かべたりしてしまいました。

どうしていつかは死ぬのに、生まれて、生き続けるんだろう?

どうして辛い思いをしてまで、頑張らないといけないんだろう?

どうしてこういう考え方をしてしまうんだろう?

私の子ども時代は、考えて、空想して、ものを書いての繰り返しでした。

その中でも、
どうして子どもなんだろう?
どうして大人になれないんだろう?
という疑問は、考えても疲れるだけでした。

そして数年経って、その疑問は渇望に変わりました。
早く大人になりたい。と。

なんか、あんまり自覚のないまんま、気づいたらあっという間に大人になってしまったけど。笑

ただひとつ言えるのは、高校生の時にとてもお世話になった大切なお姉ちゃん・まいちゃんに「ようやく大人になれたね」と声をかけてもらった時、

本当に嬉しくて、心から温かくて柔らかい気持ちが溢れて流れていったことは覚えています。

その後、21歳の2月くらいになるまでは大人気分を感じられなかったけど。笑

今日の夜中にこんなツイートを残しました。
今日の夜中に思いついて書いたツイートではなく、もっと前に書いて下書きに入れっぱなしにしておいたツイートです。

このツイートを書いた時は、私が数年応援し続けていたアイドルが卒業・芸能界引退するという報告を見た時だったと記憶しています。

彼女たちのキラキラしてきた姿を、応援し始めた当初から思い返すと、
あぁ私は、大人になるという自由を手に入れて、子どもの頃にありたかった姿になろうとしているんだと思いました。

大人になるのも悪くない。

大人になれば自由になれる、なんて流石に言えないけど、ある程度自分の自由と責任で、好きな方向へ歩いて行ける。

そして大人になれば、子ども時代の苦しみも窮屈さも過去に流されて小さくなっていく。それを自分の好きなように結末を作れたりもする。

子どもという段階を積んで、大人になるのには、こういう自由に気づくためであり、
単なる偶然で手に入るものよりも、自分の努力で手にしたものの方が結末を美しく彩りやすいことを体験して知るためなんだ。

なんて、21歳の私なりに考えてみました。

お小遣いで生活していた学生時代、自分の欲のためだけに旅行に行きたいだなんて言えませんでした。

多分言えば、叶えてくれたのかもしれないけど、当時の私には難しいことでした。

可愛いパフェを食べたい、キラキラのネックレスを付けたい、人力車に乗ってみたい、温泉旅館でぐーたらしたい、夜の観覧車に乗ってみたい、アイドルを精一杯応援したい、花柄のワンピースを着てみたい。

今なら簡単に叶えられそうな子ども時代のささやかな夢を、今大人になって叶えている最中です。

心の中にいる子どもの夢を拾い集めて、叶えていく。それが大人なんだなぁと思います。

あらためて、大人になれて良かったと思えました。

小さな夢をたらふく叶えていきます〜!

幸せもいっぱい、お腹もいっぱい、足もパンパンです。

それでは、をば。

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