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結婚契約書のメリットとデメリットそして大切なこと

メリットは多々ありますが、大きいメリットは以下の点といえるのではないでしょうか。
1. 今まで気が付かなかったパートナーやお互いの家族に関しての根本的な考えや価値観を確認できる。
2.万が一離婚時のトラブル決め事の煩雑を相当回避できる。
3.結婚の危機に対しての予防。(相手が信頼できなくなった等)
4.パートナーやその他の人間関係性を円滑にする特別な方法

①メリットお互いの考え、価値観を確認できる

結婚契約書(婚前契約も含む)は結婚した後の子供などの家族関係の問題、なかなか話しにくい金銭的な問題や、実家や親せき付き合い、双方の親との同居する可能性や介護の問題あるいは家業を継ぐかどうかなど、場合によっては親兄弟も含めて確認しておく今後の生活をするうえでのルールを双方で隠さず、話し合って取り決めておきます。
この最古の関係者を含めた契約なども考えることも大切です。
一件水臭い話でこれから幸せになろうとするカップルに水を差すようですが、これにより、結婚前にはイメージできないような結婚後のさまざまな問題をクリアにすることができ、さらにお互いの考え、関係者の意識等を確認しておくことは、結婚後に大きなメリットを及ぼします。

もちろん結婚生活は、夫婦2人だけの問題だけではありません。
夫婦という他人が生活をするということは、愛や恋とか恋愛感情だけで続けていけるほど、現実はある意味脂っこい綺麗な場面ばかりではなく、生きる手段でもあるわけです。
というよりも愛情や感情等形にならないもの、人によりその評価価値が異なるものは時間と共に薄くなって、どんどん曖昧なものになってしまうもの、そしてほっておくと消えてなくなるものと考えた方が良いのではないでしょうか。
残念ながらそれが現実です。

最近の実例で考えても日本の場合、結婚しても離婚する割合が35%にもなっており、計算上大雑把に3組に1組は離婚してしまうのです。

もちろん結婚入籍する方々は当初100%離婚なんて考えていなかったと思われます。特に最近では新型コロナの影響もあり、考えてもいなかった生活になってしまい、仕事などの影響もあり、予期しないもろもろの原因によって離婚を意識する人もさらに増えているようです。
この流れはさらに増えるに違いないでしょう。
困ったことにこの状況は夫、妻の問題ではないこと、誰も予期できない原因、要因によってもたらされるものが多いのが切なくなってしまいます。

結婚生活において、お互いが意識的にも無意識にでも「相手に自然に期待してしまう後からではちょっと言いにくい事」「相手の親に関する様々な角度からの考え方」を確認しておくことは、とても大切な意味を持つはずです。
特に、普通何ら事業計画もなく、人生でこんなに多くの責任・法的制限や義務・また負担が伴う結婚という未知の事象に対して、準備、計画はしすぎることはないと考えます。
夫婦は現実を見つめて、互いに目をそらさずに運命共同体として一緒に進んでいくことを誓います。
綺麗ごとで問題を先送りしないこと・・これは忘れてはなりません。

②メリット離婚時のトラブルを相当回避できる

前にも書きました様に、結婚する時には、離婚をすることなど考えることはないかもしれませんが、人生には何が起こるか分かりません。当事者に何ら落ち度がなく万が一離婚することになったときでも、結婚契約書であらかじめ、予想できる慰謝料、財産分与、年金分割さらに子供の親権などなどなどについて取り決めておくと、離婚する場合一度、お互い当人同士、納得した事実があるのでその内容をもとに協議することができるので、離婚手続きをスムーズに進めることができます。
“離婚は結婚の3倍大変だ”と言われることもあります。
だからこそ嫌なこと、やりたくないことはとことん避ける準備、軽くする用意は大事なんです。


③結婚の危機に対しての予防。(相手が信頼できなくなった等)

昨今、タレントの不倫などが世間を騒がせていますが、こういう浮気等の取り決め、も一緒になって考えたりすることは大事です。
人によっては具体的に罰金の額を契約書に書く方もいらっしゃいます。
特に文字にして残す作業は男性としても「決めちゃったんだからしょうがないね!」
とあきらめというか、自分が絡んで決めたことは意外に律儀に守るのもまた男性かもしれません。
ある意味責任感が強いのは男性かもしれません。
私の経験上でも、契約をぐずぐず先延ばしするのは圧倒的に男性ですが、決めた以上、真面目に守るのも不思議に男性なんです。

④人間関係性を円滑にする特別な方法

これはあまり触れられないことなんですがこういう考え方も大事だという私からの提案です。
長くなりますのでこれは次回お話します。

結婚契約書のデメリット

このように、夢を現実に戻すことやお互いの予想できる問題に向き合うため、ルールを話し合っているなかで、互いの意見が一致せず結婚が先延ばしになったり、場合によっては、結婚しないという選択肢をとる可能性もあるでしょう。

実際に私の事務所に結婚契約書の相談に来た方もそもそも結婚そのものを見合わせたり、延期したり、やめてしまった方も現実にいらっしゃいます。
しかし、「結婚前に、お互いの考えをはっきりさせたおかげで、不幸な結婚生活を回避できた」と考える人も実は多いのではないでしょうか。
これは28年以上、行政書士として離婚協議書作成や相談を数多く手がけた私の実感です。

特に、家事の分担や子育てに関する考え方、実家やお互いの親戚との関り方の習慣の違いは、細かい話では料理の味付けの相違や洗濯ものの星方、たたみ方等積み重なると長い結婚生活で大きなストレスの原因となります。
最近ではお墓の問題でもいろいろとお寺を交えてトラブルになることもあるようです。
これらの考え方が決定的に違うと、結婚生活を続けていくことは難しくなってしまいます。お互いに話し合った結果、どうしても埋められない溝があると感じるなら、結婚を先延ばしにして冷却期間を設けるか、結婚自体をもう一度見直すきっかけとするのも良いかもしれません。

大切なこと

僕の考えは、離婚が見える結婚はしない方が良いわけで、2人でシッカリとお互いを見つめて、逃げることなく、正面を向いて、誤魔化したり問題あることを先送りしないで、事前に解決できることは可能な限りしておく事を強力に進めるべきと考えます。結婚は2人でするもの。だからこそ解決も2人ですることが一番大切ではないでしょうか。
その道標(ミチシルベ)がこの結婚契約書の締結と活用です。

私安友千治があなたの結婚契約案内人として一緒に幸せに向けて楽しく学習してまいりたいです。
10年以上前に私が一番最初に日本で結婚契約の有用性を唱えました。
そして、『結婚契約』『カップル契約』は商標も取得しており、令和の時代に即した実践的な、あなたの男女関係修復や結婚生活サポートも自信を持っております。
既成のものではなく、オーダーメイドの契約により各人安心安全の結婚生活を送りましょう。
どうぞよろしくお願い致します











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