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プロフィール、もしくは、長く曲がりくねった道のり。

出身地はどこ?

「私、生まれも育ちも葛飾柴又です」というタイプの人はそんなに悩まないかもしれません。私の場合、生まれは大阪、幼稚園から小学校低学年までは東京、高学年は神戸の近く・西宮、中・高・浪人と広島で過ごすという波瀾万丈な人生。大阪弁、東京弁、広島弁を話すことができるトリリンガルです。私の出身地は一体どこなのか? やはり一番印象に残っているのは多感な思春期を過ごした広島時代。というわけで、私の出身地は広島ということにします。好物はお好み焼き、広島東洋カープのファンであるということもそれを裏付けています。(現在は神奈川県在住)

学歴は少し盛る

・広島市立基町高校 普通科卒・早稲田大学第一文学部 演劇科(映像論専攻)卒

いわゆる“学歴”とは違うかもしれませんが、少し盛らせてください。下記のコースも修了しました。

・宣伝会議主催「コピーライター養成講座」一般コース、および専門コースを修了(卒業制作で準グランプリ受賞)・産業能率大学「マーケティング・マネジメントコース(MBAエッセンス)」修了

職務経歴は成りゆき

最初に就職した会社の配属チームは全員男性で、扱う商品もオーディオ。先輩後輩の上下関係もある程度きちんとしていて、ちょっと体育会系、なんとなく“工業高校・機械科”という硬派な雰囲気でした。ところが転職先では一転、チームは女性だらけで、商品はファンデーションや口紅。しかも、香水の漂うオフィスのあちこちでは英語が飛びかっていました。いきなり“ミッション系の女子高”に転校してしまったのです。

「人生、成りゆき」とは落語家・立川談志の言葉。私の仕事人生は偶然の連続で、自分の計画どおりにはいかず、いつも少しズレた方向に進むことが多かったように思います。線路沿いを歩いていたのに、いつの間にか目的の駅とは違う隣町に着いていた、といったような。以下、私の成りゆきの歴史です。

・東京の広告会社/制作局でコピーライターに。AV機器メーカー「パイオニア」の雑誌広告、カタログを担当。

・ニューヨーク発の化粧品会社「AVON」に転職。メイクアップ、スキンケア、健康食品の通販クリエイティブを担当。

・出版社カタログハウスに転職。商品の目利きとして、雑誌「通販生活」の商品解説ページを担当。

個人事務所を設立。アカシアの樹、三基商事、AVON等のカタログで企画・構成・コピーを担当。

AVONに社員復帰。クリエイティブディレクターとして、新製品のブランディングから企画、コピー、デザイン、モデル撮影、薬事調整まで、幅広く指揮。

・個人事務所での活動を再開。医療機器メーカーが作った化粧品ブランド「モイスティーヌ」全コピーの薬事チェックと表現のブラッシュアップを担当。

資格はがんばった

・コスメ薬事法管理者

化粧品の広告表現は、薬事法(現薬機法)という法律の制約の中で作られます。経験的に身につけてきたその知識を、改めて整理・再確認したいと思い、この資格を取りました。

・ブランドマネージャー1級

細かなスペックの差異を訴えたり、小手先の販促手法に頼るのではなく、その商品の世界観すべてを“好き”になってもらった方が広告として効率的ではないか。その考えは昔からずっと私を支配し続け、最終的に辿り着いた概念が「ブランド」でした。企業や商品を、選ばれるブランドにするためのコンサルタントになりたくて、この資格を取りました。(取るの、思ったより大変でした)

受賞歴は財産

広告制作には多くの人が関わっています。その作品が(広告を作品と呼ぶことには若干抵抗がありますが…)もし賞を獲ったとしたら、その受賞者は誰なのか。表現そのものにほとんど関与せず、ほんの少しだけ制作プロセスや打ち合わせに参加しただけで「受賞者」のクレジットに名を連ねているケースもあると思います。

それはちょっと受賞者の範囲を広げすぎではないか、というのが私の考えです。

ここでは、私が表現やアイデア考案の中心となって制作したもの、あるいは私一人で制作したもの(コピー賞)だけをピックアップしました。賞そのものよりも、その時に果敢にチャレンジしたこと、それこそが私にとっての財産です。

・読売広告大賞 ファッション部門 最優秀賞

読売広告賞

時間と手間をかけて肌のマッサージをしなくても、塗るだけで若々しい肌に整えてくれるという美容液の新聞広告です。薬事法の関係上、この商品がもつ血行促進効果を直接的には謳えません。そこで、エステサロンの強力なライバルというコンセプトを考案。キャッチコピーで表現し、「さよなら、マッサージ。こんにちは、ばら色肌。」というサブコピーも添えました。デザイナーの佐藤孝道さんによる鮮烈な赤が効いていて、まさに血行をイメージさせます。

・毎日広告デザイン賞 部門賞

毎日広告賞

小さな媒体スペースでも、新しい美白美容液の登場を強く印象づけたい。そこで、この美容液の使用によって起こる劇的な肌の変化を“ドラマ”と位置づけ、TVドラマの告知風に挿入。一方、トップの一面では、毎日新聞のロゴ下に「社会に毎日新聞、女性に毎日美白。」という広告を、同じブルーのデザインで掲載しました。

・ラジオCMコピー大会 糸井重里賞/川崎徹賞/優秀賞(3回)

この5作品はいずれラジオCMを特集したマガジンで発表しようと思います。

・宣伝会議賞 協賛企業賞(3回)

こちらもいずれマガジンで。お楽しみに。

最後に

プロフィールというのは得てして、その人のいい所しか書かれていないものです。私の失敗や欠点をプロフィールに盛り込むと、おそらく、この3倍ほどの文章量になるかと。それを書くエネルギーは別の記事執筆のほうに回したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。では、また近々。chihalix




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