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新たな地平を拓く

ノーベル化学賞を受賞した根岸英一さんの言葉である。

『科学者は一つの研究が成ったらそれで終わりではない、さらに新たなテーマを見つけ挑戦していかなければならない。』

『発見はまず、こういうものが欲しい、こうなったらいいという「ニーズ」「願望」が出発点である。そのニーズや願望を達成するために「作戦」を練る。この作戦でいこうと決めたら、それに沿う方向で「系統立った探求」を始める。
この系統立った探求が難物である。途中で、もうやめようか、と迷う瞬間が何度もある。失敗が続き、こんなことをやっていても無駄だ、と思う時がある。その時、「いや、絶対に屈しない。これでいくんだ」と思い続けられるかどうか・・・。
そう思い続けるには、「知識」「アイデア」「判断」が要る。この三つが不屈の「意志力」「行動力」を生む基になる。これらの難関をくぐり抜けて「幸運な発見」が生まれる。』

この発見のプロセスは、科学技術に限ったことではない。
あらゆる仕事に共通した普遍の法則というべきものであろう。
新たな地平を拓くための要訣を示した法則である。

<参考引用文献>
藤尾秀昭著『小さな人生論5』【致知出版社】

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