見出し画像

ゼロからサービスをデザインしてみた Vol 3.0(完)

こんにちは!Seiyoです😆

ゼロからサービスをデザインし始めて約2.5ヶ月、ようやく完成させることができました。いや、無理やり完成させたというのが正しいですね。途中あーでもない、こーでもないとユーザー理解に悩んでしまい、徐々にモチベーションが低下し、1ヶ月くらい全く手をつけられず、当初の1ヶ月間で終わらせる計画を大幅に遅らせてしまいました。まだ出張申請サービスの作成も終わっていない状態でもう5月に入ってしまうという焦りと、もうこれ以上このテーマについて考えるモチベーションを保つことが難しかったので、悔しさと不完全燃焼の気持ち悪さを押し殺して、「もうやめた!終わり!もうやらない!」って感じで切り上げました。ゼロからサービスのアウトプットはポートフォリオでもメインになるので、なおさらちゃんと仕上げたかった気持ちがありましたが仕方ないですね。切り替え切り替え。これが今の実力です。

この記事ではゼロからサービスをデザインした一連のながれとそこでの苦労を思い出しながら書き記したいと思います。2ヶ月以上も前のこともあるのでうる覚えのところもあります。

完成品はこちら

サービスの決定

まず何のサービスをデザインしようかと思った時にはじめに思いついたのは、友達や家族とローンが組めるアプリでした。例えば、Macが欲しい時に家族にお金を借りて購入し、そのアプリで金額を入力し支払い回数などを設定すれば、通知やSMSで毎月振り込みの催促が自分にきて返済していくというものです。このアプリがあれば相手側も返済の目処が立つのでお金を貸しやすくなるんじゃないかと思いました。何か始めるのにお金がなくて始められず、お金が貯まるまでの時間がもったいないと思っていたので思いついたのですが、友人に伝えたところ微妙な反応でした。逆にそこで友人の方から「余りものからレシピを検索できるアプリ作って欲しい!」と言われ、友人が今求めているものの方がデザインしやすいかもと思い、それをテーマに考えていこうと決めました。

ユーザーの目的とそれを阻む要因の仮説を立て、正しいかどうかヒアリングを繰り返す

3回ほどユーザーヒアリングを行いましたが、どんな仮説をぶつけても基本的に「そうかも」という返事が返ってきて、この時の自分は「そうかもは多分本当の答えじゃない!どれが一番のゴールなんだ〜」と本当のユーザーの目的を探すことに必死でした。そのため、「何が本当のユーザーの目的なのかわからない〜」と悩み続けて、1ヶ月くらいベッドの上で天井を見つめていました。クックパッドからその人にとって不要な機能外せばその人は使えるんじゃないかと思っていました。

ある程度ユーザーヒアリングで聞いた情報が溜まったら、もうその中からユーザーを定義してしまう

これをもっと早い段階でやるべきでした。もちろんある程度はヒアリングをしてユーザー理解の解像度を高める必要はありますが、もうそれ以上は聞いても出てこないだろうというところでラインをきめないと、後半のヒアリングではこれ以上出てこないのに、なぜ?なぜ?と相手に聞きすぎて、相手に不快な思いをさせてしまいました。なぜ?と聞いても真偽の確かなことは出てこない。できるだけ「いつ」「どこで」「誰が」「何を」の4つに置き換えて事実を拾う方が良いと「対話型ファシリテーションの手ほどき」という本にも書いてありました。もちろんなぜと聞く必要があるところもありますが。

起業アイデアを見つけることが今回の目的ではなく、あくまでユーザーヒアリングからユーザーの目的を定義し、それをアイデアに昇華させるというプロセスを一回通ることが目的なので、本当に正しいか正しくないかは関係なく、もっと早い段階(これ以上ヒアリングしても何も出てこないという段階)で、もう自分でこのユーザーはこのヒアリングの結果からこれが目的であると無理やり決めてしまえばよかったんです。

価値定義シート
要因の深掘り


解決策をUIに起こす

ラフスケッチでパターンを出して、それをFigmaでデジタルデータに起こしました。

MockupというiPadのアプリが便利でした


終わりに

いやー全っ然、うまくできませんでしたね。ユーザーを主語にした解決策を考えられておらず、大分機能が先行している感じがします。ヒアリングもどうすればもっとうまくいったのか、、経験によってわかってくるところも大きい気がします。ただ一度これらのフェーズを経験したことは必ず現場でも活きてくると思いますし、ユーザー理解のところで、あーでもないこーでもないをしたことで、UXの部分の勉強にはかなりなったなと個人的に感じています。今回はタイムリミットによりこのテーマはこれで終わりますが、次回また必要になれば、リベンジとして、別のテーマでゼロからサービス設計に挑みたいです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?