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患者に寄り添って説明してくださる先生

大学病院に転院してからちょうど2年。今年の4月に主治医が変わりました。私は膠原病科と腎臓内科を受診しているのですが、どちらの先生も同時に異動されたのでとても落ち込みました。先日、新しい先生に変わってから2回目の診察がありました。まだお互い少しぎこちないところはありますが、親身に話を聞いて説明をしっかりしてくださるのでホッとしています。

※ここからは素人が理解した話を書きますので、気になる点は必ずご自身でご確認ください。

転院前は骨粗鬆症の飲み薬を長期間服用していて、転院してからはテリボンという自己注射を2年間打っていました。最大回数に達したため、骨密度の検査結果を踏まえて新たにプラリアという半年に1回注射する治療に変更となりました。骨密度の検査結果では自己注射をする前と大きく変化はしておらず、2年間の治療は無駄だったのかと少し落ち込みました。
すると先生が私の表情に何か感じられたのかわかりやすい説明をしてくださいました。
「骨粗鬆症の薬には大きく2つの目的があって、それを上手く組み合わせて治療していくんだよ。まずは骨のしなりを良くして、それからしっかり強い骨を作る。しなりがなければチョークのように硬くても折れてしまうよね。骨のしなりを調べる検査はないから骨密度検査でチェックすることになる。目標値よりは少し下だけど充分だと思う。この前の注射と今回の注射は目的が違うんだ」そのあとにもビタミンの薬を併用する理由、腎機能低下があるため慎重に治療する必要性があることの説明もありました。

新しい治療の際にパンフレットがあるものは貰うようにしています。患者用のパンフレットなので簡潔に書いてあるはずですが、それでも素人には分かりづらいことも多いです。今はネットでも病気や治療に関する情報も溢れていますが、私は基本的に参考程度に見るくらいで先生を信じて治療しています。でも疑問があれば納得できるまで質問しています。先生がお忙しいことは百も承知ですが、それだけ治療に対して真剣だということも伝わってほしいからです。どんなに腕のいい先生から最新の治療を受けても、信頼関係がなければ上手くいかないと思います。

https://note.com/chiezo535/n/n5ba57b8e055f


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