《転職起業記録⑦》親を支える仕事がしたい
「親を支える仕事がしたい」そう人生の方針変更を決めたのが、3月末ごろ。
コロナが始まり、自粛が始まり、仕事が激減し、周りの人の仕事も激減し、有名人が亡くなり、株が急暴落し、このまま世の中どうなっちゃうんだろうという不安が世の中を包み始めていたころで。
私、どう生きよう。
皆がそう感じ始めていた頃で。私も同じようにそう頭の中でぐるぐるしていたのです。
ちょうど家族で大河ドラマにハマり始めていた時で、その時みていたのは「坂の上の雲」で、日清日露戦争で活躍した秋山兄弟と、正岡子規が描かれた明治維新の物語なんだけど、その頃の時代を見ていると、かなりの人が20代で亡くなるという短命ぐあいで、なんか妙にコロナと重なって。
あと1年で死ぬとしたら、私なにやりたいんだろう。
そんなことが頭のなかでぐるぐる回ってた。
せっかくなら、思いっきり好きなことしたい。
せっかくなら、誰に何と言われても好きなことをして死にたい。
そう思ったら「やっぱり親子のことがしたい」と、そんなことが頭の中で降ってきて、保育士資格とろう!となり、そのあたりのことは今までににいろいろ書いたのですが(よかったらみてください ↓ )
今日はそこに至るまでの具体的な経緯と最新報告を。
今までのことを思い起こして書いていたら、半端なく長くなりました。すみません。笑
親支援したい!
そう言いながらもたくさんの種類がある。
保育園や放課後児童クラブや、障碍児支援や塾などの習い事、ファミリーサポートセンター、一時保育だけでなく、母子父子家庭の支援、貧困家庭の支援などなどなどがあるわけで、さあ、どうしようと思ったとき、やはりわたしのようなフツーの人生で経験したものが頭のなかに浮かぶ。
●ほぼ育児ノイローゼだったころに3ヵ月から入れて心底救われた保育園。
●支援員がマジでボス猿みたいに天下とって子どもへ命令しまくっていた(笑)放課後児童クラブ
これらはまさに本来親が救われるような場所。でもそもそも私のような素人ができそうなやつってあんの?という疑問から、わかんないから役場に聴きに行こう!と早速役場へいく。
放課後児童クラブのこと
チョット話とぶのですが、現在小2の長女が小1になった時に通っていた(もう転校したのですが)公立小学校の放課後児童クラブの支援員の一人がマジで超独裁者で、ちょっと元気な男の子たち(男子が元気なのは当たり前)が騒ぐだけで「うるさい!あんたは今日おやつなし!」とか「あんたはあっちのテーブルへいってろ!」とかの暴言が親が迎えに来ているときも当たり前にあって、うちの娘は読書好きでひたすら本を読んでる=静かだったから、私がお迎えにいくと「お子さんは本当に静かでイイ子ですよね~~この子はそれに比べて!!」とか目の前の子のことをディスってたりしてて、あまりにそれはないっしょ!と思い、先生に直接「それはないんじゃないですか?」と伝えてみても全くダメで、近所の友達の話によると、息子(全然やんちゃキャラじゃないむしろ心優しい2年生)を迎えに行くたびに毎回「今日も本当に悪い子でしたよ、おうちでもしっかり言い聞かせてください!」と先生から言われるから「マジでお迎えが憂鬱だし泣きたくなる」って言ってて、悩める親の気持ちがどれだけのものかわかる私としては、それ最悪じゃん!!!!!その一言が、どれだけ親を苦しめてるかわかるか!?!??!って怒り心頭したのです。
で、そんな感じであまりにひどかったので、管轄の教育委員会へマイルドに相談に行ったところ支援員の人手不足に困ってて研修も本当になかなかできない状況らしく、更には中でどのようなことが起こってるか把握しにくい状況らしく、「うわ!(その仕組みがそもそもヤバいけど)これは本当にヤバイ!この子たちの放課後が不幸すぎる!毎回辛辣な言葉を言われて苦しむ親子をなくしたい!」との気持ちから、児童クラブを作るにはどうしたらいいか、役場の担当者さんにめっちゃ相談しに行ってました。(担当者さんは本当に親身になって下さって超超超良い方でした)
ちなみにこの公立学童問題に関して、近隣の市町のママたち何人かにヒアリングしてみたけど、ウチだけでなく他校の学童も近からず遠からず似た課題を抱えていたので、思いっきり改善余地があり。
設立にあたってはイニシャルコストもランニングコストも県や市からそこそこ多い補助金が頂けるのですが、固定費が多いため、割と収益性が悪く、30名ほどの子どもを最低でも預からないと&保護者から結構な金額(最低でも3万以上)をもらわないと成り立たない。というのが収益だけ見た時の結果で、素人のスタートとしては結構ハードル高いな・・・というのが本音の感想。
実際運営してる民間学童はどうやって運営してるのかを色々調べたところ、塾との併設や、保育園との併設など既存施設と併設していることで箱代や人件費などの固定費の削減ができるので、実際成り立てるのかなと。
もちろん一人6万円とか支払ってもらって高級学童をすれば経営もOKなのですが、私はそういうのに求められる英語やプログラミングなどのわかりやすい教育的要素を提供するのではなく、外でのびのび放牧したり、土いじりしたり、子どもが自由に色々考えて絵具とかでぐちゃぐちゃにしてもいいように好きに制作したり、ただただ愛して認めて褒めたり、っていうそういう保育的なことがしたかったので、それは一般的な&地域性的なニーズとやりたいことの不一致になりかねないなーーーと思ったりして、うーーーん・・・いや、そもそもニーズは創るものだから!と思いながらも、収益性が低い以上、途中でつぶれるリスクだけは避けたい!つぶれたら結局みんなが困ってしまう!と思い、いったん他の併設案件を模索しながらペンディング。
保育園設立は?
なので次は、保育園について調べることに。
保育園は未経験者でも条件さえ整えば設立できることは知っていて、うちの市の現状や条件をヒアリングしに保育園設立の部署(保育課)へ相談に行きました。
今は約100人ほどの0~1歳児の待機児童がいるので、小規模保育園のニーズは今現在ではすごくあります!
しかし、ものすごい少子化の加速で3年後に同じ状況とは言えないです・・・。小規模保育園も年々増えてますし…いずれ食い合いになる可能性もあります。
と役場の担当者さんに言われました。確かにね・・・。
さらにもう一つ課題だったのは、小規模保育は親から人気がないということ。
私も含め保育園に入れる親は皆同じ事を思うのことですが、2歳終わってから退園し、また3歳から入る保育園なり幼稚園に入れるのは、親子ともに環境が変わるからできるだけしたくない。環境が変わるということはストレスが増えるということ。それがなんとなく想像できて、できたら6年間同じところがいいなーと思うわけです。
なので小規模認可を希望する人は、0~6歳の保育園に落ちた人が仕方なく希望するというパターンが多いとのこと。
なるほど・・・確かに。
とはいえ、もう「親支援をしたい」の選択肢に浮上した今、どんな感じになるのか、これまた収支予算をたててみることにしました。(すぐお金計算w)
やりようによっては、0~2歳の発達や成長の特性にフォーカスした取り組みができるかもしれないわけで、そうなると「0~2歳に特化した保育園に入れたい!」と思う親も増えるかもしれない!といった期待も含め。
で、収支計算した結果、児童クラブに比べたらまだなんとかなる!小規模だから園児19人まででいいし、少人数をじっくりみてあげたいなーーと思うのにハマるし、いいじゃん!って感じだった。
ただ、素人ながら気になったのは、補助の対象となる保育士の規定の数。
0歳児3人につき1人、1~2歳児6人につき1人(さらに+1人の保育従事者)って言ってるけど、これって絶対足りなくない!?!?!って思う。だって0歳1人+1歳1人みただけであたしの労力では死亡レベルの疲労だったけど・・・(これは親だから?)で、ネットでいろいろみてみたけど、実際結構保育士さんが「法律で決めてる人数がすくなくて無理!!!超キツい!」とかの記事が満載なのも知りました。(母の経験値は正しかったぜ)
で、例えばもし18人の子どもがいたとして0歳=6人(保育士3人)/1歳=6人(保3人)/2歳=6人(保2人)にすれば、これならなんとかストレスないかな~という素人目線で人数いれてみたところ、人件費がかさみすぎて収益が激減しカツカツギリッギリ経営する・・・。ええーーーーーー!!!マジでーーーーー!!!!みんなどうやって経営してんのーーーーーー!!!!!!!!!
しかも開園時間が朝7時~夜19時がスタンダードとなるとその前後1時間は出勤してないとで。となると朝6時~20時まで働くのか・・・・・それは小1小2の親としては、、ちょっと重すぎる・・・・・・と急にヒヨッてしまったのです・・・。あ、でも全員パート的勤務にすればいいのか!私も含め無理ない時間で参勤交代的な!!と思いつつ、いくら想いがあってもカツカツ経営で長時間労働はさすがに切なすぎる!!
でも待てよ、他の園はどうしてるんだ???とこれまた調査開始。
その結果、これまたまた違う事業と合わせて経営していたのです。
例えば保育園を経営しながら、保育園に必要な勤怠システムとか評価制度システムとかを販売したり、保育士紹介サイトを運営していたり、保育士研修事業とか、なるほどなぁーーーと感心するような合わせ技を展開。
複数園を経営することで基本的なコストを共有し、収益を担保している園もありました。みんな色々工夫してやってるんだなーと、感心してる場合じゃないんだけど本当すごい。
というわけで、複数園の運営を目指すことを視野にいれるとしても、まず1園目のリスクがデカすぎる!!ぬぬーーーーどうしよう!!!でもでもでも!!!保育園は直接的に本当に親支援ができる!特に0~2歳の時って、マジで大変だし精神的に救われる人が必要で、それは本当に保育士さんが担ってくれていて、私は本当に保育士さんに救われたし・・・・!!
そして保育園がよくやってる「子育て支援センター」とか一緒に併設すれば、保育園にいかない地域の親たちへもアプロ―チできるじゃん!!
と思いまた考える・・・・。
あれ、ちょっと待てよ。
子育て支援センターって併設じゃなくて《単体》で運営できるのかな?
と思い、これでひたすら検索。
もうこの本どれだけ見まくったか…まるで辞書。(¥4,800税別・・・amazonでぽちった瞬間、ああ、始まるんだな。って覚悟した金額w)
またまた息子お気に入りのハルト君と(笑)
色々見てみると、支援センターの設立運営もしっかり経営できるじゃーーん!!!むしろ色々規定を調べてみると、保育士でなくてもOK!!
子育て親子の支援に関して意欲のある者であって、かつ、子育ての知識と経験を有する専任の者(非常勤職員を含む。)を2名以上配置すること。
とあるだけ!!!なんとぉーーーーーーー!!!!
これなら保育士の人材不足とかも心配しなくていいじゃん!!!
だけど、それ以上の細かい規定(何人配置するのが適切とかスペースの条件とか、色々色々)が載っていなくてわからないし、さらにはM市には支援センターがすでに結構ある。そもそもM市が今後支援センター増やそうって思ってるのかな????細かい規定を役場に聴きに行かねばーーー!!!!!
と、もうそろそろその頃はコロナで対面不可になっているので担当者をご紹介してもらい、早速電話。(子育て支援センターは保育課の管轄ではないということで、子育て支援課へ)
そして色々調べたり聞いたりしてわかったこと。
子育て支援センター単体で設立するのが、一番経営リスクが低い上に、やりたいことが実現できる!
まさかの・・・・・・!!
支援センターの運営。これは完全に盲点でした。
親子支援で、ボランティア活動じゃなくて、広告収入じゃない形の収益モデルで、塾とかじゃなくて、地域の親との関わりを持ち、育児で大変な想いをしている親を支えることをしたい!
っていう願いを、子育て支援センターは完全にすべて叶えられる事業だったのに、全然思いつかなかった!!!!!!
何を隠そう、私は子育て支援センターへは2回しか行ったことがない。
まず、一番育児で最初にしんどかった産後3ヵ月くらい。首が座ったかな~くらいの時に存在を知り、とにかく家以外の場所へ出かけたくて行ったのが初体験。なにせ、ごろんの時期なので、何も遊べない。私はただただ、ごろんとしてる赤ちゃんといつものように見つめ合い、いつものようにおっぱいあげて、いつものように抱っこして過ごしただけで、これなら家と変わんないなって思った。むしろ、寝かけたときに2~3歳の子が近くで走ってるからまた起きちゃって、これなら家でいいか。と思って帰ったのを覚えてる。たまたま《手遊びの時間》とかのカリキュラムが始まったのだけど、何より「手遊びって何だ?」って次元の私。わからずとにかく参加したら、ママが歌を歌いながら笑顔で「わぁ~♡」とか手を広げてするやつで、正直「え・・・無理・・・・できない・・・・超恥ずかしい。こんなのできない。」ってのが本音だった。←新米ママだった私。今はなんでもできるよ?子どもの前で臆さず変顔もおならも、笑わせるためなら何でもしちゃうけど、その当時は無理だったw
で、もう必死にがんばって「わあ♡」とかしてみたものの、厳しくて厳しくて、(絶対ぎこちないし、いや、マジ、あたしこんなことしなくても子どもと触れ合ってるから!お願い!もう今すぐ帰りたい!)って思ったのを覚えてる。
2回目に訪れたのは、1歳半とかのようやく歩けるようになった頃だったかな。どうかその手遊び系カリキュラムがありませんようにと願いながら行ったその日は、既に何人かのママたちがグループで固まっていて楽しそうに遊んでて、それとは別に一人でスマホをずーーーーーーとみてるママがいて、あたしはどっちにも話したいと思えなくて、そのまま少しだけ子どもと遊んで「予定があるんで来たばかりですがすみません」と、別に求められてもいない言い訳めいたことを受付のおばちゃんへ伝えてそそくさと帰った。
それ以来一人で行くことはほとんどなくて。ただ、二人目(年子)が産まれて育児ノイローゼでヤバかったときに、一時保育を何度か利用させてもらったり、ファミリーサポートの登録に行ったりした。それは本当に本当に救われた。
そんな思い出しかない支援センターだったから、ほとんど記憶から抹消されていた。
そんなイケてない思い出しかないのであれば、逆にめっちゃいい場所にできるチャンスしかないじゃん!!!!
今は何か妙に奮い立って、支援センターの設立計画案を意気揚々と練り始めることになったのです。
支援センター担当の方が丁寧に教えてくれているM市の要綱には”支援センターは社会福祉法人しか委託できない”らしく。私は「要綱って変えられないんですか?」と粘るw「変えられるには変えられると思いますが、そのためには他とは違うメリットとか社福じゃなくてもできる強みとか、そういうのが必要で・・・何せ利用者数が年々減ってますから・・・」と、ご担当者さん。今まで支援センターにマイナスなイメージしかない私に対して、ものすごく丁寧で本当に本当にすみません!!!!本当にありがたい・・・。
「では、頭の中にある構想を計画書に落とし込んでみますので、プレゼンさせてください!」とまた食い下がる私。「プレゼンしてOK」を頂きました!!!!!
(利用者減ってます問題は、ちょっと思うことあってここに書いています↓ ↓ )
さて実現できるのか!?
とにかくとにかく!!!第一歩を歩めたことは確実で!やった!持ち前のしつこさで粘ってみるもんだ!!それなら超得意分野だぜ!と、コンセプトや独自性、現在の課題をどう解決するか、センターの名称とロゴ、物件も決まっていないのに妄想してる内装デザインまで綿密に計画を作成しているところ。(←コレ今現在)
来週プレゼンすることになっていて、さぁさぁさぁーーーーどうなるのかーーーー?!?!無事支援センターを設立することはできるのかーーー?!?!!?!?
めーーーーちゃくちゃ長くなったけど、進捗、お読みくださりありがとうございますーーーーーーーーーーーーー!!!!!ここまで付き合ってもらえるなんて、皆さんのおかげでこの一歩があるんじゃないかとすら思えてきました!!マジで!笑
もし、設立が叶ったら、もうやりたいことはたくさんあるよぉぉ!!!!
まずはオシャレな場所にするんだ。
居るだけでほっとするような、テンションあがるような場所にするんだ。
ひとりで友達いなくても来ても、リラックスできる場所にするんだ。
ああ、ここに来てよかった、って思える場所にするんだ。
ママが自分自身と向き合える場所にするんだ。
育児の心配が少しでも減って笑顔になってもらえる場所にするんだ。
この子を産んでよかったって思える場所にするんだ。
ママが自分が産まれてきてよかったと思える場所にするんだ。
さぁ!がんばるぞぉーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!