【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#367)。
NHK党の財務状況は、今なお「不健全」です。
N国信者たちの間で、尊師・立花孝志は「NHKの経理を担当していた天才」ということになっていますが、政治資金収支報告書を見れば、こんなものは素人が見ても「不健全」だと一瞬でわかるレベルです。これがわからない奴はどうかしていますが、そもそも「どうかしていなければN国信者にならない」ので、N国信者には、こんな簡単なことが分からないのでしょう。
■ 「政治家女子48」で立候補するアホの子
借金返済に向け、起死回生の一打を狙う尊師・立花孝志。
現在は「政治家女子48党」なるものを立ち上げ、来年4月の統一地方選で大々的に若い女性たちを擁立する計画を立てていますが、「誰が応募すんねん!」と言っていたら、ガチで応募し、早くも駅前で政治活動を始めている女性がいるとの情報があり、我々界隈が震撼しました。「そんな奴がおんのかーい!」ということです。
名前は「かい さち」で、東京理科大学を卒業し、NTTドコモに就職したにもかかわらず、よりによって、このたび「NHK党」がプロデュースしている「政治家女子48」に応募をするという、痛々しさが半端ではない女性でした。「NTTドコモ」という最高の職場を捨て、よりによって「NHK党」から立候補してしまう血迷い具合。その動機がさっぱり分からないとなった時に、皆さんが憶測していたのは「東京理科大学に通っていた」ということから「巨額の奨学金を背負っていて、一発逆転でお金を返したいと思っているのでは?」という話でした。冷静な判断ができれば、誰がどう考えても絶対に「NTTドコモ」で働いていた方がいいわけですが、巨額の借金を前にすると、人は判断能力が鈍ってしまう。実際、その可能性が大いにあるツイートを見つけてしまいました。
自ら母子家庭だったことを公表しています。やはり巨額の奨学金を背負った状態で、ここらで一発逆転を考えてしまったようです。しかし、この判断は大きく間違っているとしか言いようがありません。強烈な黒歴史が残るだけで、まさにここから人生の歯車が狂ってしまうことでしょう。
■ 令和3年度・政治資金収支報告書の検証③
せめて「NHK党」の財務状況を見てから、立候補するかどうかを決めた方が良かったのではないかと思いますが、物の善悪の判断がつかない大人が黒歴史を作るのは自業自得です。今日もコツコツと「令和3年度・政治資金収支報告書」の検証をしてまいります。
この収入については、非常に不可解な点があります。
それは12番の「駐車場敷金の返金」の11万円です。敷金の返金があること自体には疑問はありませんが、過去の収支報告書を見ても、駐車場代が支払われていた形跡がありません。
2020年度の政治資金収支報告書には、選挙カーの車検などは党の経費として計上されていますが、その選挙カーを止めるための駐車場代が計上されることはありませんでした。「無料の場所に止めているのか?」という話になります。しかし、今回は11万円の駐車場代の敷金が返金されているわけです。駐車場代を払っていないのに敷金の返金だけがあるというのは、まったく謎でしかありません。これほど杜撰な経理があるでしょうか。
14番と15番では、尊師・立花孝志が党からの借金を返済しています。1月27日に1680万円、10月8日に1400万円です。10月8日にはテレビ出演料として15万4000円も振り込んでおり、お金が動いた日になっています。なお、この日を含め、この前後で衆院選の供託金を納めており、金銭的なやり取りが一気に進められた可能性があります。
16番の「研修費の返金」は、「(株)カエカ」となっています。
変なところで名前が出てきますが、この「(株)カエカ」は、選挙ドットコムに出演しているスピーチライターの千葉佳織さんが代表取締役を務める会社であり、日頃からさまざまな講演会をしていたようですが、おそらくキャンセルをすることになり、返金されたのだと思います。
17番の「兵庫県支部」からの返金ということですが、厳密には「兵庫県支部」なるものは存在せず、尼崎市議選が6月6日に行われて武原誠二が不出馬だったことを考えると、10月4日に解散し、余っていたお金を党に返還したということではないかと思います。
ここからは、衆院選で自腹を切ったアホのご紹介になります。
遠西愛美、河合悠祐、宮川直輝らが名を連ねています。300万円の供託金を用意できるぐらいに潤沢に資金があって羨ましいですが、根本良輔は葛飾区議選に回り、関秀行は資金を調達できずに断念しました。
そういえば、今となってはすっかり「懐かしキャラ」になってしまった関秀行、通称「楽珍」は、今、何をしているのか。久しぶりに「楽珍TV」にアクセスをしたら、相変わらず1日数回の頻度で更新していて、それぞれの再生回数が60回ぐらいでした。全力の過疎チューバーです。
熊丸英治、広田晋一郎、荒川順子、黒川敦彦、山田いずみ、山田敏良。
年金生活のジジィまでもが300万円を払う異常事態ですが、黒川敦彦は北関東ブロックの比例区を獲得するために600万円を用意しています。
どいつもこいつも無駄に金を持っていてスゴいですが、何より驚いたのは売れないビジュアル系バンドの矢島秀平が、尊師・立花孝志の口車にうまいこと乗せられて600万円の供託金を用意していたことです。
その他にもたくさんの候補者が出ていますが、当時、「諸派党構想」なるものに乗っかって来たはずの新井田塁率いる「子供未来党」などが供託金を用意した形跡が見当たりません。こいつらは一体、どのように立候補したのでしょうか。
ここで、昨日お届けした連敗記録のまとめが役立ちます。供託金の支払いがあった人間となかった人間を分けることで、支出の矛盾を見つけることができるようになります。
今回、新たに分かったことは、元NHK集金人の齊藤忠行は、集金人から寝返ったことで非常に好待遇を受けており、供託金を支払わずに立候補できていました。さらに、予想通りではありますが、「ゆたぼん」のダメ親父である中村幸也、堀江貴文の秘書の齊藤健一郎らは、自腹を切ることなく優遇されています。
改めて候補者の顔ぶれを見ると、「諸派党構想」に参加したのは黒川敦彦だけであり、「子供未来党」はメンバーこそ立候補しましたが、お金を用意することはなかったようです。
さて、のちに検証される話ですが、当時、それぞれの選挙区で政見放送が撮影され、納入されていたと思います。「ネット選挙株式会社」などを通じて発注されていたはずですが、これらの経費はどのように計上されているのでしょうか。
捕捉的に説明しておくと、群馬3区の説田健二は町田紀光が支払ったものに便乗しており、あとで町田紀光に説田健二がお金を払うような話になっていたように記憶しています。田中健は総額で380万円を負担していますので、比例・東京ブロックから立候補するためのお金の一部を負担しているのではないかと思います。
ここからは、個人の議員報酬を党に寄付をして、党から各政党支部にお金を入れることで税金を逃れるという方法をしている議員たちのリストになります。月10万円を12カ月にわたって寄付するという計算で120万円になっているとみられます。名前があるのは、以下の通りです。
この他に、1月から10月まで毎月100万円の文書通信交通滞在費を浜田聡が党に納めていた形になります。この文書通信交通滞在費は、かねてから話題になっている「領収書なしで自由に使えるお金」ということになりますが、その全額を党に寄付をしている形です。浜田聡の忠誠心の高さを窺わせます。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
次回、大々的に取り上げる予定ですが、黒川敦彦が1月15日に創価学会の前で長井秀和らとともに大規模なデモをすると宣言しています。詳しいことは、次の記事でまとめますが、こうやっていろいろな所にカラんでいくスタイルで人気を獲得し、支持を集めようとしています。迷惑系YouTuberと同じメンタルをこじらせていて、まさに社会的害悪です。もちろん、これはしっかり取材する予定です。
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