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【STUDIO×Webデザインでフリーランスになる】#00 無職妊婦、改めて独学をはじめる

こんにちは。chicoです。
今回は、わたしが「STUDIO×Webデザインでフリーランスになる」と決めてから、目標設定、実行したこと、振り返りなどの活動報告をシリーズで発信します。
この記事はシリーズの「#00 まえがき」となります。

なぜフリーランスを目指すのか?

これまでわたしはweb系の制作会社で4年間コーダーとして働いていましたが、第一子妊娠をきっかけに、2023年4月に退職、現在は無職です。

妊娠初期の3〜5月まで、吐きづわりの洗礼にボコボコにされ、ほぼ寝たきり生活(つらすぎて記憶ない)、6月に体調が回復してきて人間生活を取り戻しました。

体調が安定してくると、次に襲ってくるのは「将来への漠然とした不安」。

妊婦として身体が変わっていくことでのマイナートラブル、1はじめての育児など、妊娠・育児についての不安はもちろん、もっと不安なのは自分のキャリアについてでした。

  • 会社を退職したので産休・育休手当はない

  • 妊婦なので失業保険は、働く準備ができるまで当面もらえない

  • しばらく小さい子どもに手がかかるため、簡単に転職もできそうにない

  • これからもwebデザインの仕事には関わっていたい(なんでもいいからお金のためにどこかで働くというのはナシ)

もやもやと考えつつも、進むべき道は自分の中でたったひとつ、なんとなくですが見えていました。

それは「個人で、自宅で、収入をつくる(フリーランス)」ということ。

元々わたしは「デザイン」に興味があって、2018年からwebデザインの世界に足を踏み入れ、職業訓練校やオンラインサロンで勉強をしてきました。
その後就職した会社での肩書きはコーダーでしたが、それでも4年間、未経験からの出発で正社員として経験を積むことができました。
コロナ禍もあって後半の2年間はフルリモート社員だったので、「自宅で仕事をする」「リモートワーク」という具体的なイメージも持てています。
webデザイン界隈ではフリーランスで働いている知り合いもたくさんいます。比較的「個人で、自宅で」仕事がしやすい業界なので、自分が目指すとしてもそこまで心理的なハードルはありません。

webデザイン界隈から一歩外に出て、ママになった友人たちに今後のキャリアの話をしても「フリーランス?なにそれ?できるわけないじゃん(笑)」って反応が当たり前。
でも彼女たちと同じ年齢、同じ立場であるわたしが「フリーランス」を選択肢に入れられてるのはwebデザインをしてきたからこそなんですよね。

これまで会社員だったときは、「フリーランスって働き方もありだな」くらいに思ってたのが(なめてる)、今では「個人で収入つくれないと家庭としてもキャリアとしても将来やばい」というお尻に火がついたマインドに変わりました。
もっと言うと、会社員として継続的な収入を得ているときはその安心感から個人で収入をつくるための努力にそこまでエネルギーを注げず、そんな自分も嫌だったので、今ではまっすぐその道を進めることが嬉しくもあります。

※あ!妊娠中なのでもちろん母子第一優先で生活します。これはつい忘れがちなのですが絶対なのです。


なぜ「STUDIO×Webデザイン」なのか?

個人で収入を作るにしても、どんな仕事をしていくのかを考えました。
だけどこれにもなんとなくビジョンを持っていました。

元々コーダーをしていた時代から、ノーコードツールとしてじわじわ頭角を現していた「STUDIO」にはとても興味があって、自主的に操作を学んだり、両親が自営業しているお店のサイトをSTUDIOで作ったりしていました。

日本のサービスであり、直感的な操作性が魅力なのはもちろんですが、コーディングの考え方が踏襲された仕組みであることが個人的に一番推せるところです。(HTMLタグを指定できセマンティックな階層構造を作ることができる、ノーコードにありがちな絶対配置でペタペタとレイアウトしていくのではなく、コーディングの基本概念であるブロックレイアウトできるetc.)

なので、個人的にSTUDIOの立ち位置は「ノーコード」というより「ローコード」だと思っています。

あと、わたしが初学者の頃「デザイナー志望だけど、コーディングも知っとかなきゃ」という謎の強迫観念で、本来やりたかったデザインをそこそこにして、苦手なコーディング・プログラミングを勉強し始め、そのままコーダーの仕事に就いたので、結果的にデザインにはほとんど関わることがなくなってしまいました・・・。(のちにプログラミングが難しすぎて挫折)

こうなった理由は、デザインに比べてコーディングの方が教材や学べるコンテンツが多いこと、性質的に「正解・不正解」がハッキリしているので「学習しやすい」というのはあるかな、と思います。(もちろん、わたしがもっとまっすぐ「デザイナー」を目指せばよかったってのもあります^^;)

こんな経験があったので、STUDIOはサイト構築の学習コストそこそこに(要らないわけではない)、振り切ってデザイン制作に没頭できるところが素晴らしくて、夢のあるツールだと思っています。

一応コーダー(の端っこ)だった人間なので「STUDIO最高!」と大声で言うのは少し憚られた頃もあったのですが、これまでのコーダーとしての経験は「ローコード」であるSTUDIOに確実に生かせると思えました。
ビジュアル重視で制作されたSTUDIO製サイトのコードを見ると「divばっかり!(泣)」みたいな衝撃もたびたび受け、だったらわたしは「ビジュアルだけじゃなくコード上も親切に設計できるデザイナー」を目指せばいいじゃん!と考えられるようになりました。

今後はSTUDIOでのサイト制作を第一に、自信を持って「デザイナー」と名乗れるよう、幅広くデザイン業務をしていきたいと思っています!

これまでの活動内容(6〜7月)

働き方・仕事内容はだいたい決めていたので、つわりから解放された6月からは、妊娠中でも今できることを考えながら動いていました。

※現在、妊娠中として失業保険の受給資格延長中のため「原則働いてはいけいない」という制限の中での活動となります。今後、働けるようになるのは、出産後「子育てをしながら働く準備が整った」ことを申請してからになります。

🙋‍♀️ Twitter再開・コミュニティ入会

まず、webデザインの勉強を始めた時に作ったTwitterのアカウントを再開しました。最初は積極的に稼働していたのですが、SNS疲れを感じてしまい2年ほど眠らせてしまっていました。
今後はTwitterで個人をアピールしたり、ポートフォリオのような使い方をしたいと思い、アカウントを叩き起こしました(笑)。
※心機一転のためアカウント名の表記を少し変え、アイコン画像も新しく作り直しました〜!

自作したアイコン画像

それから、ずっと気になっていたコミュニティ「ひろしまクリエイターズギルド」さんに入会しました。
地元広島のデザイナーさんたちがフリーランスや勉強中のクリエイターの学びや交流の場を提供するべく運営されていて、いつも興味深いセミナーや勉強会を企画されています。
これからは私も積極的に同じ業界の方々と関わってみたいと思い入会しました!

運営のマスべさんやんこさんtantan先生(職業訓練校の恩師)は何度か仕事現場やキャリアの相談に乗ってもらうこともあり、これからも私のロールモデルです!

👀 ウェビナー視聴

ひろクリの有料会員では、過去のセミナーをアーカイブ視聴できるとのことで、つわりで失った期間に開催されてた気になるイベントを片っ端から見まくりました。
中でも特に勉強になったと思えたのがこちらです。

各3回づつ見て、筆圧で紙が反り返るくらいメモしました(笑)
フリーランスについてもSTUDIOについても、今後にとても関係することなので主体的にインプットすることができ、大変有益でした。
リアタイで参加したイベントでは、飛企画さんに制作の現場について3回も質問させていただいて、大満足です。ありがとうございました!

あと、STUDIO Community Japanで開催されているウェビナーも関心があるものを選んで、いくつか参加しました。
そこで気になったことは実際に質問して答えていただきました。

📖 フリーランスとしての働き方を具体的に知る

フリーランスになるなる言っても、「実際どうやって仕事を獲得して、お客さんとどんなコニュニケーションをして、どう収入を得るのか?」
自分が社長であり従業員であり、営業〜経理〜制作まで各部署をひとりで行うとこと。
知らないことが山積で、足がすくみそうになったので、まずはフリーランスとして働く人から実際に声を聞こうと思いました。

前述したマスべさんによる「フリーランスまるわかりセミナー」もそのひとつです。世の中一般的なざっくりした情報ではなく、本当に細かいところの(支出管理の方法、お客さんとのリアルなやりとり・コツなど)話を聞くことができました。

あと、こちらの本も購入して繰り返し何度も読みました。

世の中にフリーランスを語る本はたくさんありますが、こちらは「Web制作」の仕事をするフリーランスについて解説されているので大変参考になりました。(筆者の片岡さんの少々辛口で、ぬるいこと言わない終始本音ベースなのが超ありがたかった!)
購入特典として、未経験からフリーランスになり活躍されている方々のリアルなお話を音声で聞くことができて、それがとても参考になり、モチベになりました。特に、出産後すぐに勉強をされてLPデザイナーとなった女性のお話なんて、並大抵じゃないやる気と行動力が垣間見えて、グサグサと刺さるものがありました。本当に何度も聞いています。

📍 目標設定をする

フリーランスの実態を知れたら、次は「わたしがwebデザイナーのフリーランスになるために何が必要か?」をはっきりしたものにする作業です。

わたし的に「モデルとなる人」を何名かピックアップして、その人がどんなスキルを持ち、どんな仕事をどうやって獲得しているのかを調べました。

🔍 わたし的「モデルとなる人」を選ぶポイント
フリーランス
・STUDIOでサイト制作を主なサービスとしている
・デザインのスキルが高い
・育児と仕事を両立されている

モデルとなる人を参考にした上で、「自分らしさ・すでに持っているスキル・どんな自分でいたいか」の材料を組み合わせて、自分なりの理想のフリーランス像を作りました。

それと現在の自分をくらべて「なにがどのくらい足りてないのか」を確認しました。

🔍 現状、わたしに足りていないスキル / 状況
・デザインスキル
・実務レベルのSTUDIOスキル、最新情報
・Figma操作スキル

・イラスト
・サイト運用の知識
・マーケティング知識
・実績となる制作物
・ポートフォリオサイト
・SNS発信、自己ブランディング

実際もっとありますが、時間は有限なのでここから優先順位をつけます。
わたしの場合は「デザイン」「STUDIO」「Figma」のスキルを身につけないとスタートにすら立てないと思いました。

ゆくゆくは、「サイト運用」「マーケティング」のスキルも必要そうです。というのも、サイト制作は作っただけで終わりではなく、そこからの運用も重要。二人三脚でサイトを育てながら、お客様と長いお付き合いがしたいというのがクリエイターとしてのわたしの理想です。
(あと、更に先の話ですが、サービスやデザインにオリジナリティを出せるようになるため「イラスト」も描けるようになりたいです。)

スキル以外でやらないといけないことは、実績を貯めつつポートフォリオサイトを作る、自分のことを知ってもらうためのSNS発信も必要です。

👩‍💻 優先順位をつけてスキルを習得する

STUDIOはこれまで何度か触っていたので、一からの勉強は必要ないですが、実務レベルに近づくための取り組みをしました。


STUDIO

1、STUDIOでのサイト制作の具体的なフローを知る

STUDIOの公式パートナーとしてとても有名なはるかなさんは、STUDIOでサイト制作のサービスをされてるので、その制作フローを知るべく有料記事を購入しました。
わたしが不安に感じているフローは、実際に手を動かして制作するより前の「企画」「設計」段階。このあたりの情報をどうお客様から引き出すか?すり合わせるのか?の部分がしっかり語られていてとても参考になりました。

2、実務レベルのSTUDIO操作と最新情報を知る

STUDIOはかなり頻繁にアップデートされていて、情報があっという間に変わっていってしまいます。
最新情報を踏まえた上で「STUDIOでできること・できないこと」をはっきりさせるため、わりと最近リリースされたUdemyの講座をひとつ選びました。

ノーコードで超速WEB制作 STUDIO学習アドバンスパック(発展編・実践編)

おたろうさんの講座は、過去に「初級編・中級編・上級編」でお世話になったことがあり、かゆいところまで手が届く解説でとてもよかったため、「発展編・実践編」も購入しました!
他にも、UdemyにあるSTUDIOの講座は色々やってきたのですが、わたし的にはおたろうさんの講座が一番おすすめです。
テンプレートを使うなど最短で手軽な制作ではなく、ユーザー&クライアント&クリエイターにとってwin-win-winであるサイトを制作するための考え方が踏襲されています。


Figma

Figmaは、わたしが会社員としてボーッと過ごしている間に世の中で大人気になっていたデザインツールです。
これまで使ったことがなく「ただのツールなんだし、ここに学習コストかけなくていいよね。わたしはXDでやる・・・」と思った矢先、PCの入っていたXDの無料単体プランが使えなくなっていることに気づきました。今後のXDがどうなるのか不透明なので、これを機にFigmaに乗り換えることにしました!

1、Figmaの概要、基本操作を学ぶ

ひろくりギルドさんのウェビナー「みんなではじめるFigma入門」をアーカイブ視聴しました。講師は松下絵梨さん!とっても豪華です。
基本操作はもちろん、プランごとに使える機能や専門用語から、Figmaでできることの全体像をざっと理解することができました。
これが無料でできるなんて!とびっくりしました。

2、実際に手をうごかしてFigmaを触ってみる①

普段よくお世話になっているUI/UXデザイナー・カイクンさんが、UIトレースをしながらFigmaを学ぶ有料級のYouTube動画を更新されていたので、早速やってみました。
まずUIトレース自体に慣れてないこともあり、頭が沸騰するほど苦戦しましたがなんとかシリーズ全体をやり遂げました。

3、実際に手をうごかしてFigmaを触ってみる②

もっとwebデザインに沿った形でFigmaを学びたくて、Udemyで講座も購入しました。
こちらも、アップデートが激しいFigmaの最新情報が追いたくて、なるべく最近リリースされた講座を選びました。

【2023日本語版】FigmaでレスポンシブWEBデザイン作り方!Figmaの基礎からWEBデザイン実践まで完全サポート

こちらも基本操作のていねいな解説から、サイトデザインのトレースまでしっかり手を動かしながら学べる内容でした。
Figmaの「フレーム」とXD等で扱う「アートボード」の概念の違いを整理して理解することが難しい・・・
クリッピングマスクの方法も少しクセがあるし、便利なプラグインも把握して使えないとですね・・・今後、実践としてデザインをしていくうちに慣れたいと思います。


デザイン

1、STUDIO製サイトのレビュー

STUDIOで作られたサイトのレビューをNotionにまとめることを7月の終わりから日課としています。
STUDIOで実装できるアニメーションや機能も把握したいため、あえて「STUDIO製」サイトに絞っていて、STUDIO Showcaseから目を引くものを選んでいます。
まだ3日目ですが、ビジュアル的なデザイン以上にサイトの構成や実装方法など、気づきがとても多いです!

さて、サイトレビュー以外のデザイン学習については、正直コレといった方法を試せていません。
どんな書籍でも、どんなデザイナーさんでも「質より量!考える前に手を動かせ!」と言っているのはわかるのですが、わたしは「自主的に架空の制作物」を作るのがずっと苦手です・・・。
誰も待ってない、届ける相手もいない、設定は自分で考える・・・というところでどうしても気持ちが上がりません。
なのでこれまでのデザイン実績は両親のお店の名刺やサイトなどリアルな案件に近いものが中心でした。
デザイン上達において、質より量でどんどん「制作→比較→気づき→修正」のサイクルを回していくことが超重要なのはよくわかっているので、今後は「やらなきゃいけない!」と思える環境を(お金をかけてでも)作りたいと考えています。また新たな試みを始めたらお知らせします。


実績作り

これまで会社勤めだったので、個人で制作をする機会がなく、実績と呼べる実績がないのが弱みです。今後どれだけ作っていけるかが重要となります。
唯一、両親が自営業しているお店のサイトを去年STUDIOで作ったので、それをちょこちょこブラッシュアップしています。

デザイン力がなくて情けないので公開するのも恥ずかしいのですが、今のわたしの実力として晒しておきます。

お店のユーザーとしては比較的50〜70代女性が多いので、なるべく文字は可読性が高く、サイトを回遊しやすい親切なデザインを心がけました。

CMSプランで、依頼を受けた事例やお知らせなど、わたしが更新しています。
カテゴリーと、タグを使い分けながら、思い通りの記事をフロントに出し分けたくて、あくせく調べながら実装しました。
STUDIOの進化スピードは目まぐるしいので常に最新情報をチェックしながら+コミュニティの質問ひろばもたくさん活用しました。
このサイトはこれからも、わたしのデザインスキルに応じてちょこちょこと手直ししていきます!

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というわけで、ここでは「STUDIO×Webデザインでフリーランスになる」という決意表明と、つわり明けから今までそれに向けてどんな行動をしていたかをまとめてみました。

今後も定期的に(できれば週イチで)活動報告をアップしていく予定なので、わたしのこれからの行く末に興味があればフォローしていただけると嬉しいです。

しかし、これから人生初めての子育て(しかも里帰りなし)の予定なので、出産したら自分がどんな状況に置かれて、どんな心境にあるのか全然わからないのでエンドレスで不安。
自分でもよくわからない未来に、思いつくかぎりの想像で計画を立てているような感じなので、まったく違う未来になるかもしれません^^;
それはそれでまたコンテンツに昇華させますね!(笑)

それでは、ここまで長文を読んでいただいた方、ありがとうございました!

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