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18. 「愛社精神」は死語!?

既に死語だと思います。代わりになるものは『プロジェクト愛』ではないかと。

企業(世間)の方から、終身雇用や年功序列を無くしてきたのだし、45歳で定年にしますと言われるかも知れず。

もはや社員さん個人から一生安泰の有り難さとか、奉仕の念、自己犠牲精神を「愛」として強いるのはムリ。

でも「自分の仕事を愛し、所属する会社の発展に貢献したい心」が失われるとは思いません。

愛社精神には違いないのですが、会社に忠誠を誓う意味よりも自分の仕事への愛に移行している感じです。

メンバーが、社内だろうが社外だろうが1つの目的で繋がっている人と共に苦労を乗り越えたからこそ、得られた輝かしい体験が宝モノになってくる。

その感動が得られたのは所属する会社と任務があってこそ。機会を与えてくれたことに感謝の念を抱く。社内で支えてくれた人もいる。


余談ですが、過去100人以上の営業マンに「今までの仕事で一番よかった仕事は何でしたか?」と、聞いたことがあります。

金額の大きさや、ラッキーだった仕事を答えた人は1人もいなかった。

全員が「一番苦労した仕事」を言い出しました。「当時はもう逃げ出したかった、酷かった、本当に大変な思いをした」と延々と語ります。すごく楽しそうに(^^


「愛社精神」についてはタイプがある

両親が「自営業」の家庭で育ったか、「サラリーマン」の家庭で育ったか。

自営業で育った方は何となく経営の苦労を肌で感じていて、愛社精神の意味をポジティブに理解しているようです。

サラリーマン家庭なら、両親の教育方針や親がリストラされたとかにもよりますが、

両親とも公務員あるいは母は専業主婦の家庭なら、はっきりと違いがあって、

いい悪いということではなく、国に奉仕する精神をお持ちでしょうけれども、自ら規定以上のことをあれこれ考えたり、ムダになってもやる気持ちはない。

自営業で、家業の倒産・廃業を見てきた人だと、外に就職していても「我社」という言葉を自然に使ったり「社の誇り」を口にします。

そんな社員さんが社長さんの会社にも居ませんか?

コミュニケーションでその人のストーリーを聞きだせたら、今まで気づかなかった働きが見えてくるかも知れませんね。


最後まで読んでいただき有難うございました。今回は異論もあるかと思いますが、「愛社精神」は言葉を変えても、人が働く限り消滅しないと申し上げたかったです。

次回は、「頭が痛い」社長さん・「胃が痛い」社員さん、を書きます。

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